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ジャイアントキリングが起こりにくい市場

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■【SEOマーケティングの未来を読む~クレアネット通信vol.29】
  2009.11.06

  「ジャイアントキリングが起こりにくい市場」

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■ 1 続:ジャイアントキリング
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   Name  
   おはようございます、クレアネットの谷です。

 ● サッカーで「ジャイアントキリング」という言葉があります。
   日本語で訳すと 「大物食い」、ということを以前書きました。
 
   J1の山形が明大学に0-3で最近敗れましたが、
   これもジャイアントキリングです。といっても明大は緻密に研究を
   重ね、戦略的にも戦術的にも徹底的に分析を重ねて戦っているので
   結構このようなことは起こります。

 ● といっても、次に勝つのは至難の技で、だいたい1回ジャイアントキリングが
   起こっても、次は地力の差が出て負けるパターンが多いですが。
   
   今回はジャイアントキリングが起こりにくい市場がテーマです。

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■ 2 ジャイアントキリングが起こりにくい市場
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 ● グーグルは検索エンジンで有名ですが、日本ではヤフーが人気です。
   正確な数字は最近の統計で言うと 6:4 くらいでヤフーのほうが多いようです。

   あとはマイクロソフトのMSNが提供しているBINGという検索エンジンもあります。

   パソコンをウィンドウズ買ったら最初がこのマイクロソフトの画面なので、
   そのままBINGになることが多いです。

 ● これをあわせて グーグル : ヤフー : BING で 5:4:1 こんな感じでしょうか。
   もちろん私含めてヤフーとグーグル両方使う方も多いので、明確な数字も出しにくい
   のでしょうが。

   インターネット白書2007からでは、

    ・ ヤフー  53.9%
    ・ グーグル 32.7%
    ・ その他  13.4%   だそうです。

 
 ● ちなみに日本ではなくて、はるか遠くアメリカ及びヨーロッパ各国の検索エンジンシェアは
   というと・・・・。各国の検索エンジンシェアは
   
   ※数字はドイツのサーチマーケティング会社「luna-park」から
   

    ・ ドイツ  グーグルが89%
    ・ フランス グーグルが82%
    ・ イギリス グーグルが70%
    ・ スペイン グーグルが77%

   
   バルセロナのメッシも、リバプールのフェルナンドトーレスも
   多分グーグルを使ってますね。
   その他含めてもヨーロッパ諸国では8割近くを占めているそうです。

   
   あとはアメリカも

    ・ アメリカ  グーグルが57%
     → ヤフーは23%

   グーグルが独壇場です。独占状態ですね、そりゃ株価もあがります、という気持ちです。
   

   ちなみのアジアだけは

    ・中国 百度(バイドゥ) 70%
    ・韓国 ネイバー     70%

   ラテン語から始まった英語とかスペイン語とかは圧倒的にグーグルです、
   アジアだけは趣味嗜好と言語の影響なのか、独自の文化を形成しています。
   

 ● ネットでは小さい会社が大きい会社に勝つ、柔よく剛を制す、
   見ていて楽しい最も好きな展開が往々に発生しますが、
   検索市場は全くそんな気配はありません。

   日本はヤフーが頑張ってますが、世界的に見てダントツグーグル。
   日本にはその他一応いろいろな検索エンジンはあるのですが知ってますか?

   
   ・ビッグローブ  http://www.biglobe.ne.jp/

   ・ニフティ     http://www.nifty.com/

   ・ライブドア     http://www.livedoor.com/
   
   ・goo       http://www.goo.ne.jp/

   ・インフォシーク  http://www.infoseek.co.jp/

   ちなみに私は知ってますがあんまり使ってません。
   普段ヤフーのポータルを使っているので、
   他のを見るとどこに何があるのかわからなくて
   慣れたものを変更するには結構面倒くさい、理由はそれだけなんですが。

 ● ちなみに、仕事で検索使う方はグーグルをよく使うそうです。
   BtoBならグーグル狙いがターゲット的にいいと、
   クライアントからよく聞きます。

   
   とすれば

   ビギナーはマイクロソフトのBING
    ↓
   少し慣れれば ヤフーを利用して 
    ↓
   検索慣れした仕事で使う方はグーグル

  
   という流れが見えます。最初は他のでも、
   慣れてくればいずれはみんなグーグルにたどり着く、

   というようなイメージのでしょうかね。
   

 ● 昔ポケットベルを大学生になったときに張り切って買って使ってましたが、
   兄貴に「将来携帯電話で文字を送れるようになるからポケベルなんてなくなるって」
   と言われてむっとしたことがありましたが、正にその通りでした。
   
   うちの兄さんが先を見る目があったとは思いませんが、時代の流れでいくとそうなってますね。
   先を少し見て考慮すればそんなものかと。

   

 ● ちなみに私もグーグルは好きですが、なんでグーグルかというと、ただ早いんですね。
   グーグルクロームというグーグル初のブラウザを使うともっと実感しますが、
   グーグルはただ単に検索したら結果が出るのが早い。

 ● 私自身でいうと、最近ではグーグルドキュメントを利用しています。
   エクセル、ワードとほとんど同じ。アカウントあればどこでも利用可能。
   というわけでUSBメモリを持ち歩くことはいりません。

   あとグーグルではアクセス解析のグーグルアナリティクスもそうですが、グーグルマップ、
   便利なサービスが多く、どちらかというとユーザー視点に立っている
   感じがすごく感じます。

   この辺が何か気持ちいいんです。

   最終到達地点をどこに見据えて構えるのか。
   ビジネスにはゴールはないですが暗中模索でもない、一筋の光は必ず必要です。
   グーグルも「ユーザーさんが使いやすいかどうか」ばっかりをサイトでも出しています。
   
   この辺も共感もてます。

 ● ヤフーとグーグルという大きな器に乗っかったビジネス、というのがSEO対策
   の最も大きなイメージです。外の検索なども見つつ、リスクヘッジと企業存続に必要な分だけの
   利益は必要です。

   
   大きな対流を見つつ考えること、そうすればどの方向か見えますし、変化すべき方向も見えます。
   最終ユーザー視点、グーグルが評価する方向が正確な方向な気がします。

   日本を見て海外を見て、再度日本を見て。森を見て木を見てまた森を見て、というイメージでしょうか。

   といっても今はヤフーとグーグルだけなんで、しっかりこの2つを対策すれば日本では十分、です。
   ジャイアントキリングが起きない市場の上での戦いです、SEO対策は。

   ●ご質問、ご感想はお気軽にこちらまで!⇒ tani@clarenet-contents.com

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■ 3   おまけ:マラソンとビジネスと
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   マラソンブームです。

 ● 今回参加した西宮国際マラソンは無事完走。
     
   21kmのハーフを1kmタイム 4分30秒ペース、最終1時間35分程度を想定してましたが、

   結果は 2分早くて 1時間33分。 自己最高のタイムになりました。

 ● ビジネスも綿密な計算の元に先を想定して進むのでマラソンと似てますが、
   腕時計を忘れるというハプニングに加えて、
   マラソンの場合は15kmくらいで右足の裏ふともも当たりがかなり痛くなったことで
   最後は気合だけで走ってました。

   結果オーライでも駄目ですね、全く綿密な計画ない行き当たりばったりは駄目ですね。

   次は来月の三田国際マスターズマラソン。
   http://www.sanda-masters.org/top.html

 
   【次回に続く】

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