無用の用

■【SEOマーケティングの未来を読む～クレアネット通信vol.14】
2009.2.18

　「無用の用」

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■　1　近況の報告　　ヤフーのトラフィック
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最近お笑いの「ナイツ」の影響で「やほー」と検索されるヤフーですが、
2008年8月のページビュー数が、461億900万PVで過去最高を更新したそうです。

ページビューは1ページを見たらカウントされるので、
クリックしてヤフーのページをめくっていけばどんどん増えます。

1996年4月1日：Yahoo! JAPANサービス開始
1996年9月10日：100万ページビュー達成
1998年6月2日：1000万ページビュー達成
2000年7月6日：1億ページビュー達成
2004年10月20日：10億ページビュー達成
2008年12月では、
411億1100万ページビューで
1日平均が13億2600万ページビュー数だそうです。

これくらいのサイトになれば広告費用も取れますね・・。

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■　2　メディア掲載情報　
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■bplatz press(ビープラッツプレス）掲載されました　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
毎月6万700部発行、大阪市内の各主要施設、地下鉄の駅等で配布中の
「bplatz press(ビープラッツプレス）」に掲載されました。

■ラジオ関西「谷敦のジャスト・フォア・ユー」　にゲスト出演　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ラジオ関西「谷敦のジャスト・フォア・ユー」
～関西経済を熱くする、魂のメッセージ～番組にゲスト出演しました。

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■　3　無用の用
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■無用の用

中国の言葉に「無用の用」という言葉があります。

「あなたの話は実際の役には立たないですよ。」と惠子に荘子が言われて

「無用とわかってこそ有用について語ることができるんだよ。
人間が立っている大地は大きいが、役立てているのは足で踏むその大きさだけです。
だからといって、立っている地面以外を全部を黄泉に届くまで掘り下げたら、
それでも土地を役に立つ有用な土地だとするでしょうか」

惠子は「それじゃ役にたたないでしょう。」と答えた。すると荘子は

「結局役に立たない無用にみえるものが、実は役に立つ働きを
持っているということがわかったでしょう。」　と言った。

【原文】
惠子謂荘子曰、子言無用、荘子曰、知無用、而始可與言用矣、
夫地非不廣且大也、人之所用容足耳、然則廁足而□（執+土）之、
致黄泉、人尚有用乎、惠子曰、無用、荘子曰、然則無用之為用也、亦明矣、

■無用の用とwebマーケティング

さてこの無用の用を、広告と言う分野に話を引き戻してみると

「かけた分だけの広告費用は元を取れるんだろうね」
と広告屋に言われる場合も多いのではないでしょうか。

考え方を変えて書いていきますが、実際マーケティングなんかは失敗することを
前提で可能性の高さで成功率を上げていきます。

ネットを主戦場とするwebマーケティングの中でも、メルマガ広告、バナー広告、
アフィリエイト広告、リスティング広告、と数多くある手法の選択は、
リスト×クリエイティブ×オファーからあらゆる可能性を考慮して
結果が出ますので、成功率の高さは複雑な要素によって決定されます。

お客さんでアフィリエイト広告の手法を取り入れてされている方がいますが、
この方もアフィリエイトを取り入れつつリスティングも併用されていますね。

アフィリエイトもバリューコマースがいいのか、オーソドックスなA8でいくのかなど
初期費用の絡みもあってどの広告がいいかは一概には言えないですね。

リスティングもアドワーズとオーバーチュアの2社があって、
通常は2社ともに行っている場合も多いですが、
グーグルやビジネスで用いる場合が多い統計からはどちらがいいか、
とはこれも一概に言えないですね。

どちらにしろ、多くの失敗なくしては最も反応率の高いものを見つけることができません。
まさに無用の用をなしている、といえるわけです。

A8だろうがアドワーズだろうがオーバーチュアだろうがアドウェイズだろうが、
一切の広告については無用の用をなしているわけです。

またリスティングについては媒体別で考慮するよりも、
キーワード選定と広告文(タイトル・説明文)の考慮によって
不要なクリックを排除したり、見込み客を集客することが必要なので
どの部分をもって無用の用をなしているのかはケースバイケースによって変わるわけです。

マーケティング＝セリングをなくすこと

という発想からすればマーケティング活動は100％の成功が最終のゴール地点ですが、
DMとメールを絡める場合や、そのメールもオートステップメールにするなどの配慮など
絶え間ないマーケティング活動は続くわけです。

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　クライアントサイト完成のお知らせ

　▼ エムワン引越サービス様
　
　　　【コメント】
　　　引越無料見積りに関しては、詳細見積りのため見せ方と内容を
　　　吟味・検討のうえで、ラジオボタンやプルボタンを用いてユーザー
　　　が使いやすいようなフォームを設定いたしました。

　▼ フォームの記載項目の充実

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■専門家＝プロ

フランス印象派の巨匠クロード・モネは生前、油彩を2,000点描いたといわれています。
睡蓮や日の出など日本でも印象派の有名な画家の一人モネですが、
天才モネももちろん絵画の専門家ですが1日1枚で2000点となると6年くらいですね。

専門家とはある一定の分野についてあらゆる失敗のを重ね、
反省を繰り返した人のことだと言います。

失敗の数が通常の素人よりも数十倍、数百倍多いからこそ
次に活かすことができるということも多いですよね。

それを人から聞いて教えて経験にかぶせるのではなく、
自分で失敗して辛酸をなめて体験して、
高い授業料を払ってこそ経験値が高まり専門家になれるのだと思います。

webマーケティングという小さな分野の中でもアフィリエイト広告、
リスティング広告、SEOなど各種さまざまありますが
そういった中で、SEO対策はローコストでの販促手段としては、
現在でもまだまだターゲットとする標的市場を絞りこめばいけます。

たとえば、システム開発については幅広く業務を行えるとしても
「大阪」という地域だけに絞ってみる。
クライアントのNOBシステムズ様でも、システム開発には仕様決定など
膝つき合わせての打ち合わせが必要なので
検索キーワードに「システム開発　大阪」と大阪の地域に特化することで
集客及び反響に活かしています。

その成功があれば次に水平展開も可能になってくるんですね。

知り合いの証券関連会社社長さんが話しておりました。

この景気の影響でどのお客さんも株価下落の所有株の目減りが激しいですが、
「8000万くらいなんて忘れて次にどうしようか～」
と笑顔で話するくらいの方でないと、大きくならないんやろうね、と。

この方にとって8000万くらいの損失は正に無用の用なんでしょう。
こんな感じに無用の用を考えていくと、全く無駄と言うことはないですね。

失敗を喜ぶくらいのほうが後々いいのかもしれないですね。

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