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企業の生み出す色々な「新業態」の話

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『SEOマーケティングの未来を読む vol.130』
「企業の生み出す色々な「新業態」の話」

【1】 南森町・西天満ランチブログが130回

このあたりの南森町・西天満界隈はご飯やさんが多くていろんなランチをまとめています。
 
コンセプトはうまいランチを掲載していく、というのもですがこれだけではなく、「ばっちり仕事ができるぜ」飯的なものにしていきたいなと。

いい飯=いい仕事。「ばっちり仕事ができるぜ」飯的なものにしていこうと思って運営しております。
 
昼間からゆっくりワインを黄昏ちゃいます、みたいなランチは掲載しておりませんのであしからず。です。

南森町・西天満・天神橋筋商店街の美味しいランチをまとめまくっていきます。

■ 南森町・西天満ランチブログが130回突破

美味しそうに写真を撮る、「美味しいという言葉」を使わずに 美味しさを表現するのもまた勉強です。

個人的には

「喫茶店キーフェルさんのパンケーキだけでランチを済ます」
 
が「ふふふ」です。コンセプトから 130回位続くと少しは外れるものです。

 

【2】 WEBマーケティング4コマ漫画

■ 第166話
既読スルー
LINEの返事って面倒くさい… いえ、逆にチャンスなんです!今回はそんなお話。

■ 第167話
ネット会社あるある
「データが消えた!」もしものアクシデントに備えて、身に着けておきたい癖とは?

【3】企業の生み出す色々な「新業態」の話

「あの企業、そんな商売まで始めたの?」

とちょっと驚かされるような、ビジネスモデルの転換、言わば従来とは異なる「新業態の開発」に挑む企業が、コンビニエンスストアや総合スーパーなどを中心に増えています。

ちょい飲みできる飲食スペースを設けたりカラオケボックスを併設したりするコンビニなどがその好例です。

多様化する消費者ニーズに応えるために新しいビジネスモデルを生み出した経営者の目の付け所には、調べていて感心させられることが多々あります。

今回のメルマガではそうした新業態の開発に挑んでいる企業を調べて感想を述べてみたいと思います。

「ちょい飲みできるコンビニ」を目指したミニストップの「cisca(シスカ)」

コンビニエンスストア大手のミニストップは、新業態店「cisca(シスカ)」をオープンさせました。

イートインコーナーを広く取り、店内で購入した食品や飲料の持ち込みや、ビールなどの注文ができるようになっています。

昼はカフェのように、夕方以降はちょい飲み居酒屋のように店内で購入したつまみで軽く飲む、といった使われ方を想定しています。

カフェ用には野菜や果物のスムージー、発芽玄米のおにぎり、カロリー控えめドーナツなどのヘルシーな食事を提供し、夜のちょい飲み用にはビールやワインにあうアヒージョなどのおつまみを販売しています。

他のコンビニとは趣が違っており、店内の商品の半分くらいは輸入雑貨店や高級スーパーで見かけるようなこだわりの品揃えで、仕事帰りに一杯行きたいが懐が寂しいし時間も無い……
そんな時に居酒屋やバーの代わりにするのにちょうどいいかもしれません。

2014年9月に開業した1号店は日販がスタート時の約1.7倍に、15年2月オープンの2号店は約1.5倍に伸びたそうですから、需要はあるようです。

こうした店が今後は増えていくかもしれません。

インバウンド需要を狙う「ローソンメトロス秋葉原店」

秋葉原には、家電やパソコン関連商品、そしてアニメやサブカル系グッズなどを目当てに、日本人だけでなく、大勢の外国人観光客も押し寄せています。

その日比谷線の秋葉原駅構内に「ローソンメトロス」1号店がオープンしました。

これは東京メトロの駅売店をコンビニエンスストアに転換したもので、訪日外国人需要、すなわちインバウンド需要に対応するため、外国人観光客に人気の品を揃え、外国語(英語・中国語)による商品説明を準備したり、クレジットカード決済が定着している海外の人々のためにクレジットカードを利用できるようにしたりしています。

