初めての体験がもたらす興奮と感動、ですが、何でも人間の経験で初めてのことはよく覚えているという話です。
最初の幼稚園、小学校、中学校に高校、社会人の初日などなど。その社会人生活がそのまま経験則になるので、その考え方や様式を変えようと思うとその考え方や様式が染みついた時間と同じくらいの時間がかかります。
例えば、ずっと「オフィスグリコ」みたいなものがある環境で仕事しているので、何かあった際にすぐにお菓子とか買えないと今は結構不便です。福利厚生のためにオフィスグリコをとかそんなんじゃなくて、あるのが当たり前みたいな考え方してるのも経験則や考え方の1つです。何かあった際にさっとお菓子買ってみんなに配ったりできないのはストレス。
そういうわけで、実習生のみなさんに「裁判所傍聴記録」をまとめてもらいました。
>>大阪地方裁判所に行ってみた
>>傍聴に行ってみたレポート
何度見てもIさんのイラストセンスには脱帽です、ほんとお上手。
裁判所傍聴なんてまずしないことですが、全員言ってたのが「一度は行ってみたほうがいい」です。
市民に公開されている以上、軽い気持ちでいくこともでき、神妙な心持ちで行くことも可能。ドラマと同じと感じるのも自由ですが、「冤罪」になったら本当に大変だと心から感じることもあったようです。いろんな考え方がありますが、クレアネットの仕事はwebを通じて顧客に貢献していく仕事であって、弁護士さんや検察官の方、裁判官だったり警察の人もみんな自分の持ち場で一生懸命やっているだけ。
また犯罪者も現時点では被告人なので、「疑わしきは罰さず」からまだ無罪の方です。
偶然にも裁判員裁判がありましたが、人が人を裁くこともまた難しいんだろうと何となく感じてしまいました。この人に対して懲役10年にすべきなのか、有罪と考えるべきなのだろうか、懲役5年にすべきなのか、執行猶予をつけるべきなのか・・、私にはそんな怖いことは改めてできることならしたくない、優秀で判断能力ある裁判官にすべて委ねたいものと改めて感じた次第です。
ぼくらはぼくらの持ち場があるので、その場所で精いっぱい頑張れるときに頑張ろうと。そんな気持ちになってくれたのでよかったと感じています。