「あなたは加害者?それとも被害者?」
「あなたは加害者?それとも被害者?」
弁護士法人あしのは法律事務所さんが上辞されました。
弁護士さん?法律?トラブル?普通に過ごしていると触れることもないし関わることもないような分野だからこそ、いざトラブルの当事者になるとなかなか疲れます。さらに関わること自体が本当に嫌になることでもあることも多く、こういった法律分野というのはどうもサッカーのようなエキサイティングさがあるわけでもないのと、積極的に興味がわいてくる分野でもないような、というのが普通の感覚に思います。加害者と思ったら被害者になってたり、などはまさにこれ。
ただ、法律の分野に関して言えば、昔も今もやっているNHKの法律相談番組だったり、行列のできる法律相談所なんかもいちおう法律の問題をどのように考えるという題材なので、第三者的に考えるには結構楽しい分野だと思います。これは犯罪でしょうか?それとも犯罪ではないのでしょうか?などの話です。
いい仕事をして依頼人に感謝されるのが弁護士さんの仕事
法曹の分野については新聞でも読みますしニュースでも出てたりするので問題になっているそうですが、法律自体面白い分野でもあるのにかかわらず、それでも最近は法科大学院の受験生が少なくなってきているとか問題もあります。この本は、学生さん向けに書かれている本なのでわかりやすいことに加えて、あとがきに触れていた部分は最も共感。
法律の分野を知らないのは、これは弁護士さんだったり法律に関わる人の努力が実を結んでないこともそうなのかもしれないですが、そのまま引用
「純粋に弁護士をはじめとする法曹の仕事が魅力ある仕事だということをより多くの子供たちに知ってもらいたい、進路に悩む高校生に法曹が夢のある仕事だということを伝えたい、と切に願ってます」
弁護士に憧れて法学部にきました!という目をキラキラさせて入学する学生さんは少なくなってしまったのでしょうか、自分の行っている仕事の分野が魅力なくてなり手が少なくなるというのはすごく淋しいこと。法曹は困った人を法律という武器を使って人を助けて感謝される素晴らしい仕事です。いい仕事をして依頼人に感謝され、世のため人のためになる、これが弁護士さんの仕事。
受験で悩んでいる中学生や高校生は、リーガルハイの古美門研介先生を見て堺雅人さんの演技に感動すればいいと思います。
リーガルハイ、これは面白かった。やっぱり堺雅人さんすごい。面白い!けど弁護士ってすごい、こんな感覚から入ってもらってでも興味がわけばいいのに、と思います。
webやネットの仕事してますが、こういった自分の業界が前よりも魅力がないと言われたり希望者が少ないなどと世間で言われるようになるとすごく悲しい気持ちはわかるわけです、自分のこと事務所のこともそうですが教育という視点で言えば法学部で法律学んだ以上その学んだことが活きて欲しいというのは当たり前。たくさんの人がこういった法律を知るきっかけになればというときの本ではないかと。
法学部卒業して法律一所懸命勉強した身からはやっぱりそう思います。