向かい風か、追い風か。それは、あなたの見ている方向で決まる。 by マネックスグループ
— Copy writing (@Copy__writing) 2014, 11月 6
向かい風で厳しくでも逃げずにすすみます。
=====================================================================
【SEOマーケティングの未来を読む～vol.4】—-2008.9.24
=====================================================================
毎月2回月初めと月半ば発行
———————————————————————
Name
おはようございます。株式会社クレアネットの谷です。
【お引っ越し】
今いる大阪産業創造館を来月には引越いたします。
リーマンが入っていた六本木ヒルズでも92％だと聞きましたし、
大阪は今はオフィスは入居率が低くてオーナーが大変、という状況の
買い手市場ですので引越先はいろいろありますが楽しみです。
引っ越し先は正式に決まり次第ご連絡いたします。
———————————————————————-
1 パソコンを選ぶということ
———————————————————————-
【パソコンを選ぶということ】
今まで使っていたパソコンもそろそろ動きが怪しくなってきたので
デスクトップのサクサク動くのを買いに行きました。
制作ソフトのドリームウィーバーと、画像加工用ソフトのファイヤーワークスが
問題なく作動するスペックのいいものが欲しいと感じていたのですが、
あれこれ見ているうちに、ふと頭の中にコンジョイント分析が出てきました。
———————————————————————-
【コンジョイント分析】
コンジョイント分析は、お客さんが買う心理を調べる手法のひとつです。
例えば、僕の場合だと、制作でドリームウィーバー、ファイヤーワークスの
動作が必須なので高いメモリやHDDは必要になるわけです。
さらにウィンドウズビスタは画面がキレイなだけで互換性のないソフトが
作動しないとあって、今もなおウィンドウズXP搭載でないと困る、
フリーダイヤルの電話サポートなどやメーカー保証があっても、
電話は長時間待たされる、メーカー保証で出しても2週間はパソコン使えなくて
保証に出す時間がないので、保証など全く興味がない。
マイクロソフトオフィス代用のオープンオフィスをダウンロードするので
初期搭載にオフィスも不要。
などなどあれこれ頭の中で思考が巡るわけです。
そうなると僕向けのパソコンとなってくると
・高いメモリ、HDD
・メーカー保証不要、ヨドバシの1年間保証なども興味なし
・ウィンドウズXP搭載
・とにかくサクサク動く
・不要なソフト一切なし
となるわけです。
シンプルな発想でパソコンの決定方法としてはかなりシンプルな選び方が
出てくるわけです。
ただ、そうはさせないとメーカーの戦略として、
・法人様向けの限定商品セット価格、や、
・オプションセット、や、
・デザイン面重視
・場所を取らない、狭いスペースでも設置可能、
などといった選択方法の揺さぶりをかけてきます。
これら全てを満たして、あとここに値段をつけるとこんなものあるはずがないという、
ありえないパソコンになるので、全てを満たすパソコンは絶対ないことはわかっているけど、
という前提であれこれと選ぶ基準と比較をしながら考えることになるのです。
ところでこれを数値化できたらすごく便利だと感じませんか？
これをしっかりと数字化するものがコンジョイント分析です。
僕のようにかなり絞り込んでパソコンを選ぶ場合もありますが、
パソコンを決める際でも、「これが買う決め手」というものはなかなかないのが実情で、
最終的に「楽天でこの商品だけポイント5倍セール対象だから」というパソコンとは
全く関係のない事項が左右することもあります。
このコンジョイント分析は、商品やサービスの持つ複数の要素について、お客さんがどこを重視しているか、
重視する要素の組み合わせを探ることが可能になります。
（メーカーでは当然のように開発ソフトやエクセルなど使ってやってますが）
そこで、このコンジョイント分析を使って、パソコンで仮想の商品を考慮して
・HDDが500GB、メモリ4GB 、ウィンドウズXP、 ￥60,000円
・HDDが300GB、メモリ2GB 、ウィンドウズビスタ、 ￥80,000円
のどちらを選ぶのかだけで、はっきりと好みがわかります。
僕の場合はもちろん上記のほうを真っ先に選びます。
「ビスタ」というのだけで選択肢から除外されますので。
このような仮想の商品をいくつか想定して、お客さんにその選択を
アンケートできればどのような結果が出てくるのかを見ることで、
各要素が商品についてどれだけ関連があるのか見えてきます。
パソコンなどは特にスペックを気にしたりしますが、
これに加えて ・デザイン ・コンパクトさ も入るのでこのような
コンジョイント分析が役に立つのだろうなと。
この分析は通常 「値段下げれば儲かるでしょ」とディスカウントばかり
している戦略とは異なります。
安易なディスカウント前に
「お正月には年賀状が必要ですので、筆まめを既にインストール済み。
さらに無料で電話サポートもあるので、楽しい年末にチャレンジ！」
という年配向けのキャッチでパソコン購入を勧める、といった
セグメントありきでの商品戦略というのもありでしょう。
サポート前面に出せば、何かあった際に費用はさておいても問題解決
できるのが大事、という考え方が大事というものありますので。
———————————————————————-
【サクサク動けばそれで満足するお客さん】
僕からすればパソコンは
「とにかくサクサク動くこと」
が最も重視しています。
世界最高レベルのサクサク感さへあれば、
別にパソコンで机の半分取るくらい巨大パソコンだとか、
ピンク色でラメ加工している変なデザインのパソコンだろうが、
キティちゃんの絵がデスクトップ画面に固定で変更不可能で非常にうざったい、
なんてへんてこりんなパソコンでも全くかまわないわけです。
値段と製品は相関関係がありますが、
時にはコアでニッチな部分を攻めるのはこのコンジョイント分析などがオススメです。
ネットでも制作時には無意識のうちに総合考慮しながら、
ユーザーセグメントを行いコンテンツ化を行いますが、
本当は分析統計をしっかり取っていくことで、特殊コンテンツが生まれやすくなります。
まずはしっかりお客を見ること、ここからスタートです。
———————————————————————-
【結局パソコンはどこで買ったのか】
———————————————————————-
今回のパソコンでパソコン購入も数台目になって、こうなるとさすがに慣れてくるので、
ヨドバシなど店頭で見るだけ見た後は、ネットで検索。
辿り着いたのは楽天のショップ「BIG-IFRST」オリジナルＰＣ。
「デイトレーダーシリーズ」
というパソコンを扱っているコンテンツがある時点でサイトの制作水準の高さにある種の高揚を覚えます。
デイトレ向けのパソコンを扱う店。
会社ではなく屋号でやってるっぽいですが、そんな胡散臭さは気にしません。
そういえば前にもこのお店で、結構サクサク動くパソコンを買ってました。2回目のリピーター。
知らず知らずのリピーター。
今になって気付きますが、そんなセグメントされたユーザーに僕は入っているのでしょうね。
(次回につづく）
———————————————————————-
【とにかくサクサク動くこと 重視のお客さんなど】
———————————————————————-
「とにかくサクサク動くこと」、のような機能性重視の僕のようなお客は、
機能が満足すれば費用は大きな問題にしません。
御社のいまあるサイトを見た際に、このような「機能さえよければ高くても買う」というお客さんを
うまく集客して購入・問い合わせに結び付けることが出来ていますか？
コンジョイント分析を行う際には、まずもってユーザーを見ることが大事です。
サイトでこの分析が出来ていない、という場合にはご相談ください。
———————————————————————-
