メールマガジン

内部留保を高め、生き抜くために現預金を持つこと

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

『SEOマーケティングの未来を読む vol.189』
内部留保を高め、生き抜くために現預金を持つこと

リモートワークとお仕事と。

リモートワークやってます。

というわけで会社には社員があまりいませんし、
このコロナ禍の状態がいつまでなのか、など気になることは
多々あるのですが、基本

「自分でどうにもならないことは素直に受入れる」

諦めのよさと素直さがあるので、いろいろ思いながら
今日もまた5月になって、健康で生きています。

そんなわけで、今年の新入社員に関して。

結局コロナで外部の新入社員研修ができなかったので、どうしようかどうしようかとなっているうちに結局E-ラーニングになりました。

ちなみに、研修会場でやる研修 > E-ラーニング 

というのは感覚強いですが、
知識=E-ラーニングと考えれば十分に学びになります。

司法試験勉強していたときも、結局伊藤塾の伊藤先生の音声ばかり聞いてたりしたので、究極的には1人の素晴らしい研修講師が新人社員研修など担当してもいいのでは、と思ったりもします。

そういうわけで、紹介するのはE-ラーニングサービスで使ってるもの、

「PHPビデオアーカイブズプラス」
https://www.php-el.jp/va-plus/nenkaihi.asp

「サクテスさんのビジネスの達人サクテスさんのビジネスの達人」
https://www.e-coms.co.jp/service/master-business/

「AirCourseさん」
https://aircourse.com/

なんといっても、PHP出版さんがオンラインでのPHPビデオを有料でやっていたので即申し込みでしたが、何となく古い感じがあるものの原点に沿っていて実に
よい教育内容でした。

新人研修などしっかり行わずひたすら現場でもまれてしまった者としては、
最初に価値観的なものや考え方をしっかり享受できるのはいいことだと、
思います。

貯まった金は娯楽費用に回さず、自分に投資をかけることが
最も効果的な金の使い方、と若いころから思ってましたので、
今でもこういった教育投資は多めに使ってる気がします。

爪はどこででも磨ける、リモートも学びもそれは変わりません。
経営者だろうが社員だろうがそれは同じだと思います。



【2】【ブログ】

■ 平成バブル、ITバブル、リーマンショック、過去三回の経験
https://www.clarenet.co.jp/column/blog/archives/15753

■ 今までに経験のない未曾有だからこそ
https://www.clarenet.co.jp/column/blog/archives/15763

■ アクセルとブレーキを両方同時に踏み込む
https://www.clarenet.co.jp/column/blog/archives/14643

■ 賞与は社長が支払うもの
https://www.clarenet.co.jp/column/blog/archives/14632

■ 組織変革はまず経営者が変わること
https://www.clarenet.co.jp/column/blog/archives/14624
 



内部留保を高め、生き抜くために現預金を持つこと

コロナウィルス、大変です。

耐え難きを耐え、忍び難きを忍び。

これは昭和天皇の玉音放送の一節で、「到底耐えられないようなことも耐え抜いて」という意味の言葉です。

経済や技術などシーンは異なりますが、まさに今こういった状況にあるのではないでしょうか。

このコロナショック以前に出された非常事態宣言は2011年の東日本大震災、その前は1982年の国鉄の経営悪化、それよりも前は、1941年の大東亜戦争の開戦と、10年前、30年前、70年前といった時代を変えるような出来事ばかりであり、コロナの影響もそれに類する、ということがわかります。

とはいえ、悲観的な方向にばかり捉える必要は全くなく、星の数ほどもある仕事の中には、このコロナショックを事業のチャンスと捉え、業績を伸ばす会社もでてくることでしょう。

例えば、戦後でいえば燃えてしまった会社や住宅を建てるために建設業が伸びたり、リーマンショックでいえば金融恐慌が発生しましたが、新しい金融サービスや、商社、インフラといった業界は生き残った企業の中から、新しい業態が生まれたりもしています。

いちおうそんな分類で見てみます。

念のためですが、クレアネットはそんな戦後のパワーのような
力があるのかどうか、そして清濁併せ呑みながら強烈な推進力で
事業展開を今こそ立ち上げる!

などとは遠いです。

この激流に飲み込まれない様にアップアップですが、
小さい頭を使って必死に活動中です。

 

Withコロナを生き抜くには

 

2. 巣ごもり消費

ニュースやSNSなどでは「巣ごもり消費」や「巣ごもり需要」といった言葉が聞こえてきますね。非常事態宣言の延長見込みが表明され、しばらく外出を控える流れが継続することで、いわゆる自宅でできる娯楽に関する事業や、生活に必要不可欠なものに関わる事業については、いいニュースが流れることもあります。

食品の中でもお米の卸売や冷凍食品の関連会社、

通販サイトの売上や、配送関係、

直接人がサービス提供するわけじゃないゲーム、映像配信業、

このあたりの業種については、まさに自宅にいながら利用できるサービスですので、やや特需とも言えるような好景気を迎えている企業もあるとのことです。

 

3. 風が吹けば桶屋が儲かる

このことわざ、「風が吹く→土ぼこりがたって目に入り盲人が増える→三味線で生計を立てる→三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える→ 猫が減るとねずみが増える→ねずみが桶をかじる→桶屋が儲かる」と長いのですが、簡単に言えば、意外なところに影響が出ること、を例えたものです。

