スベらない商談力。
ビジネス上のコミュニケーション技法について学びたい、と考えてもらえればあらゆる部分で学びになる本でした。コミュニケーションって難しく考えると難しいのですが、「相手にとって何が興味関心あるのだろう」と考えていけば、ゴルフ嫌いな人にゴルフの話しても仕方ないし、商品ばかりを話されても知らないことばかりだと興味を抱かないしあくびが出るのが当然のことなんです。
「できない約束はしない」
「小さなことをないがしろにしない」
「商品特徴をどんなに説明されても、お客様は買う気にならない」
仕事でも生活でも全く同じです、スベらない商談力と書いてますが、コミュニケーション全般に通じることなので改めて読んでも再認識として参考になりました。特に、「できない約束はしない」についてですが、とある先輩経営者さんなどは
「約束して忘れたり失敗したらそれが落ち度になるので、約束はほんとにしない癖がついてるから」
と言ってました。可愛がってもらっている年は3回りくらい異なる方ですが、今になるとこれはわかります。
約束をした以上守らねばとなるので、期待感を持ってもらうことになるし、それができてないと不評になるならしないほうがいい、と。ただ、やれることはやる、これが大事という感覚はほんとにわかります。
あと、何も何かを売る営業でなくても、『どういった気持ちなのか?何をすればいいのか?声にならない表現し図らいイメージや想いをカタチにするには?』という仕事なので、意図を汲み取ることや、意図を話しやすい環境を作って話してもらうなども本当に大事。なので営業だけでなく全ビジネスパーソンに通じる内容の本でした。