帰責事由、というのは責任がどこにあるのか、という点についてのことです。
責任が帰っていく事柄、こんな意味です。
法律的には、故意や過失、ですが、故意は当然としても「不作為による故意(わざと)」も含まれます。
典型的な事例がミルクをあげなくて赤ちゃんが死んだ場合のお母さんの責任、これが何もしないことが罪になる、という責任の事柄です。
と考えていくと、全ての事項はつながっている以上帰責事由を自分に考えていくのが得策かと。原因自分論というもの。
悪いのはすべて自分のせい。うまくいったことはすべて人様のおかげという発想が原因自分論。
業績が上がらないのも、人が育たないのも、うまくいかないのも、スタッフがミスが発生するのも自分が悪い、と考え、景気が良くないのも、すべて自分に原因がある、と考える。
また、自分にすべての原因があるのだから、その原因を改善できるのは自分しかいないし、自分のどこをどう直せばよいか、考える。
悪いところが見つかったなら、すぐに直し、愚直に実行してみる。
不作為犯、という言葉は「作為義務を持つものがすべきことをしなかった責任に対しての犯罪」。
強く意識していかないといけない、と改めて思います。