「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語。
著者は駒井俊雄さん、駒井さん!
びっくりしました。私が前に石垣島で商工会議所でweb活用セミナーを行ったのですが、そのきっかけを作ったのが駒井さんですし、産創館では業務分析やマーケティングなど起業から最初の頃に先生として指示いただいたのも駒井さん。その駒井さんが書かれた書籍、ということでちょっと何か変わった気持ちで読んだのですが、あとがきを読んでいろんなことがすっと納得しました。
サーモスは前に行った明太子が有名なお店でお湯割り用のお湯はサーモスさんの魔法瓶でした。
具体的な内容は一気に読めますし、ミスミの三枝さんの書いた戦略プロフェッショナルなどの三部作のような、ビジネス小説というかノンフィクション的小説の中では同じくらいわかりやすく読みやすく、スタッフなんかも読んで欲しいと思った本でした。中小企業、中堅企業は基本圧倒的弱者であって、ランチェスターの弱者戦略からすれば市場細分化することによって勝てる土俵が生まれる、まさにこのランチェスター発想が色濃く感じた内容です。
何よりも、今は中小企業診断士として活躍する駒井さんが、実はこういった経歴や過去があって、そしてこの経験があるからこそ中小企業診断士として活躍されているという点、モチベーションの原点を感じました。