クレアネットの代表ブログ

[盛和塾] 機関紙マラソン 4号

塾長理念 : 信念にまで願望を高める

【引用】

・心の奥底からこうありたいという、強い願望を持った人ですと、周囲の環境がいかに難しくとも、願望を実現するための方法を
考えていきます。そこに努力と創意が生まれてくるのです。
・心の億底から発し信念にまで高まった願望を持っている人は問題をいかに解決するかという創意工夫と努力を始めるのです。
・人生において、素晴らしい歩みをしていく人と、挫折につぐ挫折を重ねていく人、また平々凡々と進む人、その違いはここにあります。

【気付き】

似た言葉に潜在意識にまで透徹するほどの願望を持つ、というのがあります。
意識すると自然とアンテナが高くなります。「いい部屋借りたいな」と思った瞬間にチラシやCMなど物件情報が
目に入るのと同じで、夢に出てくるくらいにビジョン化して想いを強く持つ、これはとても大事です。そしてその想いを
実現できるように日々歩む、素晴らしい歩みには必須です。

フィロソフィ座談会: 信頼し惚れあう場を目指す

【引用】

・京都賞の授賞式に参加させていただいて受賞された三人の方の講演を聴かせていただきました。稲盛財団の瀬島会長が稲盛理事長の
「世のため人のために役立つことが人間として最高の行為である」という考え方を紹介されて脳裏に焼付いた。

・リーダーシップのいちばんの条件は人間たらしだと思うんです。それも一対一ではなく不特定多数をたらしこむだけの人柄がいります。
・たらしこませているんだけれども、その前に塾生に会った瞬間にたらしこまれている。だから皆さんもぼくを好いてくれる。
・みんな初対面でも私自身が瞬間にその場に入り込んでしまうからみんなも仲間として受け入れてくれる。
・うちの会社では幹部になるには、裸になれるか、ということを条件としてきたのです。
これは、長所、短所、能力、虚飾、見栄、外聞、全部剥がしてもともとの自分をさらけ出してください、その裸になった状態で
相撲のぶつかり合いみたいに本音で人生を経営を語り合いましょう、でなきゃ経営などできるはずがありません。
・人は自分の恥部、自分の哀れさを直視できたらいちばん強いんです。
もっともっと裸になって自分自身を知り、そこから出直せば世の中はもっと明るくてもっと素晴らしいものになります。

【気付き】

人間的魅力を総じて「人たらし」という言葉にまとめてますが、目指すべき経営者像はここだと感じます。
細かい点はたくさんあっても、裸になって人がついてくるような人物であるべき、不特定多数の人を魅了できるような
どこかの文脈にありましたが、ヒットラーなんていうのは結末はどうであれ人を魅了したのは確か。
そういった魅了できる人物になり、信頼し、惚れあう会社にしたいと思います。

塾長講和:利他の心をどう高めるのか。

【引用】

・経営者というのはたらしこまれ、たらしこます、それが自然にできる人でないとあかん。だから人間的に魅力ある。それこそリーダーの
絶対的条件かもしれません。

・死ぬほど苦労してでもお前の面倒はおれが見てやる。だからお前も会社のために頑張ってくれよ。
(従業員の反乱時に)もっと数字で約束してもらわんとあかんというから、おいお前ら、騙される勇気はないのか、騙す男かもしれんが
騙される勇気はないか。まだ若い。一年騙されてそれから辞めてもいいやろ、ええかげんな男で騙したと思った時点でドスで刺してもいい。

・経営者は自分が任命した部長や役員が遭遇した問題は「あのバカ、ろくでもないことしやがって」と第三者的に見るのではなく、一人称で
自分が遭遇していると思って解決してやるということでなければその人はついてこないと思いますし、その部長に離反しようとしている
部下もついてこないと思います。

【気付き】

こっちでも「人たらし」という言葉が出てきます。
また、塾長の経験から「自分の言うことに騙されてやってくれないか」ということを説いた話はすごいです。
自分まだできてません、最後まで経営者は責任を負って誰よりも働き結果を残すことで塾長の経験談の域になれると感じます。

われ虚心に経営を語る 渡部隆夫様 ワタベ衣装店社長

【引用】

一番大事なことと思うのは、社員が会社で楽しく働き持てる力をフルに発揮して豊かな生活を築くようになることです。
ロシアの文豪ゴーリキーの「どん底」の中に「仕事が楽しみならば人生は楽園だ、仕事が苦しみならば人生は地獄だ」
基本理念はたえず口にすることによって徐々に浸透していくものではないでしょうか。

