働かずに1億稼ぐ考え方: 小池則雄さん
和歌山県の社長さん、ということだけで買って読みました。サーティワンアイスクリームやタックルベリーのメガフランチャイジーのオーナーさんですが、タイトルはすごいインパクトありますが、内容はすごく理解できる内容ばかりです。経験則を噛み砕いて書いてくれているのでわかりやすく、さらにその行動の考え方や理由まで書いてくれています。
特に最後の部分などの、経営についての考察や深い部分が最も共感できます。最初は豊臣秀吉のように、何とか成しあがっていく方法を考えたけど少し地盤もビジネスも育ってくると何か価値あることをしないといけない、と織田信長に憧れや敬意が生まれ、そして今では事業を承継し継続するにはと徳川家康の発想が好きになってきたという話。なるほどです。世の中時代の流れや経験と共に、そうやってできているんです。
わけあって教えてもらって本を読みましたが、ランチェスターの地域戦略、一転突破の部分や考え方、実行方法などもそうですし、働く意義や生きる意味などの経営哲学のような部分もとても共感できます。こういった一回りも二回りも上の方の本を読むと、自分が至らない部分も気付くのですが、気にしないとか任せているので触れないとか、捨てる部分が合理的で判断基準が早く回るなとすごく感じます、器用貧乏から脱出しないとあかんです。素晴らしい本でした。