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長谷部のキャンプテンシーとマガト監督

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【SEOマーケティングの未来を読む~クレアネット通信vol.43】 2010.7.25
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「長谷部のキャンプテンシーとマガト監督」

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■ 1 天神祭で花火をやってます
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● こんにちは、クレアネットの谷です。

● 今回はサッカーネタと地域限定の大阪ネタです。

● 今日は天神祭なんです、実は。ここは大阪天神橋筋商店街の
すぐ隣、南森町からちょっと歩いたところなんで、必然的に
祭りになって商店街を歩くと祭気分になります。

● そして大阪では天神祭はなぜかいつも花火をテレビで中継してます。
http://www.tenjinsan.com/tjm.html

関西ローカル系のちちんぷいぷいに出てるなるみとか、新喜劇の座長の小藪とか
関西系芸人出てきて西川キヨシと「きれいですね~」という番組です。
これも長いですね、なんででしょうか。毎年見てる!という方ぜひとも教えてください。

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■ 2 トピックステーマ
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● 三木市商工会議所起業塾でセミナーを行いました

● インターンブログスタートしました

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■ 3 長谷部のキャンプテンシーとマガト監督
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● ワールドカップも終わり、移籍市場が賑わってきました。

● 本田も移籍、長友も移籍、活躍しなかったですが内田も移籍、
川崎は川島に鄭大世2人のスタメンが移籍してしまいます。

● 移籍自体はサッカーの質の向上にはいいことですし、移籍していた
松井や大久保、本田が活躍していることを考えると狭い日本ではなく
世界で戦える人材となるとやはり日本にいてはだめなんでしょう。

● ところで日本のキャプテンマークを巻いていたのはゆうちょ銀行CM
に出ていた中澤ではなくて長谷部でした。

● 長谷部ってあんまり日本ではメジャーではないですよね。
中村俊輔とか本田みたいに派手な感じでもないですし、もともと若い年代の
ユースで活躍していたわけではないですし。

● あと、ドイツW杯の代表にも選ばれていなかったので、そんなに知っている人は
今でも少ないのではないでしょうか。

● ただ、この「認知不足」が長谷部がキャプテンマークを巻くには非常に有利に傾いたようです。

● 長谷部はプレーヤーとしてドイツに渡ってからというもの、ユーティリティプレーヤー
として監督に重宝されました。

ユーティリティプレーヤー=何でも屋さん

● サイドバックやれといわれればやりますし、前のほうにいけといえば前のほうに行く、
DFやるときも身体を張って泥臭くボールを拾う、いわゆる「汗っかき」プレーヤー。

● 長谷部の当初、ドイツの「ヴォルフスブルク」という、田舎地方の小さいクラブに入ったときに、
監督は「マガト監督」という鬼軍曹が監督でした。

● マガト監督の元では、今時珍しく、階段ダッシュや坂ダッシュを行うそうです。
さらに1時間走れ!とか20年前のスポ根魂でトレーニングを行うらしく、
長谷部も相当鍛えられたそうです。

● 雑誌など読めば、試合に負けた次の日はこの階段ダッシュや坂ダッシュが
永遠続くそうで、試合に負けるよりも「負けた後のトレーニングは嫌だ!」
とプロの選手が本気で思うのです。

● だから後半になってもヴォルフスブルクは運動量が落ちず
逆転や試合を決めることが多かったそうです。

● ランチェスターでは「1点突破」がよく出てきますが、ヴォルフスブルクは
ひたすら走る、落ちない運動量、ということで何とドイツで優勝までしてしまいます。

● こういったヴォルフスブルクで長谷部は結構いろんなポジションをやってます。
日本代表ではこの経験が活きたのは間違いありません。また、ドイツの激しいあたりにも
負けずに戦ってました。選手としては体格に恵まれたほうではないにも関わらず。

● 中盤のミッドフィルダーというと華麗なプレーの中村俊輔のような選手もいますし、
日本代表でいう長谷部のような、華麗なプレーはなくてもチームの潤滑油になるような選手。
メルマガ読んでいただいている諸兄には私がどちらの選手が好きかわかるかと思います。

● もちろん岡田監督もそういった能力を全てわかったうえで能力を重宝し、
日本代表キャプテンを託したのだと思います。代表の試合データではチーム1位、2位を争う
運動量を誇るそうでまさに「縁の下の力持ち」

