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小規模事業者補助金のすすめ

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『SEOマーケティングの未来を読む vol.186』
小規模事業者補助金のすすめ

小規模事業者補助金のすすめ

■ ストックデールの法則

ジェームズ・ストックデールさん.

アメリカの兵隊でベトナム戦争で捕虜になりながらも何とか生きながらえた人には「ある法則」があった、それは何か、という話です。

ビジョナリーカンパニー、という有名な書籍の中からの引用です。

ビジョナリーカンパニーは、サイバーエージェントの藤田社長が学生のときに読んで興奮した、という本の一文があって、それなら面白いのかなということから速攻購入、1から読んだ記憶があります。

ベトナム戦争で捕虜になって死んだものと生き残ったものの差異。

それは「楽観主義者かどうか」によるといいます。

クリスマスまでには捕虜を脱出できるだろう、冬が明けるころには脱出できるだろう、夏が終わるころにはこの場所を抜けることができるだろう、と希望と落胆を繰り返すことで失望が重なり死んでいく、という話です。

「最後にはかならず勝つという確信、これを失ってはいけない。だがこの確信と、それがどんなものであれ、自分がおかれ ている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視する規律とを混同してはいけない」

最も厳しい覚悟というのは「厳しい現実を直視」することだと思います。

清水建設さんがコロナで首都圏などの緊急事態宣言地域の現場を止めたことは、飲食店さんのお店を止めることの破壊力の100倍とか1000倍とか違う力があります。

スーパーゼネコンで従業員1万人、あの会社が止めることの影響力は建設業界の350万人だけでなく物流や不動産会社さんなどの裾野に一気に飛び火します。これが事実です。

ストックデールの法則から言えば、
「最悪ミニマムであってしても生きる術は何なのか?」が大事です。

幸いにも試験受からなくてニートしてたころ、
起業して一人だったころ、
従業員の裏切りで全員やめたころ、あのときにいつでも戻れます。

人間いつでも再スタート、そんな気持ちでネガティブに真下まで落ちたとき
を思いつつ明るい未来を創造して取り組んでいきたいと思います。

織田信長のいうところの
「起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半」
そんな超ネガティブだからこそ、今の現状は超ポジティブにできる、
そんな気持ちはこれから大切なのでは、と。



【2】【ブログ】

■ 技術を学ぶ前に社会を学ばねばならない
https://www.clarenet.co.jp/column/blog/archives/15771

■ 小規模事業者持続化補助金の新型コロナウイルス感染症加点
https://www.clarenet.co.jp/column/blog/archives/15774

■ ウイルスに一番先見性を持っていたビル・ゲイツが言う「来年7月まで」
https://www.clarenet.co.jp/column/blog/archives/15797
 



コロナ影響下での生き残り戦略

あまり明るい話題ではありませんが、どうしても触れておく必要があるトピックスかと思います。テレビでもインターネットでもニュースを見れば、自粛、危機、新規感染者は今日はOO人です…といった内容が繰り返されています。

もちろんウイルスですし身体への影響を一番に考えなければならないのですが、それと同じくらい、いま経済へのダメージというものが計り知れないものになってきています。

コロナ、企業の62%が「すでに影響」 資金繰り不安も
https://www.asahi.com/articles/ASN4B6KC3N4BULFA032.html

特に製造業、サービス行、卸売業にとっては深刻な事態となっており、世界規模でサプライチェーンの断絶が始まっています。製品をつくる流れが止まってしまい、結果としてみんなに影響が出てしまう、これは非常にもったいないことですし、日本においては、「サプライチェーン対策のための国内投資促進」を行うと発表が出ています。

クレアネットは基本的に自社内でWEB制作を行っていますが、クライアントやパートナーなど様々な関係があって成り立っているので、そういった関係の一つが止まってしまうことの怖さはよくわかります。

未曾有の大不況になりうるこのコロナ影響の中、私たちは、1社もつぶさせない、できることを全力でやることをモットーに動いています。そんな施策のひとつとして、補助金を用いた事業提案などを行っています。

 

小規模事業者持続化補助金に関して

■概要について

https://r1.jizokukahojokin.info/

小規模事業者持続化補助金とは、経済産業省のうち中小企業庁が音頭をとって進めている施策のひとつです。生産性向上のための補助金施策「ものづくり補助金」「持続化補助金」「IT導入補助金」の3つが策定されており、クレアネットではこの「持続化補助金」を使った販路拡大の提案を行っています。

●対象事業者
各商工会/商工会議所の管轄地域で営業している事業者のうち、小規模な事業者を対象とした補助金です。

商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く):5人以下
宿泊業・娯楽業:20人以下
製造業その他:20人以下

※従業員数=働く人数 – 役員 – パート・アルバイト

●補助金額・補助率

事業に使用する費用のうち3分の2の補助金が給付される
最大で50万円まで

■補助金と助成金と交付金 何が違うの?

