選手・監督が変わってもなぜ強い?北海道日本ハムファイターズのチーム、藤井さんの著書です。
日本ハムって不思議なチームでダルビッシュ投手なんかメジャーに行ってしまったり、大谷投手(選手)もピッチャーに専念したほうがいい気もするけど結局二刀流してたり、そのうえに菅野選手なんかからは嫌やって断られていたりなどなど、思ったとおりに人選できてない感じなのに結構筒よかったりします。
この本はプロ野球ビジネスの裏側のマネジメント部分を書いていますが、プロ野球などのビジネスって勝利が大事だとしてもお客さん=ファン目線が大事な部分も多く、3試合見に行って2勝1敗なら勝率がいいほうなんです、優勝するハイレベルなので、負け試合も楽しめる工夫は必要と言うわけなんです。この辺の意識が非常に面白い。負け試合を楽しめる要素。
他にはスポンサーさんとの営業で、地域に密着して営業3名で法人営業でスポンサーを獲得する話も非常に興味深いし、特定の選手だけに入れ込んでもらうような形での応援は控えて欲しいなど、球団としてどのような会社さんに応援して欲しいのか、どのような地域との係わり合いを望んでいるのかが紐解けます。素晴らしいです。読んでいるだけで日ハムがなんか好きになってしまうような、そんな内容でした。
選手で言えばダルビッシュやハンカチ王子斉藤投手、そして大谷選手などこと話題つくりもほんとにうまい、メディアを意識して戦略が上手な気がしますし、何よりも北海道に行ったらドームに行ってみたくなりました、すごい本だと思います。