ダイヤのA23巻。
御幸が都大会決勝で9回2アウトから試合をひっくり返されて稲実に負け、三年生が引退してしまった試合を振り返り語るシーン。
「一生忘れられない試合」
表現をしていますが、夏の甲子園、ダイヤのA(エース)で舞台となる甲子園は負ければ引退という試合を何度も繰り返していきます。試合に出れない3年生もいれば、ベンチにも入れずスタンドから応援する3年生もいます、予選でけがをしてしまい負傷し試合に出れない者もいれば、1年生や2年生でも試合に出るものもいます。最後の最後で負けた青道は3年生引退になり、新しい世代のスタートになりますが、真っ先に負けた試合を振り返る2年生捕手御幸はキャプテンに任命されます。
サッカーでも冬の選手権が高校サッカーでは最も大きな大会なので、その選手権で試合で負けた悔しさはたくさんありますしわかります。ただ涙を流して辛いのは、自分のミスや自分の行為によって期待してくれている三年生や二年生の方に応えることができなかったときです。特に1年生から冬の大会に出してもらっている場合など、最後の敗退をもって三年生が引退になるので試合に負ければ、自分がシュートを外せば三年生を引退させてしまうんです。
そんな試合を自分の力で結果を変えれなかったとき、決めれるべきポイントで決めれなかったとき、試合後の先輩の涙を見たとき、これはやっぱり今でも覚えているので一生忘れられない光景です。今でも16歳の高校1年生の冬の選手権の試合で、1対1で抜け出しキーパーの頭上を狙ったシュートをパンチングで防がれたのは覚えています。
20年経ちますが、仕事でも本当にずいぶん前なのに覚えている光景がたくさんあります。仕事の1つ1つも全部顧客やスタッフの信頼や期待から1つ1つができあがっています、なので営業もそうですが制作なんか思い出なんかも本当に覚えています、そんな「一生忘れられない試合」のような「「一生忘れられない仕事」をやっていきたいものです。
※ダイヤのA(エース)はいつのまにかACT2になってました。青春にかけ夢を追う若者はいつも美しいものです。