[盛和塾] 機関紙マラソン 118号
塾長講話
経営十二ヶ条 第一条第四条を集中して勉強し、実践する
「ビジョン」を確立するということでもあります。経営者はその組織が何を目指すのかというビジョン、目標を高く掲げ、それを集団に指示していかなければなりません。組織をどういう方向に導いていくのかという方針を示し、進んでいく先にはどのような未来があるのかという展望を描き、さらにはその実現に至る具体的方策まで指し示し、人々を導いていくことが経営者には求められるのです。
潜在意識とはなんでしょうか?人間には顕在意識と潜在意識があると言われています。私は今、顕在意識のほうで皆さんに語りかけています。皆さんも、顕在意識で私の話を聞いていらっしゃるはずです。つまり、顕在意識とは今目覚めている意識のことを言い、自在に駆使できるものです。対して潜在意識は、通常は意識の下に沈み込んでいて、表面には出てきません。自分の意のままにコントロールできない意識が潜在意識なのです。
血で血を洗うような熾烈な企業間競争を勝ち抜き、成長発展を遂げていくには、やはり「誰にも負けない努力」でなければならないのです。
【気付き】
誰にも負けない努力、最近ヴォルテックスの宮沢さんの一文を読みました。
https://jonetuceo.com/2013/11/17491/
「私個人で売っている不動産は、今では1契約2億円です。会社全体では、今季240億円の数字が出る勢いですが、私が作っている契約はそのうちの3分の2いくかいかないかです。今でも一日3件商談へ行っています。」
汗をかく天才。圧倒的な努力、経営者になっても変わらない情熱。
競争を勝ち抜くというよりも結果として勝ち抜けるだろうとしか思えません、盛和塾にもこういった塾生の方が多くいるから、いつも痺れそうになって気合が入ります。
盛和塾は来年で終了ですが最初の頃などは、ソフトバンク孫さん、パソナ南部さん、フォーバルの大久保さん、今でも上場企業で有名な方がたくさん出てきてました、そういった方をみて日々コツコツ取り組みます。
われ虚心に経営を語る
小山 敬子 ピュア・サポートグループ 代表
私も塾長と同じ臨済宗門徒です。仏教的なお話も心に響きましたが、塾長のお話はこんなふうに終わったと記憶しています。「私は生きる意味を考えました。それは心を磨くことであると思うのです」
私は介護というものを格好のいい、若者に人気のある仕事にしたいのです。
【気付き】
自分の職種をもっと人気の職種にしたい、これはあまり聞かないですが納得です。自分の故郷、母校、元いた職場、自分が小さいときからお世話になった場所に貢献したいのは当たり前の感情なのでは、と思います。
天皇陛下の心臓手術をした天野先生の書籍にもありましたが、
「初めての最初の患者に感謝する」という言葉のように、今は数千件も手術を行った先生も最初の患者さんには、知識しかなく経験も乏しく今見ればもっとうまくできただろうという反省が多々ある、けど、その経験を今の技術になった患者さんを救う助けになったと考えると感謝しかない、という話です。
私も縁あってこの仕事、この業界に就いていますがそういった気持ちは多くあります。そのような気持ちで仕事する人はいい仕事が就いてくるような、そんな気がしました。
われ虚心に経営を語る 山之口 良子〈北大阪〉
日本電子工業株式会社
やさしくて優秀だった弟ではなく、自分が死んだほうがよかったと、祖父母が深く嘆く姿をみて、父は考えたのだと思います。そしてその過酷な体験が名誉欲に対する異様な執念につながったのでしょうか。
【気付き】
原点回帰、ではないんですが、こういった経験は強い動機付けになって最終的に根本に戻ります。私自身エリートでもなければ、家業のものでも何でもないので雑草魂的なものに回帰するのはこれが当たり前だと感じます。
経営者でも家族関係が原点になっている経営者は強い、と聞きますが、それは強く強く感じます。
祖先に感謝しますが、「感謝する前に誰よりも立派になって報告に来んかい。怠けて言い訳ばかりしよって!」と祖先に怒られているような気分になるのもまた原点回帰でもあります。精進です。
大谷 勝彦 〈新潟〉 株式会社大谷 代表取締役会長
大谷さんは壮大な目標を持ちました。つまり、会社を日本一にしたいと思ったのです。なぜ日本一にしたいのかといえば、障害をもった人たちを雇っているからです。
【気付き】
障害者の方雇用を行い事業を成り立たせる、きれいごとでもなく本当に素晴らしいことだと思います。弊社はできてません、ただブラインドサッカーやパラリンピックなどスポーツを通じて感動をよく受けています。
https://www.youtube.com/watchvIocLkk3aYlk
http://clarenet-contents.com/archives/9034
事業としてはまだ。
日本航空を変えた意識改革とは
日本航空の社員にある種の危機感があったのは間違いない。しかし会社の業績が悪くなったことに対して、自分たちに責任があるとは思っていない。果たしてそれが本当の危機感といえるのだろうか。
意識が変わったリーダーが採算表で責任を持ち、フォロソフィを基準とした議論を戦わせるような組織運営のインフラができたことが、JALを大きく変えた要因だと思っています。
【気付き】
トップで変わります。
結局はトップです。