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サッカーに見る弱者の戦略

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【SEOマーケティングの未来を読む~クレアネット通信vol.41】 2010.6.25
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「サッカーに見る弱者の戦略」

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■ 1 かなり面白い審判特集
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やりましたね!クレアネットの谷です。

● ワールドカップ見てましたでしょうか。
予選最終戦のデンマーク戦、日本はなんと勝ってしまいました!

● もちろん3時からリアルタイムでブラウン管を通して応援してましたが、
勝った瞬間 「ぶおっぼーぶおっぼーぶおっぼーぶおっぼー。」
気持ちブブゼラ吹きました。心の中で。次はパラグアイ戦です。

● ちなみにサッカーで「かなり面白い審判特集」
かなり面白い。

ちなみに、審判はイエローカード出す際には少し笑顔で出したりすることあります。
「今のは出されても仕方だろう、わかっているよね?」
的な笑顔です。審判も試合をコントロールするには選手とのコミュニケーション
必要なんです。そういった部分も試合を見る楽しみですね。

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■ 2 トピックステーマ
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■ 3 サッカーに見る弱者の戦略
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● サッカーに見る弱者の戦略。

● 日本ってほんと弱いんです、個々の力を見ると。
サッカーではヨーロッパが中心に動いているので、ヨーロッパのクラブチームの
ナンバーワンを決める「チャンピオンズリーグ」で優勝したチームが
最も強い、という価値観があります。

● 今回スペインが優勝候補にあげられているのも、スペインのバルセロナという
チームが去年優勝し、今年もベスト4になり、世界で最もいいチームという評価を
みんながしています。

そして、そのバルセロナの主力7名くらいがスペイン代表に入っているんです、
ということで必然的にスペインが強い、と。

● 日本人は本田がベスト8に入ったCSKAモスクワでちょっと活躍したくらい。
ほかはさっぱり。なんで、個々のレベルは「低い」というふうに見られますし、
実際もそうです。個人の力で打破できる能力は本田と松井くらい。

● そういうわけで日本はまずもって「弱い」。という結論が大前提に出てきます。
そこで弱者の戦略が出てくるわけです。

● いわゆるランチェスターの弱者の戦略、です。
岡田監督は最も現実的な発想に全てを切り替えます。

● 試合見ればわかりますが、攻撃で活躍している選手は 本田、松井、これに
少し大久保が絡むだけ。これにコーナーキックとフリーキックでトゥーリオのヘディングだけ。

● 数字・統計的なことですが、サッカーでは

・約40%はコーナーキック、フリーキックというセットプレーで点数が入る
・パスの回数が増えるほど得点率は下がる

というレベルに関係のない、絶対的な法則があります。

● こんな法則は岡田監督も絶対知っていますし、その法則にのっとり現実的な
プランニングを考慮したのは間違いありません。

● あと、2002年の日本でのワールドカップ開催時のブラジルは、
3Rというロナウド、リバウド、ロナウジーニョ で点をとってました。
スーパーな3人が自由にして他の7人は裏方で優勝まで行きました。

● 日本の攻撃の核は3試合見て思いましたが、攻撃で活躍している選手は 
本田、松井、これに少し大久保が絡むだけ。3Rにはほど遠いですが、
これにコーナーキックとフリーキックでトゥーリオのヘディングだけ。

● サイドバックのオーバーラップによる攻撃は皆無、ですし、
遠藤や長谷部のフリーランニングはあるものの、積極的にはいきません。
「隙あったら攻めるから」と威嚇する程度、な感じです。

● データを参照と、ブラジルの戦いも考慮しつつ、で想定するには
相手のボールを奪いカウンターで決める、か、セットプレーで決める、
ですし、日本もその法則に完全に乗る以外に勝ち目はほぼない、という事実の認識
ここからのスタートしたのは間違いありません。

● そう考えれば、カメルーンに少ないチャンスを1回活かし、強豪オランダに何とか
最小失点で抑えて負けて、デンマークが攻めないといけない状況になって、
というので非常にラッキーな状況だったわけです。

● 「カウンターでなんとか1点でも取れればいい展開に・・」
というあわよくば、の願いを抱く状態でそこにきて本田と遠藤のセットプレーでのゴール。

● 日本の攻撃力は乏しいですが、守備力は高いです。真面目にひたむきに体を張って   
ディフェンスをするので、オランダ相手にも1失点。昨日もPK以外はなんとかしのいでたので
岡田監督の中で、ディフェンスに関しては耐えてワンチャンスをものにするカウンター、
という戦いができてたのでしょう。

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● もうひとつなんですが、
本田と松井が効果的に活躍してます。2人は別格な感じですね。

● 本田も松井も海外でずっとプレーしてるので、海外のプレーヤーである対戦国の選手が
別にたいしたことないように感じるのでしょう。ボールを持ってもとられないし、
ドリブルでも抜いていける。なんか余裕があります。

● ここに大久保が調子がいいのと大久保はしょっちょうレッドカードをもらう
結構「やんちゃ」なんで、こんな大きい大会では何かやってくれそう期待感があります。

● この3人でのトライアングルで攻める、ほか7人は守る、的な発想に加えて、
松井も大久保もしっかりディフェンスもするので、9人で守り、3人で攻める、
感じでしょうか。だから松井は後半ばてばてになってますが。

● 松井のコメントで
「新人で初めて試合に出たとき以外、別に緊張もしない」
ワールドカップも普通のリーグ戦も同じ感覚、というのは大事です。変な気負いもないし。

● 本田も昨日の試合後のコメントは
「優勝って言ってるんでまだまだです」 
と話してました。こっちも大丈夫。まだやってくれそう。

● ただ私と年齢同じの中澤の試合後のコメントが
「今は感無量ですね。」 的な内容を言っていたので、こっちは少し心配。 
後はおまけで続く道、的な発想だと、南米のしたたかな国には勝てません。

● 次は、松井・本田の試合中のけずられてのけがの心配と、
敵にかわされて焦った中澤のスライディングによるPK献上での敗北、
というシナリオが悪いイメージでは想定できます。

● 弱くても勝てる、こういった戦いは大好きです。
見ていて楽しくはないですが、勝てば官軍。パラグアイにも「勝てない相手ではない」
ので、松井と本田に大きく期待します。

● 勝てる武器、を最後まで模索して最終「本田・松井」の今の形で結果がでたのは
ほんとラッキーでした。昨日のフリーキックを取るきっかけも2人の活躍からでした。
持てる武器は少なくてもOK、1点突破、まさに弱者の戦略です。

● ネットで何かする際は必ず、スタート時は弱者なんです。
今ある市場で大手もいる中に飛び込むのですから、この弱者の戦略が最も参考になります。

そういったご相談はこちらにどうぞ。

(次回につづく)

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