ヘミングウェイの作品と言われるものの中に有名な「6つの単語で物語を作る」と言う話があります。
その代表作で言うのが、『For sale: baby shoes, never worn.』 日本語訳で言えば、赤ちゃん用の未使用の靴を売っています、という内容。
何で赤ちゃん用の靴が未使用なのでしょうか?きっと赤ちゃんが生まれたのでその赤ちゃん用の靴を買ったのに、病気か何かで赤ちゃんが死んでしまい、結果未使用で売ることになった、というストーリーが6つの単語に含まれているわけです。
靴を売るのは誰なのか、この未使用の靴を誰が買うのか、フリマで買うのか、路上で寂しく売るのか。想像が膨らみます。
ただヤフオクとか楽天オークションではないような気がします、ヤフオクなら未使用の靴とか言っても、「それは嘘でしょう。新古品でしょ」とかちゃちゃいれそう、物語ではありません。
磨くものは技術だけでなく肝心な伝える力。ユーザビリティなんかもこの1つ、伝わらないと始まらない。余韻がないと動かない。