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活発化する格安スマートフォンの実態と影響を考えてみる

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SEOマーケティングの未来を読む~クレアネット通信vol.99
「活発化する格安スマートフォンの実態と影響を考えてみる」2014.06.13

【1】ブラジル戦の笛を吹いた副審の相樂さん

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クレアネットの谷です。
ワールドカップがとうとう始まりました。
日本人の西村さんが初戦のブラジル戦の笛を吹きましたが、 これもすごく名誉なことですし、審判の中でも選ばれないと このような開催国の初戦の試合を吹くことはできません。 前の大会でブラジル対オランダ戦の笛を吹いて、 ブラジルのフェリペメロが反則した瞬間に真っ先に レッドカードを出して
「おお!一発レッドかい!」
と言ってしまったのを覚えています。あの西村さんが 今回は初戦のブラジルの審判。年間最優秀レフェリーも 受けた西村審判と、副審は相楽さん。

■ 副審の相樂さん、実は中小企業診断士の資格も
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65795162.html
金融機関に勤め、中小企業診断士の資格も取得した相楽さん、 副審の仕事はオフサイドのギリギリを常にみないといけないので かなりハードですし、ラインを見誤ると非難の的になります。
草サッカーでも副審を持ち回りでしますが、オフサイドなのか 微妙な判定の場合に点が入ったりすると、結構試合が荒れます。 主審の試合コントロールはなかなか心理戦でもあって、 最初の5分くらいにこの試合の「反則のライン」などが見えてきたりしますが、 5分~10分くらいで 「この審判は手を使うファールはよくとるな」など感覚値が 見えてくるわけです。
適当はあうんの呼吸で流れる分、ジャッジ基準が読めると試合もさらに 読み解けます。このへんが実に面白かったりなんです。 そういう経験もあって、西村審判、相楽さんなど、審判で 日本の方が活躍するのも本当に嬉しいものです。

【2】WEBマーケティング4コマ漫画

■ 第102話 Appleの新プログラミング言語

■ 第101話 営業と名刺

「こんなネタも書いてほしい!」などあればお気軽に
スタッフまでお声かけください。

【3】「ショールーミングに対抗するリアル店舗の手法」

スマートフォンに毎月、どれくらいの料金 を支払っていますか?
先日、イオンから端末代と通信費合わせて 月額2980円という、びっくりするくらい 低価格の格安スマートフォンが発売され、すぐ完売しました。
それに続き、ビックカメラからも2830円という 格安スマートフォンが販売されました。 インターネット接続のビッグローブからも、 来月から格安スマートフォンが発売予定だそうです。 このように、大手携帯電話会社以外の小売店が、 従来の半額以下という格安スマートフォンを 提供することが増えています。
どうしてこれだけ安くできるのか、なぜ格安 スマートフォンの販売が活発になったのか。 今回は格安スマートフォンについてまとめ、 感想を述べてみたいと思います。

世界7都市でもっとも通信費の高い日本

通話やメールだけでなく、インターネットも簡単に閲覧 できるスマートフォンは、現在2人に1人が使っていると言われています。 しかし、ネックはやはりその料金の高さ。
携帯電話の料金と比べると、スマートフォンの それは2割程度高く、平均は月額8000円~1万円 前後になるそうです。 総務省が2013年6月に発表した調査結果では、 東京に住む最低限しかスマートフォンを使わない人でも、 月額7564円支払っているそうです。 これは世界7都市で最も高い数字だそうです。 日本ではいかにスマートフォンの料金が 高いのかわかりますね。 このため、スマートフォンの購入になかなか 踏み切れない層が存在しています。

人気のイオンの格安スマートフォン

2014年4月4日、スーパー大手イオンが、SIMカードと GoogleのOSを採用したNexus4を「イオンのスマート フォン」としてセットで販売し「端末代と通信料金 がセットで月額2980円」という、料金を大手携帯電 話会社の半額程度に抑えた格安スマートフォンの 提供を開始しました。
2980円には、データ通信の使い放題の料金と、 24回払いの端末代金の月々の分割払い分930円が含まれており、 端末代金を払い終える三年目からは、2980円から さらに下がるそうです。 しかも解約する際も、大手携帯電話会社のような 解約金もかからず、端末の未払い分の返済だけで済むそうです。
全国の約170店舗のイオンで販売し、4千台分の 予約の受け付けを始めたところ、わずか数日で3割 の店舗で予約分が完売したそうです。 これだけ安くて解約金もかからないなら、 それも納得ですよね。 この格安スマートフォンは、 「利用料が高い、解約料を取られる、長期契約者に メリットがないという3つの不満が、現在の スマートフォンユーザーにはある」 「これらの不満を解消し、ユーザーに新たな 選択肢を用意する必要があると考えた」 というイオンの考えから生まれたそうです。
Nexus4とSIMカードのセットは、8000台が完売 しましたが、SIMカードのみの販売は継続されていて、 近日中に違う格安スマートフォンが販売される見込みだそうです。

シニアをターゲットで人気のイオンの格安スマートフォン

価格はともかく、イオンの格安スマートフォン のスペックはどうでしょうか。 通話とインターネットで言うと、通話は30秒20円。
ネット接続の通信速度は最大毎秒200キロビット。 200キロビットというとかなり低速ですよね。 そのため、動画の閲覧にはまったく向いていませんが、 Wi-Fiを利用すれば、高速通信で動画も閲覧できるそうです。 主な用途として、メール、WEB、SNSの利用を 想定しているようです。
こうした、機能を制限した格安スマートフォンを 購入したユーザーの大半は、シルバー世代だったそうです。 イオンはもともと、スマートフォン購入に踏み切れない、 おじいちゃんおばあちゃんといった世代を中心に ターゲットにしていたそうです。 そのため、スマートフォンを初めて購入して もらうために、余計な機能を捨て身近さを狙ったのだとか。
このアイディアはあたり、ニュースで取り上げられていた、 購入したおじいちゃんおばあちゃんの声には実際に、
「ずっとスマートフォンが欲しかったが、月額の負担が重いと思っていた」
「安い商品が出て買う気になった」
「使いたいのは通話とメールにネットだけ」
「他の機能は、勉強しても分からないからいらない」
「スピードが遅くても不便はないです」
の声が並んでいました。
サービスが悪ければ、シニア層は離れていく でしょうから、アフターサービスにも力をいれていくようです。

