計画的偶発性理論(プランドハップンスタンス)=個人のキャリアの8割は予想しない偶発的な事象によって決定される
計画的偶発性理論(プランドハップンスタンス)というものについてですが、横綱白鵬が昔日本に来た時には60kg台の体重しかなかった話を聞いたことがあります。今は大横綱ですが、色白でひょろっとしてたから「白」鵬だそうです。最初は学者になりたいなど夢があったそうですが、ひょんなことから日本に来てそのまま「ひょろっとしてるしあかんかったらすぐにモンゴルに帰るんやろうな」という少年だった白鵬が、トレーニングや稽古を重ねて今に至るストーリーですが、最初から横綱になってやるなどはやっぱり思ってなかったようで。
思ってたらたぶん稽古も小学生くらいにやってただろうし、もっと身体もできていたはず。
アメリカの社会人を対象とした調査によると、18歳の時に考えていた職業に現在就いている人は、全体の約2%にすぎなかった。個人のキャリアはけっして「計画」に基づいてのみ歩まれているわけでなく、「偶然のチャンスを活かす」ことが、次なるキャリアへの道を開く『計画的偶発性』クランボルツ
— 四代目 螺子松 (@nejimats) 2014, 12月 27
そう考えていくと「キャリアプラン」などは結構流動的なものであって、デザインをやりたいや、OOを作りたいなどのキャリアが変動するのが当たり前のような気がします。私の場合には大きく「ビジネスで通用する実力つけたい」だったので、何を?とは深いものではなく、会社で最も信頼される人物、というぼんやりした視点やビジョンなどがあったのでキャリアがどうこうは全く考えてませんでしたし、そんなものかもしれません。
そんな大枠だけを見ている方が大成するんでしょう、たぶん。
先輩経営者見ても結構違う道でガンガンやっている人が多いのは、計画的偶発性理論が経営にもあてはまるような気がします。