ワタベは何屋さんかといえば貸衣装屋さんと一言で片づけられそうですが、そういう感覚では将来を描くことはできません。
私たちは「ワタベワールド」なるものを定め、ワタベが社会の中で分担する十の生活の世界、として掲げています。

【気付き】

ワタベウェディングさんの25年近く前のビジョンや内容です。
当時からすごく理念もしっかりしていて、「仕事を楽しめるような配慮」がたくさん出てきますし、自社を単なる
貸衣装さんと定義づけしていなかった点は参考になりました。

われ虚心に経営を語る 堀尾隆様 からふね屋珈琲社長

【引用】

売上高を高めるために、二十四時間営業にしました。

【気付き】

からふねやさんはJR系に売却して、今3ビルなどにも入っている「ホリーズカフェ」に業態変更しているようです。代表堀尾さん。
先見の明がある社長さんで、事業化部分は本当に参考になります。
身近な企業さんですし、南森町にも店舗があって、流行ってます。この変化を読むだけでも事業家として参考になります。
http://dialog.ceo/interview/1737

われ虚心に経営を語る 山田喜三郎様 アルポレックス社長

【引用】

CIを導入して社名を山田製材有限会社から株式会社アルボレックスに変更しました。
アルボはラテン語を語源としまして、「木・樹木」を意味して、レックスもラテン語で「王者」を指し、エックスは「未知なるものへの
チャレンジ」を象徴しています。社名とともに「ビジネステーマ」や「存在意義」「目標」「あるべき姿」「起業基本指針」「プロミス」を明文化しました。

【気付き】

塾長コメントがないのですが、山田社長は現在社長から会長になって、教育分野にも取り組んでいるそうです。
ナイス株式会社と資本・業務提携を実施 とサイトにあるので、すてきナイスグループ(東証一部2380億売上)子会社提携でますます
成長が見込めそうです。
https://job.rikunabi.com/2017/company/top/r260700013/
http://profile.yahoo.co.jp/consolidate/8089

われ虚心に経営を語る 三矢昌洋様 喜代美山荘社長

【引用】

不況は長くなる、市場に混乱が起きる、小が大に勝つにはこういうときしかない。
不況ということもあって人材も集まってきている。不況はこういった意味で非常にありがたいものでした。

【気付き】

ピンチはチャンス、しんどいときは採用が楽、などメリットもあります。
経営も塾歴も長くないのですが、2020年か2019年くらいに消費税が10%なった後は不況が来るはずなので、
そのときの指針として肝に銘じます。

われ虚心に経営を語る 松本陵志様 フジケンエンジニアリング常務

【引用】

グループ経営を図っていこうと分社化しております。
3K打破のために、平成4年度に初めて女子技術社員を採用することができ、現在勤務しております。
http://www.fujiken-e.co.jp/company/03sles.html

【気付き】

採用は現在弊社でも悩みを持っています。
女性社員採用などもありますが、質実剛健でもいいのですが、webや媒体を使うと
採用関係での一定の配慮などはないとエントリーが急激に落ちるのは経験上分かります。
最初の「女性技術社員」、最初の「新卒採用」、最初の「派遣社員からの正社員化」など
工夫は大事だと改めて感じました。

あの日、あの時、稲盛和夫氏

【引用】

その頃の塾長は話すテンポが速かったですね。仕事のことだけをババーッと話す、野球なら速球派、剛速球派でした。
昔はどこか粗削りな厳しさと迫力をもった部分がありましたが、今は笑顔の裏に隠された近寄りがたいすごい男としての迫力を感じますね。

【気付き】

若かりし塾長が怖かったエピソードの1つです。若いといっても40代・50代でしょうが、年老いると丸くなるのが普通なら、
若いときにはハードにいくべき、速球派でOK、という思考発想の参考になります。社内でもそういった感覚や、採用でも多少尖っているのも
ありだと、このエピソードからも感じます。

切磋琢磨・京セラ労使物語  福井誠

【引用】

我々仲間は、苦境の中でこそさらに強い結束を図り、一心同体でのぞむという連帯感が湧き上がったのである。

【気付き】

大家族主義で経営が正にこの回でも語られています。
「死ぬほど苦労してでもお前の面倒は俺がみてやる。お前もまた会社のためにがんばってほしい」という労使がともに頑張る関係、正に大家族主義経営です。
京セラでは労働関係では常にこの関係がしっかりできているからこそ、全員参加の経営ができるんだと感じました。

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