[盛和塾] 機関紙マラソン 60号
素直な心をもつ
素直な心とは自分自身の至らなさを認め、そこから努力する謙虚な姿勢のことです。
【気付き】
最近お会いした方採用面談の方ですが、ぼく以外にも面談してもらって話したのですが「どうでしたか?」と聞くと、「担当異なる方からいろんな話を聞けてすごく魅力が広がりました」趣旨の話をされていました。
面談での必要なことに、「相手を理解して個別に魅力を伝えたりすること」
があるのですが、営業と同じでどんなことに困っていて喜んだりするのかを判断できる能力はすごく必要。この方のようにいろんな方から学びを素直に得ることは、ふと気付くと失いがちなので自省もこめて日々素直に生きます。
塾長講話 信ずれば変わる-頭ではなく、心に信念化する
本当に業績があまりよくならないのであれば、せっかく盛和塾に入り集まって勉強しても意味がありませんし、私自身も残念に思います。
あなたの人生も、企業の業績も、すべてはあなた自身が作っています。つまり、あなたの心がつくっています。個人であれ企業経営者であれ、あなた自身が思っている通りの人生、思っている通りの企業経営が、そこに現れているわけです。
「社長、私もそういう考え方でいきます」と心から信じてくれる従業員が何人できるか。それによって会社の業績は決まっていきます。
【気付き】
企業がなぜ成長しないといけないのかでいえば、売上があっても世の中の消費の総量が増えているので相対的に成長しないと衰退になってしまうから。自分もそう、日々成長して企業を成長させないとという意思をもっと強くももたねば。
明るい未来に向かって希望に満ちあふれていることは経営者には大事です。
今は情報化社会でいろんな情報を批判的に悲観的に受け取る機会もありますが、明るい未来を明日がよくなるという実感で生きていけるかどうか、結構大事だと思います。
ネット業界は成長産業なので、まだまだもっとやれることも提供できることも商品開発も可能ですので、がんばります。
経営の研究 京セラ(株) 会長 伊藤謙介
頭ではわかっているかもしれませんが、心ではわかっていないのです。当然従業員に伝えることもできません。自分が信じていない事を従業員に信じ込ませることなど不可能です。自分が本当に心から信じ、それを従業員に伝える。
私どもにそのような力を与えてくれたのは、一人ひとりの社員の血となり肉となって、息づいていた確固たる哲学でした。
塾長が教えていただき、一人ひとりの社員に息づいた「日々創意工夫する」という教えが創造的な製品を生み、また「未來進行形で考える」
「手の切れるような製品をつくる」という教えが、ものづくりの精神を体現させ、さらには「お客様の召使いたれ」という教えが顧客至上主義
となって結実したからこそ、社員は遺憾なくその力を発揮し、先発大企業を凌駕することができたわけです。
全国一万一千五百社にのぼる企業を対象に行われたアンケートでは、経営理念に対する設問があり、「経営理念があるか?」という質問に対しては、五三%の企業が「ある」と答えたそうです。
日本の医薬品業界のトップ企業です。もともと収益性の高い医薬品業界ですが、同社の収益性は群を抜き、京セラグループと同じ一兆円くらいの売り上げながら、四〇%以上という極めて高い利益絵率を誇る、まさに優良企業です。
「倹約の精神」が、武田薬品工業の高収益の原点だと常々おっしゃっています。
確固たる、思想体系に裏付けられた、一貫した経営理念こそが、「フィロソフィ」であると私は理解しています。
【気付き】
伊藤さんの話は塾長と同じく迫力があります。
実に真実です。
みんなで取り組み、目指す会社を一緒に創っていく。自分にできないから創意工夫を行いカバーする、発想は本当に大事です。
素手でクマに勝てないから武器を持つ、というもので、自分でできないことをどうやって工夫してできるようになるのか、も経営の1つ。
人材リソースもそう、不合理になっているからこそ改善が生まれる、と思いながら今日も創意工夫を行い経営をよくしていきます。そこでですが、最近日報ツールを入れました。
前のシステムだと飽きが生まれて、というのは新しい発見です。20代のときは私もそうでしたし、どんどん新しいことやモノを取り組む、チャレンジしていく、は経営者が率先しないとこの業界。このツールをみんなちゃんと使ってるのをみて改めて反省しました。
われ虚心に経営を語る 高田和幸
再建に失敗した時は、お世話をしていただいている方々への責任を取るため、自分自身に百万ドルの生命保険を掛け、決死の覚悟で挑みました。
しかしながら絶対に死にたくありませんし、自分自身の価値は百万ドル以上あるはずだと思いました。
