海外で活躍する日本人~八田與一さんの動画を見ながら。
前にとある方が「自分は台湾のハーフなんです」という方と話をする機会があり、台湾の話をしていると自然に八田與一さんの話になり、違う国で活躍する立派な人もいるんですねという話になりました。
八田さんは100年ほど前に、台湾の地で大きな烏山頭ダムというダム建設を行い、水害がひどかった地がそのおかげで今は台湾一の穀倉地帯になっているという話です。烏山頭ダムと八田さんの話は台湾の教科書にもなったそうで、素晴らしい方がいるものだと感心・尊敬していたのですが、実は動画がありました。
関西ローカルのビーバップ!ハイヒールと思いますが、八田さんと烏山頭ダムが紹介されています。
動画を時間あるときに気づいたんですが、一般的に、ダム建設にあたっては必ずケガ人や負傷者、またダムの事故があります。そしてこの烏山頭ダムでも同じように死者があったそうです。自分の担当している現場から死者がでる、家族を残し死んで行くものの上司の気持ちはさぞ辛いことでしょうが、その悲しみを乗り切って烏山頭ダムを完成させます。
仕事で仲間が死ぬことは今なら滅多にありませんが、死んでいく仲間が残した仕事を辞める、というのはふつう考えづらいものです。最初はそういうつもりでなくても、そのような大きな期待や背負うものが大きくなることもよくあることです。烏山頭ダムにはそのような亡くなった方やそのご遺族さんの想いが詰まっています。
海外で活躍する日本人はたくさんいますが、仕事を通じて先に逝った仲間の想いを果たすために仕事を全うした八田さん。この地域は今も水害がなく穀倉地帯だそう。