ツイートだけで世界の果てまで浅田真央ちゃん

「ツイートだけで世界の果てまで浅田真央ちゃん」　2014.03.3

　【１】淀川寛平マラソン2014に参加してきました

淀川寛平マラソン2014に参加してきました、すごかったですよ。もちろん寛平ちゃんは10km走ってましたし、芸人さん、フルマラソン42km普通に走ってました。
「まわしで何で走ってるねん！」
とギャラリーに言われてた、相撲芸人の「めっちゃ細田」（全然細くない）さんなどほんとに美味しく走ってました。
あとガリガリガリクソン・・176cm / 108kg　も走ってました。と言うより3km地点で歩いてました。これもおいしい。
「おいしい」が芸人にとって最高のチャンス。
マラソンはプロなどみたく早いのもいいんですが、市民のエンジョイマラソンではこういった芸人さんなんかが一緒に走ってもらえると何かそれだけで楽しかったですね。水玉れっぷう隊のアキもいました。並走すること1km。やっぱり嬉しかったですね。

人もすごかったですし、かなり賑わって楽しいマラソンでした。
■　淀川寛平マラソン2014に参加記録
http://blog.clarenet.biz/archives/4097

【２】WEBマーケティング4コマ漫画

■　第88話 TrueView動画広告

■　第87話キー投影型Bluetoothキーボード

「こんなネタも書いてほしい！」などあればお気軽にスタッフまでお声かけください。

【３】ツイートだけで世界の果てまで浅田真央ちゃん

●　マラソンからスポーツの話になるのですが。
2014 年冬季オリンピックソチ五輪が24日に閉会式を迎えました。 17日間にわたる熱戦を繰り広げた選手の皆さんお疲れ様でした。

7競技98種目に88ヶ国から約2900人の選手が参加したそうです。日本選手団は113選手が参加し、結果は金メダル1、銀メダル4、銅メダル3と、合計8個のメダルを獲得しました。どの競技もとても面白かったのですが、男子金メダルの羽生結弦さんや、6位に入賞した浅田真央さんが活躍したフィギュアスケートに最も興奮させられました。特に、浅田真央さんのフリー決勝での演技には心を打たれました。夜遅くまで起きてリアルタイムで視聴していた方も多いと思います。

浅田真央さんは前日のシングルショートプログラムのトリプルアクセルで転倒し、コンビネーションジャンプにも失敗。これらのミスが重なり、まさかの16位という結果になってしまいます。
しかしフリー決勝では『ピアノ協奏曲2番』にあわせて、今まで誰も達成したことのないと言われる 3回転ジャンプを計8つ入れる「8トリプル」に挑み、全てのジャンプを決め、142.71点と自己ベスト更新を果たしました。 8トリプルの成功や得点よりも、戦意を失うことなく決勝に挑み、持てるものすべてを出し切ったことに心を打たれました。ショートプログラムの得点を合わせた合計点は198.22点。これは全体からみれば6位です。

しかし、順位に関係なく世界中の人々が浅田真央さんの滑りを賞賛しました。メダルこそ逃しましたが、世界中の人々の記憶に残り続けるのは浅田真央さんだと思います。よく口にされる、月並みな言葉かもしれませんが「記録より記憶に残る」というのは、まさに浅田真央さんがフリー決勝で見せたあの演技のためにあるような言葉だからです。女子フィギュアのエキシビションには、各種目の５位までの入賞選手と、開催国であるロシアの選手、そして推薦を受けた選手が出演することになっていました。その推薦枠には浅田真央さんが選ばれました。それだけ審査員を含む世界中の人々が浅田真央さんのフリーに心を打たれたからでしょう。

浅田真央さんへのTwitter

シングルショートプログラムではミスが相次ぎ、 16位と信じられない結果となってしまった浅田真央さんに対し、世界中からエールが送られました。

その手段に使われたのは、「#GoMao」「#MaoFight!」というハッシュタグを使ったTwitterでした。「#GoMao」は浅田真央さんを応援するハッシュタグとして以前から使われていたものですが、 #MaoFightというハッシュタグを作ったのは、日本人ではなくロシア出身でウズベキスタンの男子フィギュアスケート選手のミーシャ・ジーだそうです。
いかに浅田真央さんが海外からも支持されているかがわかりますね。彼らのエールは、とても心温まるものばかりでしたので、Twitterなどからそのまま転載します。

ミーシャ・ジー選手（ウズベキスタン　ソチ五輪男子シングルで17位）
「真央の点数はとても残念だがあきらめないで」
「フリープログラムを良くするために、さらに大きなサポートを！」
「みんな、真央ちゃんをもっと支えて、もっと前向きな雰囲気を！」
安藤美姫さん
「トリプルアクセルに挑む姿は本当に凄いと思います」
「優雅な彼女にしかできない雰囲気を魅せてくれました」
「まだ明日があります。悔いなく自信を持って滑って輝けますように！！！考え過ぎず小さい頃のように…」
内田裕也さん（ロック歌手）
「浅田真央メゲルナ！葛西選手は20年、竹内選手は10年、メダルまで頑張った」
「強い気持ちと大開き直りでフリーにチャレンジ！アッと言わせてやれ！！俺をキブンヨク寝かせてくれ。ROCK’N ROLL！」
乙武洋匡さん（作家）
「浅田真央選手の結果に落胆している人も多いと思うけれど僕は『だからこそ』フリーの演技をしっかり見ておきたいなと思った　彼女が、ここで、どんな演技を見せるのか」
エルビス・ストイコさん（長野五輪男子シングル銀メダリスト）
「真央は素晴らしいスケーターだよ。フリーでの復活を願っている」
ジェレミー・アボット選手（長野五輪男子シングル12位）
「胸が張り裂ける思いだ。真央はすばらしいチャンピオン。明日はもっと強くなっているだろう」
ジジョアニー・ロシェット選手（カナダ　バンクーバー五輪銅メダリスト）
「ミスは残念だったが、このプログラムは大好き」
バトル元選手
「Gambatte!!!」
ジェフリー・バトル元選手（カナダ　トリノ五輪男子フィギュア銅メダリスト。羽生結弦選手の振り付けも担当）
「オーマイゴッド。真央を本当に尊敬している。技術的だけでなく芸術的にも限界に挑んでいるよ」