東京メトロ駅構内での展開を積極的に進め、これから約50店を目標に転換を進めるそうです。

2020年の東京オリンピックでは数多くの外国人が訪れるわけですから、こうしたコンビニエンスストアを増やそうとするのは当然かもしれません。

中国人とシニア層を狙ったユニー

インバウンド需要に対応するための別の例では、流通大手のユニーがリニューアルオープンさせた横浜市中区のスーパー「ピアゴイセザキ」では、中国人客が多いことから食品売り場を3割拡大し中華料理専用の食材コーナーを新設したそうです。

屋外テラス席でバーベキューができるイトーヨーカ堂

埼玉初出店となる店舗を含む80の専門店のアリオモールと、イトーヨーカドーからなるショッピングセンター「アリオ上尾店」では、フードコートの屋外テラス席で、店内で購入した肉や野菜を
使ってバーベキューできるサービスを導入しています。

集客力もアップし、開始から4カ月間で利用者は1万人にも上り、評判も上々だそうです。

家族でバーベキューはしたいけど郊外まで出かけるのは億劫だし……という層に受けたのかもしれませんね。

スマートフォン以外のお買い物もできる「au WALLET Market」

auショップに顧客が来店した際に待つことになる比率は、平日が28%、休日が60%で、平均待ち時間は平日が6分、休日が15分だそうです。

こうした待ち時間にお買い物できるようにと、KDDIは全国のauショップを活用し、「au WALLET Market」を開始しました。

この新しいサービスは、auショップスタッフがタブレットを用いて店を訪れた顧客のライフスタイルや嗜好に合わせauが厳選したこだわりの食品や生活用品などを紹介し、購入の手伝いをするサービスです。

au IDの情報を用いるため契約住所に送付する場合は住所の入力も不要で、auかんたん決済を利用する場合は決済情報の入力も不要だそうです。

このように、ネットショッピングを経験したことの無い顧客でも安心して利用できるようになっているのが特徴だそうです。

すきま時間によくアクセスしてもらえるよう、商品は日替わりで更新されているのだとか。

まずは直営店のau SHINJUKU、au OSAKA、au NAGOYA、au FUKUOKAでスタートし、9月1日に108店舗へ拡充され12月には全国へ本格展開されるそうです。

リサイクルショップ「ハードオフ」の始めたお酒を買取りする「リカーオフ」

リサイクルショップ「ハードオフ」や古着店「モードオフ」などを全国に展開するハードオフコーポレーションは、客が持ち込んだお酒を買い取り、店頭で売る酒買い取り販売店「リカーオフ」
を武蔵小山にオープンしました。

お土産や贈答品としてもらってそのままになっているウイスキーや缶ビールセットなどが、この店舗にはいくつも集まってくるそうです。

お酒の買い取りの査定には豊富な酒の知識が必要になるため、ソムリエとワインアドバイザーの資格を持つスタッフが行うそうです。

200万円の高級ワイン「ロマネコンティ」から100円の缶ビールまで、品ぞろえは豊富で常時約4000点をそろっているとのこと。

長期化するデフレで少しでも安く買おうとする消費者が増えた、断捨離ブーム、エコ意識の高まりなどを背景に、中古品がリサイクル業者へ持ち込まれることが増えています。

「リサイクル品として手頃な値段で販売することで、普段飲まないし飲めないようなお酒を味わってもらえるようになってほしい」というのがリカーオフの経営理念で、今後、全国で100店舗の展開を目指しているそうです。

婚活会社が始めた「相席カフェ」

ちょっとした合間に婚活できる「相席caf?」なるものまであります。

1年ほど前、出会いの場を提供する「相席居酒屋」なるものが噂になったことがありました。

そして今度は婚活パーティーを開催している「ロハス銀座」が相席居酒屋をカフェスタイルにした「相席caf?」をオープンさせました。

運営元の「ロハス銀座」は、銀座や渋谷を中心に中高年向けの婚活パーティーを提供していましたが、店舗は夕方以降に使われることが多く、それまでのすき間時間を有効活用するために「相席caf?」を始めたそうです。