刑法的にいえば、相当な因果関係でない因果関係です。

このコロナウィルスについても、医療関係や製薬関係、物流関係などに大きな影響が出ることは明らかですが、ひとつふたつクッションをおいて影響が出てくるような業種について着目してみました。

 

◆食品包装・容器関連の業種(ビニールや発泡スチロールなど)

エフピコさん!です。絶好調。

これらの業務が伸びている理由としては、スーパーでのお惣菜や揚げ物のばら売りが減ったことにあります。理由としては飛沫感染を防ぐことが目的となりますので、食品用のショーケースも売れ行きを伸ばしています。

そして、そういった食品は今夜のおかずとして使われるのみならず、巣ごもり需要が継続するおかげで、一度の買い物量が増えているというデータもあります。

 

◆自転車業

あさひさん!です。都島の野江内代が本社、絶好調。

都市部で考えるとわかりやすいかもしれませんが、三密を避けるためにタクシーや電車は敬遠されがちになり、自家用車での移動が少ない都市部では、自転車がだんだんと売れるようになっています。

また、UBEREATSや出前館などのデリバリー業も伸びており、それらが自転車を購入する手助けになっていたり、年度が替わるタイミングということで伸びている、といった要因も考えることができます。

 

伸びが期待される業種

 

テレワーク関連製品

コロナショックにより、国からの要請もありテレワークが推奨されることになり、各社がテレワークに移行するための準備を行いました。会社で使うパソコンを社員の自宅に送付したり、社内データを社員の自宅からアクセスできるようにしたり、それに伴うサプライ機器の購入が伸びたのが3月、4月には見られました。

一旦は5月のゴールデンウイークをめどに出された非常事態宣言ですが、これによるテレワークは一時的な、その場しのぎのニュアンスで行っていた企業が非常に多いという特徴があります。しかし、期間が延長される可能性が高い今、しばらくはこの体制に付き合っていく覚悟をした企業や、テレワークやオンライン会議をアフターコロナも定着させようと試みる企業では、デバイスをより充実させるための動きがとられると推察されます。

そのために、パソコン本体やマウス、ポケットWi-fiの契約数などが伸びを見せており、しばらくは続くのではないかという見方があります。

 

◆教育関連事業

コロナショックで一番弊害を受けたのは、私たち大人だけではなく、学校に行くことができなかった学生たち、そしてその先生たちも同様です。

特に学校にフォーカスしてみると、学校や先生の立場からは、通常一年かける授業計画も作り直しになり、生徒の目線では、塾にも行けず、自宅で参考書を呼んで自習する、といったことがあちこちで怒っています。

オンラインのレッスンとか、E-ラーニングなんかもそうです。

そうなれば、自粛していた分の勉強をどこで取り返すか、といった点を目的として、様々な教育サービスが台頭してきて、Edtech部分の先駆けが誕生してくるかもしれませんね。

 

まとめ 内部留保を高め、生き抜くために現預金を持つこと

「内部留保を高めること」はもう数十回から数百回聞いたと思います。

私自身、何度も読み何度も聴いた言葉ですが、これを最優先として実行できたのかで言えば全くそんなことはないのが現実です。

不況が来たときには最悪を想定して、キャッシュを多く持つこと、
何が可能で何ができないか、ムダを絞りスリム化すること。

水道、電気のようなインフラ業とは異なるのなら、いざ飛んでも誰も保障がないことをまず強く自覚して、だからこそ自由経済の中で創意工夫を行い改善を繰り返し生きている限りチャレンジができる、のが現実の立ち居地です。

結局不況が来たときに、政府に頼るのでもなく、国に陳情を伝えるのではなく、
独立不撓で経営を行うのなら、まさかのときに蓄えをしっかり行うことに
尽きるわけなのです。

5月1日に持続化給付金が出ましたし、国民に10万円を配るなど政府もいろんな
形でサポートしてくれていると思います。これにはやっぱり感謝です。

そうは言っても、景気の状況で言えばこの4月~6月でGDP下落率がマイナス21%
と日経で予想が出てましたが、単純に600兆予算の日本GDPが1月50兆としますと、1月に10兆円削れて行く計算になります。

今まで50兆だったのが40兆になる、さらにその先行きも継続傾向にある、
という大きな枠で考えると相当な焦りも出るのです。

1人10万でも1億2000万人なら12兆、企業向け補助金などあってもどうみても
減るんです。そして増えないんです、世界見ても同じ状況ですから。

—————————————————-

生き抜くために、現預金=キャッシュを多く持つこと。

そして、いざというときに守りに入り、再起をかけることです。

売上半分になったときに何を守り、何を守れないと判断するのか。

とある経営者さんの話を聞き、その方は売上が20%まで落ちたのが
数ヶ月続いたそうですが、今は元気にされていますので実に参考になりました。

これを期にいろんな経費を見直すチャンスも増えました、
メルマガで有益情報を流していきたいところですが、実際にこの超がつく不景気の場合には

「内部留保を高め、生き抜くために現預金を持つこと」

原点回帰が大事かと、切に思います。いちおう持続化給付金はこちらです。

■ 持続化給付金PDF
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/kyufukin.pdf

■ 持続化給付金
https://www.jizokuka-kyufu.jp/

(記載 谷 美輝)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*