人生に七味あり、は江上剛先生の銀行を背景にした小説です。
移動距離が伸びると自然に経済小説などの物語を読む時間が増える、法則からすると、本気で姫路に引っ越すとかでもいい気がしてます最近。移動距離はどうしようもないので、オンとオフの切り替えになるし、1日1時間~2時間固まった時間は必須ならその中で何かをすると決めて行うこともできますし。
で本題。
江上先生は面白いです小説、元みずほ銀行だそうですが、プロフィールを見て、『「金融腐蝕列島」(原作:高杉良、主演:役所広司)のモデル』というのもびっくり、あの映画は就職前に見て著書も読んで複雑なビジネスの世界にゾクゾクとワクワク感を感じたものでした。
色んな本読んでますが、啓発系も読めば小説も読めば銀行を背景にした小説もまた非常に面白い、時おり
「夢で食っていけないけど夢がないとやってられない。この飲食店を中心とした会社では銀行出身の自分では夢を作れない。作った夢を計画もって実行することしかできない」
「本気でこの会社で仕事するスタッフを守るのならちょっと悪になっても構わない。本当に大事なのは銀行でも株主でもない、少しでも会社をよくしたいと働く従業員のためなら俺はやる」
などの経営の本質論が出てきます。
「うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ」= 人生の七味 これはわかります、まっかっかになったらそれも人生に深いコクが出ます。