浅田真央さんへのフリー祝福

浅田真央さんのフリー決勝で見せたあの感動の演技には、世界中の選手、元選手から祝福のコメントがよせられました。

ミーシャ・ジー選手
「Maoのフリースケートを見た時、私の目には涙が溢れていました」
「真の戦士は最後まで闘い、すべての勝利者として戻ってきました」

エウゲニ・プルシェンコ(五輪・世界選手権合わせて5個の金メダルを持っているフィギュア界の帝王)
「真央、君は素晴らしい。トリプルアクセルをありがとう。君は本物の戦士だ！」
織田信成選手
「真央ちゃん感動をありがとう!!!!」
安藤美姫選手
「まお選手最高!!!!!!　ありがとう!!!　やっと彼女らしく滑れたんじゃないかな!!!　かっこよすぎでしょ!!!」
ミシェル・クワン選手（長野オリンピック銀メダリスト）
「泣いてしまうわ……私たちはあなたの演技を一生忘れない」
ジェイソン・ブラウン選手（ソチオリンピック団体戦銅メダリスト）
「結弦と一緒に大騒ぎしているよ。僕らは真央が大好きだ！」
ジェフリー・バトル選手（トリノオリンピック銅メダリスト）
「涙が出た。ありがとう、真央。本当に見事だった」
ジョアニー・ロシェット選手（バンクーバーオリンピック銅メダリスト）
「なんてスケーティングなの！なんて素晴らしいファイターなの！」
キミー・マイズナー選手（フィギュアスケート元世界王者）
「今、喜びの涙と共に、とても幸せな気分よ。真央、素晴らしかったわ!!!」
デニス・テン選手（ソチオリンピック銅メダリスト）
「素晴らしい。なんてカムバックの仕方なんだ、真央！」

海外メディアの報道

海外メディアの報道も、賛辞や祝福であふれていました。
元フィギュアスケート選手のジョニー・ウィアーと長野オリンピック女子シングル金メダリストのタラ・リピンスキーによる解説
「ロシアだからロシアが勝ったって色々言う人がいるだろうけど…。これだけの接戦で最後に勝つのは、全てを注ぎ込んで会場を虜にする何か」「勝てなくても、このオリンピックでみんなが覚えているのは真央だと思う」

英BBC
「トリプルアクセルは彼女のトレードマークであると同時に呪縛になっていましたね。でもとうとう美しく決めることができて良かった」
米テレビ
「彼女は優勝できないかもしれない。それでも、昨日の悲劇を乗り越えて記憶に残る素晴らしい演技を見せてくれた。だから私たちはフィギュアスケートを見るんだ」
ブラジルテレビ
「センセーショナルな演技でした！　素晴らしい！　技術的にも非常に高度だった。ジャンプも最高に美しい」
ロシアの地元紙「スポーツ・ルー」の公式ブログ
「私はサムライを見た。それはマオ・アサダだ」
「すでにＳＰで勝負の行方は分かっていたが、マオは他の女子には誰にもできない３回転半ジャンプに殉じて、ハラキリした」
「サムライにとってメダルが何だ！　ハエだ！　サムライにとって唯一の勲章は不朽の名声だ」

どれも、とてもとても好意的で、ストレートに賞賛していて、日本人として嬉しくなります。ロシアの地元紙「スポーツ・ルー」は…… ハラキリをどういう意味で使っているのかよくわかりませんが、感動で興奮していることだけは、よく伝わってきます。すごいことだと思ったのは、浅田真央さんに関する世界中のツイートの中で、
「シングルショートプログラムもうまくいっていたらメダルを狙えた」
という類のツイートがほとんどなかったと言われていることです。

メダルや順位のことなど吹き飛ばしてしまうくらい、彼女のフリーが素晴らしく、人々を感動させたのでしょう。

閉会式の「ピアノ協奏曲第２番」

閉会式の途中で、浅田真央さんがフリーの演技で使用した楽曲「ピアノ協奏曲第２番」が演奏されたそうです。
浅田真央さんへの粋な計らいだったんでしょうね。

まとめ

Twitter Japanの公式ブログによると、ソチ五輪期間中の累計ツイート数は3810万で、最終日の23日は280万ツイートだったそうです。
先ほどあげた浅田真央さんへの祝福や、各国の選手の感想や記念写真の投稿などにもTwitterが積極的に使われていました。今回の2014 年冬季オリンピックソチ五輪ではいつもより、Twitterが非常に大きなウエイトをしめていたように感じました。浅田真央さんへのエールや祝福などの選手同志の暖かな交流や、Twitterでのツイートから各国の選手の人となりを知ることができ、親近感を感じました。
これから先、いろんなITによって人間の距離が縮まっていくのでしょうね。こういった人間同士の暖かな交流を促進させるような、新しいサービスをいつか自分の手で作り出せれば……と思います。

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(次回につづく）