■ 「少し先の未来」を予測する クックパッドのデータ分析力
著者の中村さんがクックパッドの中で「たべみる」事業をうまく軌道に乗せる中でどういったことを意識して行動を行い、結果を出していったのかを紹介している内容ですが、要所にたべみるの価値であるデータの部分の引用が出てきます。こういったデータ関係の本だと普遍化しすぎると面白い内容にならない教科書ですし、その業界に特化しすぎるとまた楽しくないというのがあるのでちょうどよいくらいの感じでした。感覚ですがマーケティングのセオリーなど知ってても実行できるかは別問題ですし、実行しても結果に結びつけるのはまたこれも別問題なので、データ分析に関してを事業化する点はとても参考になります。
内容で特筆すれば
・1秒内のウェイト時間はまだ許せる
・データそのものは油田の油。価値を作るには精製して利用価値にすること。
このような表現は新鮮です。読んでみるとすらっと読みやすい本でしたのでデータ分析などの最初に読むなら興味が湧きそうでいい本でした。