そのシステムは、

・女性は500円を払いドリンク飲み放題とケーキのセットを注文。時間は無制限

・男性は1時間2500円、1時間延長ごとに1000円増

・女性は男性が入店したら相席する

・30分で席移動

・誰も来なかった時の暇つぶしに映画やマンガなど無料で楽しめるタブレット完備

・安全性確保のため身分証の確認と電話番号の登録が必須

・相手が嫌がれば連絡先の交換はできない

婚活パーティーと比べるとちょっと軽い印象ですよね。

気合を入れて真面目に婚活パーティーに臨む人とは違う、軽い気持ちで暇つぶしも兼ねて利用する人には向いているのかもしれません。

しかし「相席caf?」をやっていることで、真面目な婚活パーティーを利用したい人にネガティブなイメージを持たれるのではないのかとも思います。

讃岐うどんの丸亀製麺がカフェ経営に乗り出す?「クローバー珈琲焙煎所」

「丸亀製麺」という有名なうどん店を展開する飲食店経営会社「トリドール」。

そのトリドールが郊外型カフェ事業に本格参入することを明らかにしました。

現在「トリドール」は香川県内で「クローバー珈琲焙煎所」を実験的に運営しています。

店内で生豆から焙煎する香りへのこだわりをアピールし、ブレンドコーヒーを1杯当たり450円(うどんより高額!)で提供しています。

この「クローバー珈琲焙煎所」を全国でチェーン展開し、丸亀製麺に次ぐ事業柱に育成することを目指すそうです。

平成29年度までに40店を新規出店し、平成30年度以降は年100店規模の大量出店を行う方針だそうです。

参入相次ぐ「郊外型カフェ」

こうした、ゆったりとくつろぐことができ、地域住民の集合場所になる「郊外型カフェ」市場には新規参入が相次いでいるそうです。

その理由は、

・コメダ珈琲などの成長で注目を集めている分野である
・喫茶店市場は上位企業のシェア合計が1割もなく拡大の余地が大きい

などがあげられるそうです。

「トリドール」以外にも、すかいらーくグループが郊外型カフェ「むさしの森珈琲」をオープンさせています。

一つ当たればどっと新規参入が増え、競争が激しくなるのはどの分野も同じですから、これから郊外型カフェがどうなっていくのか、興味がわきますね。

売るのでは車でなくブランド!?高級車レクサスのカフェ「INTERSECT BY LEXUS」

「クルマを売るのではなく、ブランドを売る」

「レクサスに関心のない20~40歳代の層も気軽に利用できる場をつくる」

というコンセプトのもと、高級車のレクサスのカフェ「INTERSECT BY LEXUS」がオープンしました。

コーヒースタンドとビストロが設けられた、ゆったりとした空間でゆったりと過ごす、という、高級車レクサスの名に恥じない贅沢なカフェのようです。

ブランドさえあればなんでもかんでもカフェにできてしまうのだなあ、と感じてしまいます。それが今の風潮なのかもしれませんが。

まとめ

売上やコスト構造を変えるため、そして多様化する消費者ニーズに応えるため、「新業態」のビジネスモデルを作り出そうとする最近の企業の動き。

それは単に新商品を出すとか、デザインを新しくするとか、新しい店を出すとか、それだけの意味ではなく、今までに無い方向性をマーケティングとして打ち出そうとしているという印象を受けました。

どんなビジネスでもそうですが、顧客の要求というものは常に変化していきます。

現在はそれなりにうまくいっていたとしても、常にそうした顧客の声に敏感になり対応し変化していかなければ、いつかは顧客も離れてしまうかもしれません。

企業は、常に新業態の開発に挑み、大きく変化しなければならない時が普通に来ます。

それは遅かれ早かれ。だから動くわけです。
怖いし逃げるように動きます。日々逃げます。変化して遠いところに逃げます。

(記載 谷 美輝)

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