伝え方が9割に見るライターの力。
『そうだ!京都行こう!』 という有名なキャッチがあります、サイトもあるし、JRとかCMなんかでもよく見る言葉ですが、「京都行こう」だけでは普通すぎて印象が薄い、そうだ!入れると印象が変わる。こういった言葉たくさんあって、「あ、小林製薬」とか、「お、値段以上、ニトリ」とかもそう。「夏こそビール!」とかもそう、昔村上春樹さんの小説のエッセイに(安西水丸さんが挿絵のどれか)「夏こそうなぎ!」「夏こそ海!」など多いので、「夏こそタクシー!」でもええじゃないか、のようなこと書いてましたが、ええです。
あと、痴漢が多い地域でとあるライターが「みなさんのおかげで痴漢が捕まりました、ありがとうございました」とポスター貼ったら痴漢がいなくなったという話も聞いたことがあります、この話は入ってませんでしたが、言葉は武器、言葉はものをあらしめる、言葉が魔法、そしてペンは武器より強し。言葉を使う仕事をしているのでこれはすごく感じます、表現技術や方法もそうですが、まずはその力を知ることがすごく大事であって、こういう仕事だから武器を適切な場所できちんと使いたいもの。
物を書く方やこういった仕事してる人には非常にいい本です。