本多静六さんは東大の教授でありながら独特の思考方法で一台で財産を築いたという稀有な人物。
お金持ち富裕層の考えをまとめたというよりも、独特の職業倫理に支えられた内容に共感を得ました。
特に仕事や職業に関してですが、人生において起きている時間の半分は仕事に関わっている、とすればその仕事が楽しくなければ人生も面白くないものになってしまう、と思います。
という考えについて本多さんも
「人生の最大幸福は職業の道楽化にある。富も、名誉も、美衣美食も、職業道楽の愉快さには比すべくもない。」
仕事が道楽と思えることが最も楽しい人生の楽しみ方なのでしょう。
いい仕事を行う→顧客が喜ぶ→周りまわって礼が返ってくる → よりいっそういい仕事をしようとする
こんな循環をぐるぐる回せれば、仕事は道楽化していきます。
このような職業倫理を身につけようと思うことからまずはスタートする、こういった共感がありました。
少し前の方なので渋沢栄一など歴史の教科書に出てくる人物も出てきますが、時代変わっても代わらないものも多いんです。
それが原理原則、です。