会社に縁あって入社して頑張るスタッフの中には動機も夢もみんなそれぞれ違いはあります。個人個人違うのは当たり前が大前提で、会社なので同じ方向を向いてベクトル同じく仕事に取り組みたいものです。
そういったまだ、会社に入社したばかりや入社する前のスタッフもいるので人事に関するような部分をちょっと紹介します。
前に会社見学会に来られた後、生徒さんからのご質問いただき回答した内容です。
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■ PCで作業する以外にはどのような業務があるのか?どんなことを考えているのか?
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あくまで私の場合です。会議、営業提案、社外制作打ち合わせ、採用面談、電話などがあります。また経理の入金確認、数字確認、資料確認、など用紙とにらめっこしている時間もあります。もっと顧客満足はどうやればアップするのか、とかもそう。何事も早く段取りよく済ませたい、と日々思ってます。考えていることは、「今回こんなに時間かかったけど、次は絶対半分の時間で済ませてやる。とか、次はかからないような改善を行おう。今日しよう」とか日々改善して次によくなる方法を考えてます。会社成長に何が必要か?とか必要な項目は「経理からはどうか?」「法務からはどうか?」「営業面からはどうか?」等日々考えてる気がします。
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■ 入社してから、どのような過程を踏んで業務に入っていくのか?
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入社してからは個人のスキルなどにあわせて徐々に仕事をお願いしています。技術があるといっても顧客や仕事の進め方など慣れないことも多いので、無理は禁物、少しずつ慌てずに、です。
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■ webの仕事をやる上で最も大事にしていることは何ですか?
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webが好きなことです。別にwebデザインでも、コーディングでも、ライティングでも何でもいいです。webが好きなことです。ぼくは好きですし、作るのも企画するのもやっぱり楽しいと思ってます。
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■ 何故ニートからwebの会社に来たのか?
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web成長産業だったからです。成長産業では経験値高いライバルはいません。弁護士のような法律業界では30年最前線で弁護士やってる先輩などごろんごろんいます、やっぱり勝てません。自分で勝てるポジション探し、結果web業界でした。(2004年当時)
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■ なんで社長になろうと思ったのか?(なぜ会社を設立しようと思ったのか?)
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自分でやりたかったからです。全てのリスクを抱えて、営業から納品、入金まで自分でリスク取って生きたかったから。特に26才から就職だったので同期や周りより周回遅れ、26才で上場企業の社長になった人もいるのに、と常に焦って生きてました。今考えれば若気の至りはたくさんあります・・(汗
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■ この業界でおいしいな、と思うことはありますか?
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いろんな業界に関われることと思います。webはどんな場所でも必須です。政治の世界もそうですが、医療業界、不動産業界、税理士業界、弁護士業界、アパレル業界など、いろんな業界の商慣習や数字の部分を知れるので、そのいい部分を自分に応用できます。何がおいしいかは人によりますが、いろんな業界に触れると「それは絶対NG!」というのも触れるので、大怪我しなくてすみます。
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■ スタッフの方々のモチベーションを高める独自の方法はありますか?
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特にはありませんが、スタッフはみんな頑張ってくれています。仕事をする以上みんないい仕事をしたいし、いい仕事して満足して欲しいはずです。営業でも、デザインでもプログラミングでも、チェック作業でも。いい仕事にはすぐ「いい仕事!」と伝えること、悪い仕事は「悪いから改善しよう!」と伝えるなど信賞必罰の精神と、あとはお客さんからの声を直接聞いてもらったりもしてます。そういえば、このアンケートなども無記名で書いていただいてるので、会社説明したスタッフも見てます。「先輩が頑張ってるのを見て私も頑張ろうと思いました!」など書いていただいてるのは、やっぱり嬉しいんですよ。そんな自分の仕事やしたことの、いい声も悪い声も共有してることもモチベーションを高める方法かもしれません。
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■ 会社の目的聞いたのですが、何でこの目的になったのでしょうか?
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設立3年目くらい前、スタッフが全員退職したときに、何のために会社があるのか、会社をしているのか考え目的がはっきりしました。利益上がろうが会社が儲かろうが何だろうが、スタッフがいつも辞めたい辞めたい思ってる会社なんてあきません。なのでスタッフの物心の幸せ、というのがベースです。そこから、webを通じて顧客満足を得てお金が儲かる、順序がはっきりしました。
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■ webではデザインやイラスト書ける人が有利なのでしょうか?
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うちでは特に有利と考えていません。イラストやデザインがスタッフで上手なスタッフがいますが、ずっと書いているわけでもないですし、他の仕事もたくさんあります。なので、今から書けるようになる練習するよりは、プログラミングしっかり勉強されたほうがいいと思います。
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■ どのようにお仕事を取ってきてますか?
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今期などになると現状、かなり多くの割合が紹介で仕事をしています。一度制作をしたお客様からリピート、お客さんの紹介でまたお客さんが来る、そういったいい循環でやっています。いいものをきちんと作る、その繰り返しでしっかりと信用を重ねている、そんなイメージです。
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■ 「スタッフの方々がこの仕事をしていて、よかったと感じる瞬間はどのようなときですか?」
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【スタッフA】
客観的な目線で、常に自分の仕事を評価してもらえることです。自信のないロゴやバナーを絶賛されることがあれば、うまくできたと思っていたロゴを酷評されることもあります。自分の考えはちっぽけなもので、しかも、固定概念にとらわれがちです。たくさんの方々に直接意見をいただいたり、また、間接的にもたくさん意見をいただけます。そのたびに、新しい考え方を知れます。考え方や、思考をかえることは難しいですが、スポーツのようにデザインも何度も練習することが大切だと思います。知らないことを知った時、心が動いた時、私はこの仕事をしていて良かったな、成長できるなとやりがいを感じます。
【スタッフB】
お客さんに喜んでもらえたときはもちろんですが,ディレクターという仕事の上で言うと色んな業界の内面に入っていける時です。仕事を進める中で自分で調べる必要なもちろんあるもののヒアリングや打ち合わせの中で業界の裏の話が聞けたりして新鮮です。制作会社によって得意な業界は違うと思いますが今やあらゆる業界に必要不可欠な「Webサイト」という媒体だからこその面白さだと思います。色んな視点や考え方が身につく、役得な良い業種だと感じています。
【スタッフC】
会社の人数が小規模だと、色々な業務に携わるので、スピードと責任を求められ、自ずと、様々なスキルが身につく感じがする。自分のやってみたい仕事など、上司の方に相談しやすい。業務外で、朝礼などもある為、休みの日でも(お題について考えたり)経済ニュースや、トレンドなど、常にアンテナを張れるようになった、かな(笑)