『SEOマーケティングの未来を読む vol.154』
大統領戦に見るwebサイトリサーチ
【1】 ハルカスの階段を登りきるレースに参戦する話
大阪マラソン完走してきたのですが、次は
■ ハルカスの階段を登りきるレース です。
○ ハルカススカイラン
参加料金は5,300円(税込)です、大会参加賞のTシャツもらえるんだから
こんなものです、費用は。今回参戦する距離は
『一般ランナーの部 60階 / 1561段』
なのですが、もちろん60階徒歩で上ったことないのでどんくらい
パンパンなるんか想像あまりついてません、危険な香りがします。
まだ申し込みは可能なようです、いろんなものにチャレンジ。
クレアネットのCは、チャレンジのCです。
また結果はメルマガにて発表します。
【2】 WEBマーケティング4コマ漫画
◆第223話
Aのつく企業
呉くんがいきなり社名変更の提案を出しましたが…
◆第222話
トンマナ
呉くんがトンマナについて轟部長に質問していますが…?
◆第221話
インサイト
呉くんと轟部長がインサイトについて話しています。
◆第220話
プライバシー配慮
呉くんがストリートビューで見たものは?
【3】大統領戦に見るwebサイトリサーチ
アメリカの大統領選がついに佳境を迎えています。
(11月8日現在です)
実質的に大統領が決まる本選挙は日本時間で11月9日の朝8時頃からと言われています。
現時点での支持率は民主党候補ヒラリー・クリントン氏が共和党候補ドナルド・トランプ氏に4ポイント差を付けてクリントン氏47ポイント、トランプ氏43ポイントでリードしていると伝えられています。
両氏ともちゃっかり儲けてる
選挙戦の行く末はもちろんですが、Web業界の人間としてやっぱり気になるのは
「彼らはどんなサイトを作っているんだろう」
という点です。以下、説明の箇所はあくまで個人的な印象です。
————————————
・全体的にシンプルで硬派な印象です。画像はあまり使わず文字情報が多いです。
強いアメリカを作るという意思の表れでしょうか。
[SNS] Twitter / Facebook / Instagram / Youtube
[SSL化] 有
[レスポンシブ] 有
・支持者と関わっている画像を多様し、人々と写っているイメージを強調しています。
各種SNSを用い支持者と同じ目線で戦うというイメージが伝わってきます。
[SNS] Twitter / Facebook / Instagram / Youtube / linkedin / pinterest /
medium
[SSL化] 有
[レスポンシブ] 有
————————————
(サイトSS)
コンテンツ内容は両方とも似ていますが、クリントン氏は様々なSNSを活用しているようです。
クリントン氏のサイトはビジュアル面、トランプ氏のサイトは言葉で以下に伝えるかを重視しているように思えます。
あと、両方ともよく見るとグローバルナビに「ショップ」という項目がありました。
ページを開いてみると選挙戦グッズを売っているようでした。
音楽アーティストのライブTシャツの物販みたいなものですね。
テレビで選挙演説を見てると皆同じ帽子をかぶってたりしてますがここで購入してたんですね。
昔、「クニミツの政」という漫画で「供託金(立候補時に国に納めるお金)も集められないような人間は立候補する資格すらない」
というようなクダリがあった気がしますが、やはり選挙戦ってお金がかかるし、その選挙戦を戦い抜く体力・国という集合体を維持する経済力というのも評価の対象になるのでしょうね。
個人的にはこのサイトでどれぐらいの収益が上がっているのか気になります。
■ クニミツの政
選挙でのメディア戦略と企業ブランディング
両陣営とも連日インスタグラムやツイッターなどSNSから日々の選挙戦の様子や自身の主張を投稿しています。
トランプ氏のフォロワー数はTwitterとFacebookを会わせて2,500万人以上と言われています。(クリントン氏はTwitter約1,000万人)
1回の投稿で2,500万人に対して訴えかける事ができる。
アメリカの人口は現在3.189億人(2016年11月)。全人口の約8%に対してと考えると比率が高いとは言えませんが、数字だけはなかなか迫 力があります。
しかも、それはテレビで放映する訳ではなくみんなが常に持っている携帯に届くわけです。
もちろん目にする機会は増えるでしょう。
これだけ強力な影響力のあるツールは他にありません。
そう考えるとSNSは選挙とすごく親和性の高いツールだと思えます。
使わない手は無いですね。
さらに第三者害が意図的に編集するという事も無く、純度の高い自分の主張を投げかける事ができます。
SNSを通じて認知を行う。投票者の携帯に声が届く。
声が届くから身近に感じられる。
そして関心が高まり、その人を知ろうとする。
知った結果ファンになり投票という行動に結びつく。
ネットでの購買行動や企業ブランディングとほぼ同じような流れです。
情報収集と情報発信
一昔前まではマスメディア以外では駅前での演説や後援会、選挙ポスターなどでしか情報を収集出来なかった事を考えると興味さえあれば誰でも簡単にその人の内情を知る事が出来るようになった今の時代はかなり進化したのだと思います。
少し前、選挙権年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられました。
いま、判断力がどうかはともかくとして、18歳でも30代40代と同じように情報収集を行い、SNSの投稿やつぶやきを通して30代40代、それ以上の年代の目線のリアルな声を知ることが出来るインフラが整っています。
情報を求めて自社やクライアントのサイトに来る人にどうわかりやすく伝え、興味を持ってもらえるかこれからも考え続けたいと思います。
(記載 谷 美輝)