ある日突然40億円の借金を背負う

ある日突然40億円の借金を背負う――それでも人生はなんとかなる。

なんとかなります、ある日突然40億円の借金を背負ったとしても、という話です。
著者の湯澤さんですが相続で引き継いだ会社が借金40億円あり、利息だけでも毎月の支払いがとんでもない状態の中会社の立て直しを始めます。40億円なので簡単に払えるものでもなく店舗のマネージャーは機能しない、スタッフも仕事をしない、注意をしたり叱るとすぐに辞めてしまうなどの大変な状態が続きますが、少しずつなんとか改善を進めていきます。

・利益の出る事業・ポイントを見極める
・社風や風土などの利益が上がる社内なのか見極める

ことが大事と事業承継の仕事をしている先生に聞いたことがありますが、正にそのとおりな気がします。不採算部門などは延命措置もいいのですが、期限切るのも大事ですし40億円なのでまずは返済の見込みを考慮しないといけなくて、そこからどうするか、というものです。普通。アーバンコーポレーションなんか倒産前の決算が、売上243,685、利益61,677ですごい数字になってますが、これで倒産なのは棚卸資産が多すぎでキャッシュが回らんのもわかるわけです。こういった内容を見ていくといろんなものも見えます、40億円払えなくても何とかなった話ですがこういった話っていっぱい聞きます。復活した場合しか話してくれないのと、かなり長い時間かけないと聞けないのが辛いのですが。

明日は我が身。