フィギュアスケートのキムヨナとフレーム思考
■【SEOマーケティングの未来を読む~クレアネット通信vol.33】
2010.2.13
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■ 1 2010 大阪ハーフマラソン結果
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Name 、こんにちは、クレアネットの谷です。
● 「健全な精神は健全な肉体に宿る」
大阪ハーフマラソン、無事完走しました。
記録は1時間31分25秒、20分台は残念ながら出ずの結果でしたが
自己記録を更新しまずまずの気持ちです。
● 気温5℃の小雨のコンディションで、
沿道の応援は去年のほど多くなかったのですが、去年の大会よりも
10分以上タイムが伸びているのはまあまあ満足です。
今回はスポーツのマラソンと絡んで、スポーツの祭典オリンピックの中でも
フィギュアスケートに関連しての内容です。
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■ 2 フィギュアスケートのキム・ヨナとフレーム思考
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● バンクーバーオリンピックが始まりました。
ぼくの中では冬季オリンピックの中でも注目は間違いなく織田選手ですが、
その他フィギュア選手は注目です。
● 何で織田選手かというと、何といっても大学の後輩だから。
あと高橋選手より華がないから。地味目の選手が好きなんです。
サッカーで言うところのポジションで言うと中盤の底の選手ですね、
オシム時代の鈴木とか、オフト時代の森保とか。
● で、フィギュア選手の中でも女子選手でいうと、やっぱり浅田選手、
そして安藤選手、最終で中野選手と残って代表を勝ち取った鈴木選手ですが、
最強と言われているのが韓国の「キム・ヨナ」選手です。
● フィギュアを見ると必ず1回はこの「キム・ヨナ」という名前が出てきますし、
日本人選手にとってはライバルになるのですが、このキム・ヨナの強さ、はすごい
ところがあります。
何はさておき、このキム・ヨナの演技をどうぞ。
● キム・ヨナの演じる曲は「007」なんですね。誰もが聞いたことのある曲ですが、
最後にばきゅんとやる演技はキム・ヨナの代名詞、ボンドガールのお決まりのポーズ
かつみんなが愛するポーズになってます。
● オリンピックでもこの007のテーマに乗って演技を行い、そして、大きなミスがない
限りはトップになるのかな、と言う予想ですが、フィギュアについてはこのような
曲の選定も大きな戦う要素になっています。
● 明らかに曲のサビ部分などでは演技や観客も盛り上がってますし、表情や1つ1つの演技も
一体化している感じ、というのが素人目にもわかります。
素人目にわかるくらいなら、プロの目にも大きくとまっているはずだと考えること
できるわけです。
● ところでフィギュアのスケートリンクの大きさは知ってますか?
公式ルールでは 60×30メートル だそうです。
この長方形の中で採点基準に沿って演技をする、というのが決まった土俵ルールになるわけです。
● ちなみにサッカーの試合場の大きさは 105m×68m が正式ルール。
フィギュアとサッカー場は大きさは全然異なります、また、
サッカーはゴールにより多くボールを入れたら勝ち、シンプルなルールです。
● 昔中学校のときのサッカーの練習で監督は
「幅を最大限に使え」と言ってました。
横幅68mあるのだから、タッチラインぎりぎりを崩して外から攻めろ、という意味ですね。
そして試合でもタッチライン沿いにスパイクで走った足跡がないと怒ってました、
「なぜもっとコートを幅広く使わないんだ!」と。
● そのようなスポーツには決められたルール = 一定のフレーム(枠)があるので
その中でいかに持っている全てを出すか、が問われます。
だからこそ、キムヨナのボンドガール、というのが絶妙かつ素晴らしい、と感じるのです。
● 素人目にも確かに演技は素敵です、フィギュアではそれ以外に要素としては
・服装(ファッション) ・化粧 ・表情 そして 選曲 なんでしょうか。
全てがバランスよく成り立てば総合評価になりたつ気がします。
キムヨナもたまに笑顔を見せたりしてます、採点基準ではないでしょうが観客を巻き込んでいるのは
確かなようです。
● 私自身もかなりの胴長短足、かつ短い手ですが、
昔フィギュアで有名だった伊藤みどりさんも
胴長短足の典型的な日本人体系でした。
伊藤さんがボンドガールやっても・・・。
ボンドガールには007に出てくるなりの、それなりの妖艶さ的な部分も必要と思います。
日本人選手で言うと、浅田選手は童顔だし、安藤選手はいつも泣き顔ですし。
● それはさておき、この 長方形のリンクの中で、選手の特性に合わせた曲と
高度な演技を混ぜた短い時間を表現する、という視点で考えるとキムヨナのボンドガールが
「うまいな」というか「すごいな」といわざるを得ない、と感じてます。
● 60m×30m や108m×68m と枠を作ると思考がすっきりします。
あと時間の概念ですね。サッカーは45分ハーフの前後半の90分。少しのハーフタイム。
点が入るきっかけの40%はフリーキックやコーナーキックのセットプレーから。など。
● クレアネットのSEO対策もフレームワークです。
SEO対策も内容は大きく分けて2つ、サイトの内部対策と外部対策ですが、
SEO対策を行うには、サイトの中のものを積極的に変更する内部対策と、
中を変更しないで外から対策を行う外部対策2つしかないわけですね。
● フレームでいうと、SEO対策を弊社で行うのか、
クライアントさんでするのか。という二者択一性。
これも枠で考えた場合に発生する思考です。
ビジネスをしっかり行う前提なら、社長自らがSEO対策やってる時間など
あるわけないですし、業務の合い間に、夜な夜な被リンクを増加させる時間
と熱意がスタッフにはあるはずないですね。
あくまでぼくの経験上ですが。
● あとは時間の概念です。
いつまでに検索で上位に表示させたいのか、
は経営の利益目標にも関わってきます。
SOHOで1人食べていくだけでいいのでしたら時間もゆっくりでいいですが、
年度計画に沿って実現するなら迅速性も必要です。
「6ヶ月後にネットはここまで進めて反響を狙う」
目的が明確化した際に、フレームとして自社で行うか、他社で行うか、になるわけです。
● 話はまた変わりますが、ソフトバンクの孫さんが会社設立当初、ソフトの卸業を行ってたのですが、
業界で最も有名な会社に売りこみに営業した際に、その代表に対し
「うちと取り引きしてほしい。取り引きすれば1年は今よりも売上も落ちる。そして利益も落ちる。
けど、その後はうちと取り引きしてよかったとメリットを感じてお付き合いできるはずだ。
だから取り引きしてほしい」
と交渉としたそうです。ありえない話ですね。結局取り引きになったそうですが。
● 孫さんには上記のようなフレームワークはないでしょうね。ここが凡人との違いです。
ちなみに、SEO対策はフレームで考えやすい分野ですが、ビジネスはまた違います。
朝討ち夜駆け、何でもありの世界なので、ビジネスはフレームワークが困難です。
ある意味だからこそ「面白い」といえますし、クレアネットが勝てる土俵が存在するのですが。
今日はここまで。
● webの基本的フレームワークを知りたい場合はこちらまで!⇒ tani@clarenet-contents.com
【次回に続く