コロナ影響によって、国や地方自治体がそれぞれの経済施策を検討していますが、その中で「補助金」や「助成金」、「給付金」などと様々な呼び方をするものがありますが、それらは明確な線引きがなされており、使い分けられています。

1. 補助金
管轄は経済産業省です。必ず給付されるものではなく、内容に審査があり、場合によっては定員や予算上限などもあります。また、企業単位で受け取るものが多く、特定の投資や支出など使い道が限定されます。返済は不要です。

2. 助成金
管轄は厚生労働省です。雇用に関するものが一般的なので、社労士にお願いするケースが多いです。要件を満たしていれば受給できます。こちらも返済は不要です。

3. 交付金
事業の主体が主に地方自治体で、企業や公益団体がグループを形成することがあります。そのため、使い道については、補助金と違って事業全体に対する交付となり、複数年に渡った期間の内容に使われます。

 

全国での事例

■木材加工業:早川木工所(岐阜)
1975年創業の木材加工業。創業時は家具メーカーなどからのOEM(相手先ブランド)受注が中心。1995年に事業を承継した現代表の早川謙作氏は、自社ブランド開発に着手。

 平成26年度補正「小規模事業者持続化補助金」を活用して、地域の木材を使ったオリジナル商品を開発。補助事業終了後も、経営指導員が継続的にアドバイスを続け、商品納入先を増やしている。

■スーパー運営:有限会社丸和(宮城)

スーパー開店の翌日に東日本大震災が発生。震災から2週間後に再オープンし、被災市民への移動販売や復興工事関係者への食材販売を開始。
その後、宅配弁当需要に特化すべく、飲食店などと提携し、弁当のプラットフォームを形成(「シェフズ弁当」事業)。ネット受注システムなどを導入。
http://www.chefs-bento.com/

上記はほんの一例ですが、業種・業態・補助事業内容を問わず、さまざまな使われ方をしています。

平成30年 採択者一覧
https://h30.jizokukahojokin.info/index.php/saitaku/

 

クレアネットでの事例

クレアネットでは、申請書類の代行作成・WEB施策の実現・行政への報告書類の代行作成までワンストップでお引き受けしています。以下に、クレアネットでの制作事例を記載します。

■鍼灸・整骨院:WALK鍼灸整骨院(大阪)
https://www.walk-seikotsu.com/
【補助事業内容】
・既存WEBサイトとは別に、より絞ったターゲットに来院いただくための特設ページ制作
・WEB広告

数ある鍼灸整骨院の中からWALK鍼灸整骨院様を選んでいただくために、WALK鍼灸整骨院の強みである「足・腰」に特化した内容を記載したWEBサイトを制作いたしました。多くの患者様は様々な部位に関してお悩みかと思い、その中でも足と腰に悩んでいる方をターゲットとし、立地・性別・年代・患者様の傾向、などさまざまなデータをヒアリングし、インターネット上に有料広告を出稿いたしました。

こちらは一例で、他にも様々な事業者様の補助金申請を通しています。
「実費負担が3分の1で済んで良かった」
「とてもいいWEBサイトを作ってもらえた」
などと大変ご好評いただいております。

もちろん、これらの補助事業内容は、クレアネットとクライアント様で相談しながら決定したものですので、補助金申請の前までは、「インターネットでこういうことがしたいんだけど、何かいい方法ある?」くらいのニュアンスでいただいたお問い合わせがほとんどです。

 

まとめ

コロナウイルスの影響ということで社会的な冷え込みを感じます。

しかし、ここで下を向いていてはいけないな、と強く感じています。

経済人として何とかして耐えて、アフターコロナでは不死鳥のごとく復活していきたい、そんな想いを持った方ばかりかとは思いますが、そのためにできることは何でもやっていきたいと思っています。

先ほど上げた小規模補助金などはまさにそれかと思っていますし、そうでなくても、クレアネットにできることが何かあれば、お気軽にご連絡をいただければと思います。

https://www.clarenet.co.jp/contact/

例えば、衛生関連の会社さんなんか多忙の極みみたいな話をしていますし、
リモートワークが多くなっているので、webカメラとかヘッドホンなんて
アマゾンで入荷待ちとか、早くて5月お届けみたいになっています。

任意売却専門会社さんは忙しくなる気配を敏感にキャッチ、
シェア発想が少なくなったので車なんかも販売件数が増加、とかも。

敏感にキャッチしていきたいと思います。

(記載 谷 美輝)

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