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メッセンジャーアプリついて調べたこと感じたこと

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SEOマーケティングの未来を読む~クレアネット通信vol.89

「メッセンジャーアプリついて調べたこと感じたこと」 2014.03.22

 【1】検索画面デザインが変更

iphone

最近グーグルの検索画面デザインが変更されました。 デザイン変更はずいぶんされてなかっただけに、 結構変わったな~というイメージがあります。
【1】広告のリンクに「広告」と表示
【2】タイトルの文字列から下線が削除
【3】タイトルの文字サイズが大きく

「広告」と書かれたアイコンがそれぞれのアドレスの隣に表示され、 広告であることがわかりやすくなりました。 また下線がついていたのが外されて、スマホ仕様と同じ仕様に変更 されたことと、タイトルが大きくなりよりみやすくなりました。 いろんな変化はきっと社内でもメリットデメリットを協議されたとは 思いますが、より使い勝手をよくしたいと考えて変更していくという 方向性は間違いないので、「広告」と表示するのもありなんでしょう。
広告をクリックさせることで収益になるので、本来ならクリックさせや すいようにするのも考えるのでしょうが、そこはあえて「広告」と わかりやすく表示する、やっぱりすごいですね。

【2】WEBマーケティング4コマ漫画

■ 第91話 LINEクリエイターズマーケット

■ 第90話 ヤフー トップインパクト広告

「こんなネタも書いてほしい!」などあればお気軽に スタッフまでお声かけください。

【3】メッセンジャーアプリついて調べたこと感じたこと

■メッセンジャーアプリついて調べたこと感じたこと
従来のメールや電話を使ったコミュニケーションは、メッセンジャー アプリに取って代わられつつあり、電話会社のサービスから ユーザーを奪い続けています。 キャリアや機種の違うスマートフォンでも共通で使えるため、 スマートフォンを買ってすぐに入れるアプリがメッセンジャー アプリという人も多いでしょう。 日本でメッセンジャーアプリと言うと「LINE」が主流となって いますが、メッセンジャーアプリの市場は世界規模であり、LINE以上 のユーザー数のものもあり、激しい競争が行われています。 日本でもLINEの後釜を狙う企業や買収などが行われ 活発な動きを見せています。
今回はLINEをはじめとする世界のメッセンジャーアプリの簡単 なおさらいや、メッセンジャーアプリをとりまく現状、新しく 生まれるサービスなどについて感じたことを話していきたいと思います。

■「LINE」
ご存じLINE。
日本国内で第1位のシェアを獲得している メッセンジャーアプリです。 ユーザー数は現在3億7000万を突破し、 売上は前年同期比で450%と急成長しています。 約85%が海外、約15%が日本だそうです。 LINE関連で収益が最も上がっているのはLINEゲームスで、 収益構造はゲーム6割、その他が4割だとか。 やはり今はスマートフォンゲームが強いです。 海外版Xperiaに標準搭載されインド・タイなどで ユーザー数を伸ばしています。 スペインでも人気俳優を使ったコマーシャルを展開し、1,800万ユーザーを獲得。 これにより欧米圏で唯一、ユーザーを伸ばすことに 成功しています。
他のメッセンジャーアプリとの大きな違いはスタンプ機能。 表現豊かなコミュニケーションが出来るスタンプ機能 を評価しているLINEユーザーは多いと思います。 ご当地キャラなどに見られる日本人のキャラクタ ー好きにマッチしているのかもしれません。 スタンプのクオリティチェックが他と比べ厳しい と言われ、デザイナー重視だそうです。 企業価値は最大149億ドル(約1兆5300億円) とも言われています。 しかしながら国際的な評価はさほど高くなく、 普及しているのは日本、東南アジア、中東、 スペイン語圏と、英語圏ではイマイチのようです。

■「WhatsApp」
世界で最も人気のあるメッセンジャーアプリ。 2009年に元Yahoo!の社員がスマートフォン向けに提供を開始。
運営会社はアメリカのWatsApp Inc.。 ちなみに、端末の電話帳を自動的にアプリに 追加する機能を最初に始めたのはここだそうです。 日本ではあまり馴染みがありませんが、多くの国でぶっちぎりの人気。 月間アクティブユーザー(月に一度でもアプリを開くユーザー) は4億5000万人に達し、1日に送信されるメッセージは160億件、 受信320億件、処理される画像は5億件。 1日に100万人ユーザーが増え、全世界のSMSの量に匹敵する メッセージを扱っているという、驚異的なアプリです。 (登録ユーザー数は非公開) とってもシンプルなつくりで、シニア世代でも 使いやすく出来ています。 LINEの月間アクティブユーザーは2億人以下と 推測されておりLINEの海外展開を阻むアプリと言われています。

■「WeChat(微信)」
中国で最も利用されている「WeChat(微信)」。
登録ユーザー数は6億人を突破(中国は人口が多いので こういう時は得ですね)。 中国以外の利用者獲得のため、イメージキャラクターに FCバルセロナのサッカー選手メッシを起用。 200億ドルをかけて海外15カ国にプロモーションを展開し、 海外ユーザー獲得を進めています。 市場価値「1000億ドル」と言われる、Facebookと肩を並べる 規模である中国の巨大企業tencentによって運営されています。