● マガト監督という鬼軍曹に鍛えられ、そしてその素質を岡田監督に認められた結果、
今の長谷部の代表のポジションがあるわけです。

● ところで、サッカーはチームプレーであって会社組織もチームプレーが要求されます。
個人の能力ももちろん吟味されますが、その中でも組織としてどういった活躍ができるか、
という点を元にして個人を見ることになります。

● そしてネットの会社のような場合、私のようなwebディレクターとなるとまさに長谷部のような
タフな動きが要求されます。コンサルティング的なノウハウと制作知識、あとは経験則。
時には攻め、もちろん守りも。守備範囲が多いと多い分スタミナが要求されます。

● 営業、デザイン、ライティング、企画コンテンツ、ログの分析、そしてSEOチューニング。
チューニングには外部被リンクの増加と内部ファイルコンテンツの調整、指示書作成。
ドリームウィーバーなどのソフト使い方説明などオペレーティング要素の強い部分もあります。

● 私の場合マガト監督のような鬼軍曹はいませんが、仕事タスクが多くなることが
もっともスタミナをつける要素になるのでしょう。夜な夜なメールが飛んでくるのは勝てる要素が
「時間」という部分でしか勝てない小さい企業だからかもしれません。

● サッカーではスタミナが勝つ要素になります。長谷部もそう、長友もそう。
クリエイティブなメッシのようなプレーができないのなら、他で勝つ。これが勝利に法則。

● サッカーで勝つ法則も、ネットで勝つ法則もどこに独自性を求めるのかどうか。
という点では共通項が存在します。問い合わせや質問メール来たら2分以内には返答する、
たったこれだけでも勝てる要素です。

● 独自性がないというのではなく、独自性は作るべきものです。
ネットという戦場でも全く同じ、この独自性を発揮すれば激しい戦いの中でも生き残る、
そんな発想が根本にはまず大事でしょう。

● 私事ですが、ディレクターとしてのスキルも能力も低かったときのクライアントに、
「谷君は返事だけはいい返事をする。そこだけは認めてやる」
と社長業を50年近くされている大社長に言われたことを覚えてます。

● 「え!返事だけ!?」
と一瞬思いましたが、今思えば返事だけしかいい部分ないくらいひどかったのだと思います。
ただ返事さえもしっかりできない、という現状があったからこの発言だったともとれます。

● 数年経った今考えても強みはいろいろありますが、根本的に思うのは
とにかくやる、ひたすらやる、落ちない気合 = スタミナ 的な要素は勝ってるかも。

長時間労働を365日していれば時間だけで絶対に勝てます、それを続ければ
「門前の小僧、習わぬ経を読む」です、その環境だけで間違いなくレベルはアップします。
長谷部のようなユーティリティプレーヤー、これが1点突破の要因でもあるわけです。

● ネットでの独自性というよりも「一点突破」するには
・他にはできない何かか
・何でもできますと言い切れるか
究極的にはどっちかに分かれます。ユーティリティプレーヤーは後者ですね。だから長谷部も重宝される、と。

■ 「うちの独自性って何かわからない・・」場合にはまずお気軽にご相談を。

(次回につづく)

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■ 4 あとがき
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● SEOやってるとほんとにいろんな職種の方に出会えます。

● 先日も中古機械の会社さんの役員さんと話してたのですが、
社長が独立する前は、工場のコンプレッサとか機械修理の技術屋だったそうです。

● いろいろな工場を周るので、いろんな企業を機械修理の側から見れるそうで、
基本的な5Sができていない、とか、教育管理や労務管理、衛生管理など
外部の視点で見れるわけなんです。

● そのいろんな経験が今の会社に活きている、と。
様々な縁あって今のネットのSEO対策を中心とした仕事をしていますが、
いろんな職種のいろんな会社、経営者さんや担当者さんのアドバイスや話が今の
経営判断の際の価値基準になってます。

● いろいろな職業の方との専門性高い会話や視点や物事の発想は、
今の私の中に脈々と入って吸収して咀嚼してアウトプットとして出てきてます。

● ただ一生懸命「いいサイトを作ってSEOやって売上アップさせるのはどうしよう・・」
目の前のことだけに取り組んで今まで来たら、結果的にアウトプットできるようになっていた
そんな感じなんですが・・。

● 何でもまずは目の前のことを120%完成させやりあげる、まずはここからですね。
と仕事だけではなくても何でもそう思う今日この頃です。

(次回につづく)

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