[盛和塾] 機関紙マラソン 81号
塾長講話
人間が生きていく上では、健康管理と知的管理、そして心の管理という、三つの管理が必要だ
「人間の心は庭にようなものです。それは知的に耕されることもあれば、野放しにされることもありますが、そこからはどちらの場合にも必ず何かが生えてきます。もしあなたが、自分の庭に美しい草花の種を蒔かなかったなら、そこにはやがて雑草の種が無数に舞い落ち、雑草のみが生い茂ることになります」
【気付き】
心に栄養を与えることは大事なことです。そして自分が何に幸せを感じるのかをしっかりわかることも大事です。
会社が成長といっても、いろんな要素があります。顧客数の増加、売り上げの増加、利益率の増加、社員の増加、自分の収入などなど。
マズローの5大欲求とかそんな学問でなく、単純に「社長と交換できた名刺の数」で嬉しかった社員のときを思い出すと、
やっぱり、顧客満足や喜んでもらえた声、そしてまた使ってもらえるときに喜びがあります。
そういった嬉しいこと、は何か、自分で理解しておくこと大事です。
何かで読んだのですが
・失敗したプロジェクトで信頼を気付き
・成功したプロジェクトで評判を気付く、という話です。
成功すればそれは結果で評判生まれますが、失敗しても最後まで必死に行ったのなら「信頼」される人間になるんです。
これは間違いありません、だからこそ、この格言信じて失敗恐れず戦います。
引用 経営体験発表 狹間容子(名古屋 中部液輸(株) 代表取締役)
自分を抑えるということは、頭でわかっているだけでなく、常日頃から、己の欲望や邪念を抑える訓練をしておかなければならない、されには、その欲望、邪念を抑えることが習い性になる、つまり自分の性格にまでなっていなければならないというのです。
【気付き】
大変な経験を狹間社長されています。
ただ成功される方は大変な苦労とそれに適応するだけの行動や思考回路を身につけているように思います。
そして、大きな会社の成功されている方は、みんなそういう経験を元に共通の価値観を持っているようにも。
大変な目にあったからこそ、そんな目に合わされた方に感謝する、すごいです。
山田 進(ニューヨークMaypro Group,LLC President)
私がフィロソフィや経営の原点十二ヶ条、アメーバ管理手法を従業員みんなに分かってもらおうとしているのは、私と同じような経営ができる人、すばらしい心根を持って、私と一緒に経営をしてくれる人を、ひとりでも多くつくりたいと思っているからです。つまり、そうした人が何人できるかということと、会社が発展するということは比例するわけです。
【気付き】
組織単位、会社単位なら同じ考えの人が集まれば最強、春の甲子園は大阪桐蔭と知弁和歌山でしたが見ててどちらもチームがよく、
監督中心にすばらしいチームでした。野球もサッカーも一緒。チームの勝利に全力で自分のできるプレーに取り組むチームは強い。
フィロソフィーも一緒、同じ考え方のほうが強く、コミュニケーションコストが下がる。
高橋克実(神戸 (株)イボキン 専務取締役)
技術研修では、社員一人一人に挑戦したい資格を聞いて、それがよっぽど的外れでなければ、極力取らせてあげるようにしています。
私は、こういう人が嫌がるような廃棄物の処理は、今後さらに大きくなっていくので、そういうものに、やりがいと生き甲斐を求めて働いていく企業は、大きく発展していくと思います。
【気付き】
揖保の糸、の揖保にあるイボキンさん。
継承の話なんですが、芸能や落語などは口頭による伝承をや継承を採用しているそうで、そのほうがある意味、
間、仕草、表情、すべてを口頭でやったほうが圧倒的に短時間で継承できるからだそうです。
研修もそう、継承もそうなんですが、文章だけと口頭の情報交換、どっちがいいかわからないですが、
技術職だと実際に見せたほうが早いなとかとか。クレアネットではぼくが実際にやって画面見せてから仕事任せますがまさにこれ。
寺岡直彦(福岡(株)てら岡 代表取締役社長)
「良い土地は個人の物であっても地域のためになることを考えるべきです。人が集まり喜ぶ料理屋が一番最適です」
【気付き】
地域にも還元されるお店やさん。
顧客よし、地域よし、そういう発想のお店は地域からも評判よくなります。
戸田直員(静岡 (株)トダックス 代表取締役社長)
「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ、ただ一燈を頼め」。
一燈とは強い志や情熱、想い、暗夜とは世の中一寸先は真っ暗な闇という人生航路をいってる。
【気付き】
目標目的のない人生は暗闇をトンネルで進むようなもの。
桑原俊孝(熊本(株)わくわくコーポレーション 代表取締役社長)
「毎月のランニングコストに影響しなくて、資金に余裕があるなら、
買われる側の立場を尊重してあげなさい」という塾長の企業買収の心得を参考にしました。」
【気付き】
買収される側の利にもなるように。
利をすべてのかかわる人に配慮することは大事。
竹中右門(名古屋 竹岸産業(株) 代表取締役社長)
銀行を頼らず、自己資金で経営をやろうという信念がありました。
資金がなくなったら家屋敷を売ってでも家族を守り、社員を守って立派な会社にしようと思っていました。
まさに背水の陣を敷いたわけです。お金は出るときはスピードが出ます。実感です。たまるのはとても時間がかかります。
【気付き】
金が出るときは一気に出ます。
連帯保証と個人保証でがんじがらめの社長の目線と、スタッフや社員の目線はぜんぜん違います。
見てるもの一緒でも全然見えてないんです。
見えてないから、借金もみえてない、個人保証も知らない、利益や売り上げも知らない、
だから何となくでエビデンス的なものもなく、「松屋だと時給1000円ですよ。給料上げてください」
なんて言ってしまうのがスタッフなんです。
その理解をまず深めたうえで何とか協力してくれと、拝んだり願うしかない。
経営は経を営む行為、実に難しいです。