『「ノルマがない」という恐怖「ノルマのない会社に就職したい。」
1993年の就活当時、私はそう思った。本当は「働きたくない」だが、生きていくためにはそうもいかない。』
ヨドバシカメラの採用チーム山下敬史さん、の文章より。
今年も採用は山下さんでリクナビにコラムが掲載されています、いつかお会いしたいと思っていますが山下さん。等身大の立場から本当に感じたことをたくさん学生さんにわかりやすい文章を書かれていて、自然に読んでしまうような内容ですが、去年もブログ書いてました。
目線が降りてきてくれているというか、仕事している人一般に通じるものだと思います。山下さんの文章は。
そこで今回のテーマ、「ノルマがない」という恐怖についてですが、ノルマがないということは「販売しないと帰れない」とか、「売れなかったらペナルティがある」とかそんなものではないということだと普通は感じると思います、山下さんもそう思ったそうです。
ただ、ノルマをある日突然決められたことから、しぶしぶながらにでもカメラを販売しようと知識を覚え、トークを身につけていくとノルマを達成できるようになり、仕事が楽しくなったと言う話。山下さんの文章にもありますが、
『世の中には、自分で目標を決めて自ら成長できる人と、他者に強制されないと努力できない人の二種類がいる。私は完全に後者だった。
もし当時上司が私にノルマを設定していなかったとしたら。そう考えると恐ろしくなる。当時の私は、「商品知識を覚えてスラスラ説明できるようになってから接客しよう」と思っていた。これは、「泳げるようになったらプールに行こう」と思っているようなもの。
順番が違うのだ。本気で泳げるようになりたい人は、「まずプールに行こう。水に入って練習しなきゃ泳げるようにはならない」と考える。そういう人には、ノルマはいらない。プールに行くことを強制したり練習量を押し付ける必要も無い。
残念ながら、私は違う。努力家でもなく向上心もない。なんとなく仕事をしているだけだった。だから上司が鬼コーチ役を務めてくれたのだ。なかなか水に入ろうとしないカナヅチに泳ぎを覚えさせるために。おかげで私は溺れ死なずに済んだ。「ノルマがない」それは、とても恐ろしいことかもしれない。』
これを見てもノルマは不要になるのかな。ノルマノルマ言わない会社だと、どこから何かか誰かが倍以上の生産性なのか成果なのか結果なのか努力があるからこそ、うまく回転する事実が存在しています。個人的にはがんがんノルマなんかつけて、うまくいけばばんばん仕事やお金を回して事業するのが正しいと思うので、ヨドバシさんのように優しい環境に作るまでには時間がかかります・・。