塾長講話
グループのどの企業も月末で締めた時の 経営状態が翌月の最初の一週間に、全部損益計算書として出てくるようになっています。
「非常に優秀な人材だ。この男だったらこの仕事を任せられる」と思えば、 専門的な技術があろうとなかろうと、その男に賭けて私は事業に乗り出すわけです。 だから、まずもって事業は人です。
大切なことは、そうした管理会計システムを身に付けていると同時に、経営トップであるあなたと本当にあうんの呼吸でピタッと合う上司と部下の関係であることです。さらには、その人間性もあなたがよく理解しており、あなたを信頼し、尊敬もしている店長クラスの人材を何人養成できているかです。
はじめはその会社の規 模に応じた人しか来ませんし、またトップの器 量に合った人しか来ないのです
気付き
事業は人なり。これは納得。
この人に任せればいけるだろう、という人の動きや器量は一緒に仕事すれば見えます。その分、事業は人なり、会社は経営者の器にしかならない、そして、会社は管理職の器にしかならない。
会社の人が増えてくると全部みれるわけもないので、塾長で言えば冊子に出てくる伊藤さんのような、経営者の考えを行動にできるスタッフの数が組織の強さになるわけ、と理解しています。
経営問答(過去開催)
先ほど「四季折々の贈り物」と言ったのは一つの思い付きですが、根底になければならないのは、きつい仕事に耐え、生産も倍増させ、収益性も高めてくれた従業員に対して、何らかの形で感謝の気持ちを表すことです。
もちろん、お金を使えばいくらでも感謝の気持ちを表すことはできますが、中小零細企業の場合は固定費があまり上がるようなことはできま せん。ですから、恒常的ではなくて、テンポラリー(一時的)な形で行えるもので、感謝の気 持ちを表現することができなければなりません。
事業の成功を決めるのは「開発」が二割、「製造」が三割、「販売」が五割
私は技術屋出身ですが、事業を立ち上げる 場合に必要な要素は、研究開発と、実際に生産するという意味の工業化と、販売の三つです。 三つの要素の力関係、あるいは必要なエネル ギーの割合はどうなるでしょうか。
気付き
塾長のクレサンベールの話です。
『「開発」が二割、「製造」が三割、「販売」が五割』
売りが半分、これはいい言葉。
杉原俊夫塾生 通信機器設計製造・ソフトウェア開発・等
私はパチンコメーカーさんとお取引をしていまして、そこ では、売上金額はうんと張るのですが、付加価 値が少なかったのです。おそらく百八十三億円 の売上のうちパチンコメーカーさんが百二十億円くらいあったのでしょうか。
今いちばん大切なことは、塾長もおっしゃるように、「自分の企業の責任をしっかり果たす」 ということだと考えています。また「企業活動 は永遠に続く」というゴーイングコンサーン・・。
気付き
大型取引のゆえん、の箇所には大きく納得です。
粗利が小さいけど単価が大きくなることはこの業界でも、いろんな業界でも見えますし上場企業などは成長過程と見せることもあるでしょうから、全部否定はできませんが。
田坂正樹塾生 プリント基板のインターネット通販サイトの運営
会社を去る最後に「(七坪のオフィスにある)臭い共同便所と一緒にがんばれ よ」と、捨て台詞として残していった彼の心ない言葉は、盛和塾に入塾し、「感性的な悩みをしない」という学びを得るまで、私の心にわだかまりとなって残りました。
また、盛和塾ということで不思議な出会いやサポートも生まれました。監査法人選びも「未払い残業代がない」「棚卸在庫が少ない」など、盛和塾での学びを実践していた点が評価され、本来三年間の監査期間が必要なところを、一年前倒しで遡及監査をしてもらえることになりました。
気付き
P版さんの気付きと発表。元がミスミだったので全てが納得できました。
在庫抱えない、回転率、リピート、単価、なども。少人数ですがすごい。
この号の大きな学びの点です、スタッフと共有します。
塾長と私 池田 紘章 塾生「京都」
塾長にも出席していただきました。京都 サンガの社長や監督、選手にも参加してもらい ました。また納会だけではなく、シーズン途中 の昼間の試合の後に、年間二回ほどコンパを行いました。
気付き
7月27日、サンガの応援行きたかったです。
今シーズンはガンバの一美もいいですし、今期こそ上がってほしいです。
その他 経営問答・私のフィロソフィ
第二版の発表から二日後、四月二十二日の全体朝礼で、新しく受け取ったばかりの手帳が用いられましたが、さっそく私も指名を受け発表をすることになりました。「常に明るく」という項目を選び発表しました。
思い起こせば三年前に初めて指名された時に選んだ項目も、同じ「常に明るく」でした。
気付き
常に明るく。シンプルですが大事です。
そして3年前と同じ内容を選ぶ、という選択肢は私もあるのですが、それだけ同じことを価値に見出しているとか、自分の中で大切なものは大きく変わらないのです。自分を知ると客観的に過ちを回避できます。