成功の要因は、価格だけでなく「スーパーイオン」のブランド力

イオンではスマートフォンの機能を制限しても、 3000円程度なら必ずスマートフォン購入に 踏み切れない層や、余計な機能を必要としない シニア層に需要があるとみていました。
イオンによると、 「格安航空会社(LCC)の携帯電話版で、消費者の ニーズに応じた選択肢を増やすのが目的」) 「スマートフォン入門機として最適です」 なのだとか。 4月1日からは消費税率も上がったので、 できるだけスマートフォンの出費を抑えたいという 消費者の心理ともマッチしていたかもしれません。
昨年8月に5万円程度で発売されていたNexus4を、 2980円でセット販売するというインパクトも あったのかもしれません。 しかし、イオンに限って言うと「イオンの スマートフォン」の大きな勝因は、「シニア層が 普段利用していて馴染みのある大手スーパーが 売り出した」というところにあるのではないでしょうか。 知名度もない、馴染みのない店が格安スマートフォン を提供していたとしても、シニア層は見向きも しなかったのではないでしょうか。

ビックカメラの格安スマートフォン

イオンの格安スマートフォン月額2980円に続き、 家電量販大手のビックカメラも、端末代と 通信料が月額2830円の格安スマートフォンの販売を開始しました。
格安SIM「BIC SIM」とスマートフォンのセットで、 端末の価格総額は2万2320円。 こちらも930円×24回の端末の割賦代金を払い 終えれば、月1900円で利用できるそうです。 その代わり、格安スマートフォンの特徴かも しれませんが、最大通信速度は毎秒14.4メガビット。 これは、大手携帯電話会社の販売するものと比べると、 大幅に遅くなっています。

格安スマートフォンはなぜ安い?

格安スマートフォンは、なぜここまで価格を抑える ことができるのでしょうか。
その理由には、スマートフォン端末そのものの 価格が下がっていることと、大手携帯電話会社から 回線を借りて独自にサービスを提供するMVNOという 通信形態により参入のハードルが低くなってきたことがあげられます。

MNOと、MVNO

MVNOという通信形態とはなんでしょうか。 ユーザーにとっては携帯キャリアショップで買った スマートフォンも、格安スマートフォンも、同じに見えます。
しかし、通信形態にMNOとMVNOという違いがあります。 この二つを説明してみます。
「MNO(Mobile Network Operator)」とは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯大手3キャリアのように、総務省から無線周波数を割り当てられ自前の無線設備を全て自前で提供する事業者の事を言います。 「MVNO(Mobile Virtual Network Operator)」とは、 MNOの通信設備を利用する、あるいはMNOの通信設備 との接続用の通信設備を保有する事業者の事を言います。
MVNOは、回線網を自前で持たない分、コストなどの 維持費が安く、安価で通信サービスが提供すること ができるのです。 わかりやすく例えると、MNOは無線周波数帯域を売る メーカーで、MVNOはそれを卸してもらってユーザー に安く小分けする卸売り業者なのだそうです。

まとめ

知名度の高い、イオンのようなスーパーや ビックカメラのような家電量販店が提供を始めたことで、 格安スマートフォンが取り上げられることが増えてきました。
また、先ほど述べたMNOとMVNOですが、スマートフォンの 価格競争を促すため、格安通信会社が大手携帯電話会社 から借りる回線網の利用料を、半額程度に 引き下げることに総務省が決めたそうです。
よって、格安スマートフォンの認知度はこれから さらに高くなり、通信費はさらに安くなるとみられています。 ネックとなる格安スマートフォンの通信速度の遅さですが、 メールやWEB閲覧、Twitter、そしてほとんどの若者が メインで使っていると言ってもいいLINEには、 実はそれほど通信速度を必要としません。
また、高速通信が必要な動画や音楽の視聴をするときは、 自宅やフリーのWi-Fiを利用する、といった使い分けをすれば、 今までと同じようにスマートフォンを活用しながら、 低価格の恩恵に与ることもできます。 こういった知識やテクニックが一般的になれば 「勉強しても分からないシニア層」だけでなく 「勉強してコストパフォーマンスを上げたい層」にも、 格安スマートフォンは受け入れられるようになるかもしれません。 このような、ユーザーの選択肢が増えたり、異業種が 格安スマートフォンへ参入することは、大手携帯電話会社 も価格を下げさせる圧力となり、新しいサービス を生み出すことにも繋がるでしょう。
実際に、ドコモは音声通話の定額制を発表し、 auも値下げの方針を示しています。 これからさらにスマートフォンは普及し、 新しいサービスが増え、それに伴ってITビジネスの チャンスも次々と生まれるでしょう。 格安スマートフォンの登場が、市場にどのような 影響を与え、変化させていくか、これからも注目していきたいと思います。
こういった変化が生まれると、もっと低コストで 小さい子が学ぶ環境がよくなるんですよね。
https://mobile.twitter.com/Isseki3/status/332416467784052736

記載:クレアネット谷

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(次回につづく)

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