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『海難1890』という和歌山県での美しい映画

『海難1890』http://www.kainan1890.jp/

日本・トルコ合作映画『海難1890』が12月5日に公開されます。
これは、有名なエルトゥール号の話です。

トルコ船のエルトゥール号が日本は和歌山県の本州最南端串本沖で台風に遭遇し、船が転覆という事件が1890年にありました。串本の人々は座礁したトルコの人たちを助け、言葉はわからなくても溺れた人を助け、生き残った人たちを看病し食事を採らせたという話です。実はこういったことがあって、日本から遙かに遠いこのトルコの人に「好きな国はどこですか?」と尋ねると「日本!」という答えが多いというそうです。

『困ったときはお互い様の精神で』

軽く言いますが、昔からそういった価値観は強くあって、たぶん同じ現場同じ状況だったら助けますし、国が違っても言葉が違っても助けるのが当たり前だと(個人的に)、そんな文化や教育で来たので当たり前だと思うんです。そんなわけで串本には、亡くなったトルコ人の方を祈るトルコ記念館があったり、今でも友好関係が深いんです。

『海難1890』はそのトルコのエルトゥール号の事件と共に、1985年のイランでのトルコが日本人に対して行ってくれたイラン・イラク戦争での話がストーリーとして出ています。要約すると、

『1985年のイラン・テヘラン。サダム・フセインが48時間後にイラン上空を飛行するすべての飛行機を無差別攻撃すると宣言。日本大使は救援機を要請するが、日本では迅速な対応が難しい状況にあった。
その間にも他の国々では救援機が到着し、徐々に日本国民だけが取り残されていく。日本人の多くは、イラクからの砲撃が続く状況に危機を感じながらも、すでに家族と脱出を諦めていた。そんな中、ある日本人が、トルコに救援機を頼むように進言。要請を受けたトルコ首相は、救援機を飛ばすことを承諾する。ところがテヘランの国際空港には日本人の他に、救援機を待つトルコ人たちで溢れていて、とてもトルコ人だけしか乗れない状況だった』

このあと、トルコでは日本人を優先して飛行機に乗せ、自国民は陸続きなのでと、救援機に乗れなかったトルコ人約500名を、陸路自動車でイランを脱出させたのですが、なぜトルコ人が日本人を救ってくれたのか、彼らは100年前のエルトゥール号事件の恩を忘れていなかったのです・・・。そこには、トルコ人たちの真心がありました。

地元が和歌山県民なのでやっぱりこれは見ないといけないです。国がどうとか道徳がどうとかありますが、小学校とか小さいときに見ていたほうがいいのでは、と思う映画です。やっぱりこういった価値観は、常に知っている人や古い人が伝えていかないといけないものと思います。
日本・トルコ合作の映画だそうですが、『困ったときはお互い様の精神』はヨーロッパも日本も関係ありません。人としてあるべき姿が時を隔てて形になる、そんなものです。

映画『海難1890』特別映像

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趣味はマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく仕事し、よく経営する。

常に明るく前向きに、夢を希望を抱いた経営を。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

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