[盛和塾] 機関紙マラソン 100号
表紙裏 人間として正しいことを正しいままに貫く
嘘をついてはいけない。人に迷惑をかけてはいけない、正直であれ、欲張ってはならない、
自分のことばかりを考えてはならないなど、だれもが子どものころ、親や先生から教わったーそして大人になるにつれ忘れてしまうー単純な規範を、
そのまま経営の指針に据え、守るべき判断基準にしたのです。
【気付き】
20才になるまでに、学校教育や地域の補助などで毎年子供は100万円くらいの補助をもらっているそうで、
20歳なので2000万分の国や地域から支援補助を受けているのが経済的な計算、と言う話を聞いたことあります。
成人したときに、「受けた恩は必ず大人の勤めとして返していこう」と思ったことを覚えています。
結局26歳まで大人の勤めはあまりできませんでしたが、今でもこれは思います、受けた恩やバトンはしっかりとまた返していく、
その繰り返しで社会もよくなるはず。
塾長講話-第96回- ◎商売の極意は相手も喜び、自分も喜ぶこと
経営も同様です。事業とは「自他・利他」でなければなりません。自利は自分の利益、利他は他人の利益です。
つまり、自分が利益を得たいと思ってとる行動や行為は、同時に相手の利益にもつながっていなければならならいということです。
自分が儲かれば相手も儲かる。これが商いの真の姿なのです。
京都で商人道を説いた石田梅岩の「まことの商人は先も立ち、われも立つことを思うなり」という教えにもあらわれています。
本当の商売人とは、相手も立ち自分も立つことを思うものである。相手からも喜ばれ、自分も喜ぶということこそが商いの姿であると、石田梅岩は説いているわけです。
「商いには相手がある。相手を含めてハッピーでなければならない」ということを皆さんに話してきました。
商売の極意は相手も喜び、自分も喜ぶということが基本なのです。
【気付き】
自他・利他、これは本当に大事です。
経営や仕事を通じて顧客満足を目標に、目標をずっと追いかけて時には自分の能力や知識や信用の蓄積をつくり自分を鍛えて、価値を発揮すれば
結局利他に繋がる、自分のためも最終には利他の精神にも繋がる、こんなイメージです。
そういえば「才能を私物化しない」ということも利他に繋がります。
うちには絵心あるスタッフが多くて、こんな感じにちょっと描くことも
(取引先さんの結婚式招待状)
相手が喜んでくれてそれ見て自分もうれしい、そんな感覚です。
塾長寸話
もし立派な仕事をしようと思えば、必ず犠牲を伴います。大きな成功には、それに比例する大きな犠牲を払わなければならないのです。これは自然の摂理であって、
【気付き】
トレードオフの関係です。試験合格したいから土日も勉強、みんな卒業旅行に行くのにぼくは試験勉強、これが当たり前のですが、
「何かを得れば何かを失う」ことを決めかねてるような人も多い気がします。
だからこそ、若いのに自分の人生を決断して行動してる人、なんかやっぱりすごいなと、その辺スポーツ選手がすごいのは鍛錬もそうですが
この決断の部分かと。
経営体験発表その後 栃谷 義隆
「会社と腫れものは大きくなったらつぶれるのがおち」です。それならば、一店舗一店舗全部見えるかたちで展開していくことが大事だと気付いたのです。
わが社は、クリーニングの業界ではISO9001の認証取得第一号となりました。
このISO9001を取得するのは大変でしたが、それまで会社に明確なルールを全部つくり変えることができました。
ヤングドライリースというヤングドライしか客先をもたないリース会社、これは年間投資額の二・五年分があれば経営できます。
【気付き】
クレアネットもプライバシーマーク取得してるのでそのたびに会社組織が強くなるのを感じます。
店舗ごとの見える化を図り、ルールを決定し運用すること。
特にリース会社システムは実に興味ふかく感じました。
経営体験発表その後 杉原俊夫
「人生というものは、短いスパンで決まりません。十年ではきまらないのですよ。二十年でも決まらないのですよ。
三十年でも決まらないこともあるかもしれません。そこで、一生懸命に努力をしていくのです。けれども、それでも決まらないことがあるかもしれません。
【気付き】
人の話をすることあるんですが、陰口を言われるような人にならないと、と思うことがあります。
噂される人ほど出るくいになっていて、影口言われるのは偉くなった証拠だと言う話です。
確かに人は負けたり屈辱を味わうと正当化するために人を悪く言うことで相対的に自分をあげようとします。
能力が低く仕事を継続することが難しいかな、というスタッフが退職なったのですが退職する最後の最後で
「ぼく以外にもOOさんもミスが多いしだめじゃないんですか?」
と正当化して話をどうしてもするのが人間の性です。嫉妬でもあり、自分の能力ないことを認めることなので絶対に言いたくないのですが、
そんなこともあります。
そういったことも含め、その子は今後どうなるのか、10年、20年で見ると本当に多くが変化しています。
自分は尺取虫のようにコツコツと努力。
経営体験発表その後 大畑 憲
われわれは一流の人材が入ってくるような業界でもないし、会社でもありません。
ですから、三流の人材を二流にする、四流の人材ならば三流にする努力をしないとダメなのです。とにかく「人で勝つ」という感覚をもって、会社を経営しています。
【気付き】
激しく同感。
頭で稼ぐことをしようと若い子はするんですが、汗かいて勝負したほうが勝ちやすいと思うし
大勢が頭で勝負するからこそそこを避けるほうがいいなと。汗かいて体で勝負して、ちょこっと頭を使う、
割合では8:2 くらいがちょうどいいと思います。
平田喜一郎〈香川〉株式会社ヒューテック 相談役
基礎の上に乗せるものには、アメーバ経営もそうですし、ERP(企業資源計画)のソフトウェアがあります。それによって、管理レベルを上げていきました。在庫管理、売掛管理、品質管理、クレーム管理といった管理レベルをシステムにしていったのです。
ですから、塾長のおっしゃる「コックピット経営」は、アメーバ経営という計器もありますが、その他にもいろいろな計器が並んでいるわけです。
そしてオーバーにいえば、全従業員がそれらの計器類をすべて見ることができるのです。
【気付き】
数字で言えばコマツさんのコムトラックス、を思い出します。
https://mirai.doda.jp/series/future-company/vol1/
コムトラックスは機械稼働管理システムで
「どの機械がどの場所にあって、エンジンが動いているか止まっているか、
燃料がどれだけ残っているか、昨日何時間仕事をしたか、すべてがコマツのオフィスで分かる仕組み」
のものです。
これによって盗難防止ができたとか、数字元に改善できるとか、管理レベルの数字があることで見える化が図られるわけです。
そんなコクピットの中のような数字判断は経営指標にもなります。