僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話。
「仕事がハードならそれに負けないくらい遊びも充実させたほうがいい」という内容の言葉があります。他にも人より10倍多くやっていることがあったほうがいい、とか、もありました。
仕事ってなんともいえないのですが、受け入れるとか馴染むとかあまりそんな感じでもなく、生きる一部程度に考えるのがいいのかも。楽しく生きたい、と思うなら血のにじむようなハードなトレーニング必要ですし、そうすれば後で楽になるのが普通なのと、今ハードだけど今後もどうせハード、と思えばハードなことが普通と思えます。
心に残るフレーズなどをあげていけば
「夜中に呼び出されてもいい仕事」を選んだほうがいい。
「クライアントにもっと笑われよう」ユーモアは人を和ませ、人を幸せにするものだ。
「人間一番下と思うと気が楽になる」人間とはほどほどの位置にいると不安になるものだ、誰かに追い抜かれたらどうしよう、下に落ちたらどうしよう、と思ってしまうので一番下だと思うと気が楽になるものである。
「後輩を育てようなんて思わない」 など。
この中で最も大事なのは、「人間一番下と思うと気が楽になる」かなと。自分なんて何も偉くなければ世の中にイノベーションを生み出しているものでもない、など卑下して下に見ておけば、「それでも出会えて、仕事を依頼してもらって相談してもらって、うちで仕事してもらって」などの偶然に嬉しく感じるものです。若い頃は、周りが悪い、会社がどうだ、同僚がなんだ、などなど思ったりするのですが、親しい人やお世話になった方が逝ってしまうことが多くなると本当にそんなことばかり感じます。
いい本でした。