もし、圧倒的なファクトがなければストーリーづくりに注力すればいい。ひろのぶさんのプノンペンのジョー理論もそうだが、今から世界一周に出て中途半端に終わるより、学生時代自分が一番熱中した事、涙したことをできるだけ丁寧に「感情」に重きをおいて伝えればいいと思う。
— 西島知宏 (@t_nishijima) 2015, 3月 29
IQとかEQとか言いますが、何かをするときには感情がないと何か動かないというもの。
A.「私はアジアを旅して見聞を広めた」
B.「私は、アジア、とりわけカンボジアで学んだ」
C.「土砂降りのプノンペン。停電した夜の暗闇で出会った、ジョーという男の言葉で、私は気づいた」
■ A.B.C、どれが人の心に響くと思いますか? という電通の田中さんの話・・プノンペンのジョー理論。
本を読んでOOOとか、人から聞いてOOOとかもいいんですが、新潟生まれ、新潟育ち、美味しいコメを食って生きてきた田中角栄さんが「コメはうまいほうがいい。飯はうまいコメがいい。だから新幹線を新潟に伸ばすんだ」と言ったとか言ってないとかありますが、新潟の人なのでコメはうまい、美味しい米を食ってるからこんなうまい米を日本に流通させることが幸せな世界作りなんです。
感情を揺り動かされるような出来事、そんな出来事が何よりも響きます。
田舎から夢を抱いて出てきた18年前、がむしゃらに勉強ばかりした学生時代、予備校代を掛け持ちバイトで必死に貯め、予備校自習室をハシゴしながら勉強ばかりで過ごした青春。ゼミで1人卒業に必須でない卒論を書き、定位置と思われるくらいに毎日通った学校図書館、毎年ある母の日の試験日に今年こそ親孝行したいと思って望んだ司法試験、そして6回の挫折と8年間の勉強生活に終止符。情景が少しでも浮かべば、日陰者の悲哀が見えてきましたでしょうか。
ゴールデンウィークは司法試験受験生にはないんです、最近ようやくGWの日程を立てたりする生活に馴染んできました。不思議なものです。感情を揺り動かすことの大事さ。