カーネーションがNHKでやってますが、その原作となった小篠さん一家の本がこの
「だんじり母ちゃんとあかんたれヒロコ」。
3姉妹を子育てする中での面白いエピソードと、ちょっとした人間味溢れる様が楽しく綴られています。
今では3姉妹は世界的な有名デザイナーになっているのだから、親の教育がどうというよりも素晴らしい背中を見せて育ったのだと感じます。
ぼくのように3兄弟で育ったものとしては、すごく共感がありました。兄弟が多いと年齢が近いとけんかもしましたし、テレビのチャンネルのけんかもありました。ドラゴンボールを見たい派と、ドラマを見たい派でじゃんけんで勝負をするなどもそうですし、ゲームのことなどで何かともめていたような気もします。
教育がどうというよりも、価値観を磨くことが最も大事な気がします。
「アメリカに留学しないといけない」とか「国立大学にいかないといけない」というよりも、親としていい仕事をして背中を見てもらいながら、その価値観を教えていくこと、どこの高校や中学に入ったからそれでいいというわけではなく。
「努力に勝る天才はなし」
「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」
「宝くじで一等なんかあたったら、人生変になるからあたってほしくないわ。」
なんてことを言う親に育ったおかげで、額に汗流してこつこつと仕事を行うことが最も素晴らしいという価値観で今いるのも、この小篠さん一家の本を読んでつくづく感じる部分です。