■「KakaoTalk」
韓国のスマートフォンユーザーの97%(約3500万人)! が利用している、韓国の国民的アプリ。
日本のスマートフォンユーザーはほとんどみんな使って いるんじゃないかと思えるLINEの使用率ですら2013年12月 の調査で82.6%ですから、凄まじい普及率ですね。 韓国で開始され13言語世界230カ国でサービスを提供され ユーザーは累計1億人を突破。 お国柄なのか、韓国は自国産のサービスを利用する傾向 があるようです。
ちなみに韓国では検索サイトは韓国最大手の「NAVER」が 7割以上のシェアを占める一方、世界で圧倒的なシェアを 誇りアジア全体でも75%のシェアである「Google」 でさえ5%以下だそうです。

■「Viber」
世界193カ国で展開する海外で人気の無料通話アプリ。 ユーザーは約2億8,000万人で、月間利用者数は1億人を突破。 LINEやSkypeに次ぐ人気です。 本社はキプロスで拠点はイスラエル。開発はベラルーシだそう。 (ややこしいですね)
現在も1日当たり55万人以上のユーザーが登録されているとか。

■買収されるメッセンジャーアプリ
メッセンジャーアプリの買収のニュースが世間を騒がせています。 Facebookが「WhatsApp」を190億ドル(約1.9兆円)で買収したり、 楽天がViberを総額9億ドル(約916億円)で買収し、 子会社化する事を発表しています。 こういったメッセンジャーアプリの買収が相次いでいる状況 について、LINE株式会社 取締役COO 出澤剛氏の語った言葉 が印象に残りました。
「そもそも競争は激しかった。業界が大きく動く タイミングは、ピンチもあるが、隙が生まれたり、 チャンスでもある」 「市場に動きがあることは歓迎すべきこと。チャンスの 証明でもある。競争が激しい中でよりよいものを 作り続けることに尽きる」 こういうポジティブな思考が大事なんだと思います。

■Facebookによる「WhatsApp」の買収
メディアの報道によれば、WhatsAppの2013年の売上高は 約2000万ドルと、そう高くありません。 なのになぜ190億ドルもの大金を使うのかという質問に Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOはMobile World Congressでこう答えています。
「(LINEなどの)企業はまだ成長の初期段階にありながら、 1ユーザー当たり年間2~3ドルの利用料金で既に収益化を果たしている」 「WhatsAppには実際、190億ドル以上の価値がある。 単独でみても、非常に有望なサービスだ」 「WhatsAppは10億ユーザーへの道を歩んでいる。 それは驚くべき価値を持つことです」 ビジネスを拡大するためにメッセンジャーアプリがとても 重要な価値があることと、将来金のなる木になると認めていることがわかります。

■楽天による「Viber」の買収
楽天も、なぜ900億円もの金額を支払って、 Viber社を買収したのか気になりますね。 Viberの買収について、楽天の三木谷社長は 「楽天IDでViberを利用できるようにし、 ゲームなどのコンテンツを提供。その後はEコマースや金融などを扱う」 と答えています。 海外への事業進出と、楽天のプラットフォーム化 を狙ってのことなのでしょう。

■有名人のチャットをのぞき見できる新アプリ「7gogo」
あの堀江貴文氏とサイバーエージェントが「7gogo(ナナゴーゴー)」 と呼ばれる新しいアプリをリリースしています。 このアプリは、LINEのように友人同士のような限定 されたコミュニケーションサービスと違って、有名人 が様々なテーマで繰り広げる対談を閲覧したり、 コメントしたりできるアプリです。 有名人のLINEを覗けるアプリといった感じですね。 「LINE」がコミュニケーションだとすれば、「7gogo」 はメディアといった捉え方だそうです。 サイバーエージェントが運営する「Ameba」では数多くの 芸能人や有名人がブログをしていますが、彼らも参加する予定だそうです。
ニコニコ生放送やライブストリーミングサービスと違い、 時間を拘束されることなく、場所も時間も気にしないで すむのが利点と、堀江貴文氏は説明しています。 スケジュール調整の難しい対談などをLINEで こなしている堀江貴文氏らしい考え方ですね。 メッセンジャーアプリのこうした使い方を思いつき、 形にするのは、いかにも堀江貴文氏らしいなあ、という気がします。

■送った写真が3秒で消えるミクシィのメッセンジャーアプリ「muuk」
ミクシィからは、写真を送り合うメッセンジャーアプリ 「muuk(ムーク)」がリリースされました。
10~20代前半の女性をメインターゲットとした、テキストではなく写真を前提としたコミュニケーションをするためのメッセンジャーアプリです。 写真とメッセージは既読になると3秒後には消えるため、気軽に共有しやすく、その場の空気感を自分の表情で伝えられるそうです。 若い女性向けのアプリだなぁという感じですね。

まとめ

今回、メッセンジャーアプリのことを調べてみて、 その市場の大きさや、新しく生み出されているサービス の発想やアイディアに唸らされています。 携帯電話からスマートフォンになって、手のひらの上の 端末で出来ることが増えたことは、人々の生活を変える ことに繋がり、人々がスマートフォンを手にとる時間も増えています。
単にコミュニケーションの手段だった通話アプリが進化を遂げて、 私たちの生活にあっと驚くような予想もしなかったサービスが、 これからもどんどん提供されていくことでしょう。 新しいサービスが普及したり、激しい競争があれば、 そこからまた新しいサービスを生み出すことも、チャンスに繋げることもできます。 そういったことを見逃さず大事にしたいと思います。
そんなわけで書いた4コママンガ
「LINE クリエイターズマーケット」
4コマキャラクターでせっかくなので書いてつくってみようかと秘密裏に稼動中。。。
実現したら大々的に公開いたします!!
こうした新しい技術やスマートフォンを使いこなす人々の知恵があれば、 どんな大きな災害でも、被害を少なくすることができるのではないでしょうか。

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