たとえ自殺しても、三年以内だと無効になってしまうのでどうしても三年間は生きて頑張らないといけないと思いました。
ダメで元々と一年目には月次を黒字の回転にする、二年目には年次で黒字を出す、三年目で債務超過を解消し黒字経営にもっていく、といった三年計画を
立てました。その結果、三年後一九九六年度には黒字になりました。今思えば、あれが「死ぬ気で働く」
印刷物の持つ本来の「マーケティング・ツール」という意義を忘れていたことでした。
【気付き】
これは目からうろこの話でした。
石の上にも3年、死ぬ気で働け、と言いますが、3年と言う期間が生命保険の自殺してもお金が下りない期間とは知りませんでした。この3年を死ぬ気で働けば、必ず明るい未来が見えてくるのもわかります。
3年必死にやってだめなことは、私自身司法試験6回落ちたので明るくなかったものの、その期間で得られた忍耐力や持続継続力、努力、などなどは今に十分生きてます。
自分のリソース(時間・お金)などをどのように利益や成長につなげるのか、は経営者として実に大事で、常に資産と利益の最大化を考慮し実践したいと思います。
想定外のトラブルが多くなると疲弊するのですが、最近育児の面でもようやくわかりました。計画通りいかない不満と、何もかもが全くうまくいかないことだらけなので想定をしなくなってきましたが、仕事に置き換えると。
プロジェクトでも、仕事量がどうこうではなく外部のいろんな要素でスケジュールが変わったり仕様が変わったりすると自分もしんどいのと、スタッフも疲弊させてしまいます。気をつけます。
初心に戻ることは常に大事です。
独立して10年くらいになってくるけど、最初5年なんかサラリーマン時代よりもずっと忙しかったですし、えげつないトラブルも起きるし、その後スタッフの教育や育成、マネジメントなどの対応でなんだかんだ忙しくそれでも現場を離れることも当然なく、で走ってますが、初心に戻ると新鮮な気持ちになります。
前に前職の社長のところに行って話を聞くと、昼から麦酒飲んでましたがまだその域には達することはできてません。日々初心に戻ること、ちなみにクレアネットの「クレア」はスタートしたマンションの名前に「クレア」って入ってたのでそこからとりました。
社名をみるたびにいつも初心に感じることができるように。
学びにまなぶ-稲盛哲学実践の現場から
「飲食業は人が相手の仕事です。人から褒められたり、見られたりすることによって、人は育っていきます。そのことを社員もアルバイトもみんなが実感しています」
【気付き】
他者の評価は求めないことが大事で、その結果として評価を得ることになると思います。自分の評価は自分が一番わかります、もっともっと、まだまだできる、そう思いながら日々自分が最も大事な批評家・評論家として精進します。
仕事に関しては、いろんなネガティブ要素を集めるよりも、イキイキして成長させて事務所を拡大させたり仕事に取り組んで実績を積んだりしている人も多いように思います。モチベーション高くして頭使って知恵使って一所懸命頑張ればこのネット業界はまだまだ十分に明るいとしか思えません。本当に。
あの日あの時 稲盛和夫氏 元京セラ労働組合組合長 奥村常雄
「君は職人だし、なかなかや。これからは、君と同じ人を何人つくってくれるかが、この職場の発展になる」と言われました。
きっと稲盛名誉会長は、職人根性というものを見抜いておられたんだと思います。職人は自分の技術を絶対に人に教えない。道具も鍵をかけて各省に自分で管理をして、人には使わせないようにするのです。
そこで名誉会長に教えられたのは、自分みたいな人間を十人作れば、十倍のモノができる。
朝礼で重要視したのは、前日の問題点とか今日の問題点です。
「やってもらう側から、やってさしあげる側にまわらんかよ」と、稲森名誉会長はよくおっしゃっていました。
「会社が転んでしまったら、いちばん苦しむのはおれじゃない。社員たちが路頭に迷ってしまう。だから、全従業員のためにこの会社を立派にする。いかなるときでも大丈夫なような体制にせないかんのや」
【気付き】
結構最近思うのは、大企業だから、国や自治体だから、ということでそんなおかしくないんだろうと思ってたりするんですが、結構そういう方たちでも「おかしくない??」いうことが増えました。
何もしないとすごく不利益になるので、しっかり調べて不利益回避するのですが、結構大企業・国や自治体でも変なことをするときにはするものだ、と実感理解したのでしっかり自分がしていかねばと思います。
会社転んだら大変なのはみんな。もっともっと全従業員のために、強い会社を創らないと。