■ ロックフェラーが知っていたもうけ方
小学校の図書館なんかに「エジソン」とか、「野口英世」とか伝記本がたくさんあって歴史上でも有名な人が紹介されていたというのは、結構どこの小学校でも同じようです。ただあの伝記本を読んで、自分もエジソンのようにすごい発明するぞ!など全く思えなくて、遠いえらい人のような感覚をずっと持っていたような気がします。まだ、地元の英雄と言うことで粘菌学者の「南方熊楠」のほうが親近感がありました。
と言っても同じ人間。国籍は異なれども同じような人間なのでと考えていけば、賢人や偉人から今なら何かを学べるはず、というわけで読んで見ると随所に出てくる信仰の部分の多さです。敬虔なクリスチャンだったのでロックフェラーの信仰部分表記が多かったのですが、何かを成し遂げる人の気持ちの強さがすごくわかります。そもそもロックフェラーがどれだけの素晴らしい事業家で慈善事業も行っているのかですが、善きことを考え善きことを実行する強さをひしひしと感じました。
富を得て名声を得て、そして慈善事業にも全力で取り組む、ノブレス・オブリージュです。
賢人や偉人を読むことにはそれだけでも大きな価値があります。