最近葬儀に参列してきた。
葬儀になると故人のことをいろいろと考えたり思い出したり、思い巡らせながら思い出の世界に浸りつつお経を聞いたり、お別れの言葉を
聞いたりする。今年は3回目の年男、今まで振り返ると、お世話になった方や指導してもらった先輩、経営者、先生など多くの方に何か恩返しをしなくてはいけないのにできてないことに多く気づくようになってきた、また3回目の年男なのでそういう年になっている。やはり、今の私に出来ることはしっかりした仕事を行い、今をしっかり生きることで教えてもらったいろんなことが活きています、と恩返しするしかないと思っている。
けど故人のことを思い出すとまだ何も恩返しもできていない。
会社をしっかりするのもそう、企業継続を行い雇用を生み租税を払い貢献をすること、そして会社継続するも成長するも人次第なので、人材の育成や考え方を随所に伝えていかなくてはいけない。人材にはいろんな人材があるが、クレアネットにはインターンや実習生など割といろんな人がよく出入りしている、仕事の合間に少し話をしたりするが、話を聞き終わった後に元気になって「仕事は色々あるけど、早速今日から気合を入れて頑張ります」と心の炎に火をつけて燃やしてくれたらありがたいもの。それが今の役割であり使命であり、ひいては恩返しにつながると思う。
こんなことを考えたら恩返しのために仕事してるみたいな感じですが、それはあってます、受けた恩を返さないと、という動機は非常に大きいんです。ふと、世の中でいう成功している立派な方、たとえば松下幸之助さんなど立派な経営者さんはもっとやり方であったり、いい伝え方があるのかなと感じるときがある。
「そんなに頑張らなくていいでしょ。評価も変わんないなら適当にやっておけば」
「そんな会社で仕事しても意味がない。辞めて別の会社で他のことをしたほうが意味があると思う」
「若いうちに変な会社に入ったね。時間は二度とないんだからもっと楽しい時間をすごさないと損」
「朝から晩まで会社にいいように使われているだけでしょ。将来は将来で何とかなる。今を楽しく生きないと」
「学生時代と変わったね。そんな仕事をするのが学生時代の夢じゃなかったのに。そんなところ辞めたほうがいいんちゃう」
ちょうど前に、マクド行ったときにこんな会話をずっと聞いていたので、言う意味や内容はわかるんだけど、言っているほうと言われているほうの関係が気になった。たぶん言われているほうはまだ20代前半で、言っているほうが先輩か同期なんだろうけど、本当に言われるほうのことを心配してるんかな、という気になるもの。
言うほうも理解しずらいし、言われるほうの相談も理解しずらかったけど、聞く相手が間違っているような。もう少し大人の人の、もっと成功した人の話を聞いたほうがいいような気がするし、参考にしたほうが悪いこと言わないが正しい気もする、と感じる。まあ学生のときの会話とかなんてこんな会話ばっかりでしたわな。成功する人の考え方の180度異なる考え方。
「ぶつぶつ言わんと、まずは仕事は石の上にも3年。3年経ってから考えても遅くないぞ」
学生の価値観と全く違う世界に来るので、このままやっていてうまく将来成功できるのか、キャリアが積めるのか、失敗するのかもわからない不安定な状態なのが新卒だと思うけど、そんな揺らぎの中では、冷静に聞いたらわかるんだろうけど、上記のような不安を大きくするような言葉を多く持ちかける先輩も多い。20代なんて、失敗も人一倍すればいいし、30台よりも体力も気力もあるから、一所懸命努力して真面目に働けば、必ず成果につながり経験値も上がる。そっちのほうが長い目で見れば絶対幸せだと思う。
間違いを諭すこと = エネルギーを奪わないようにすること にならないようにしたい。難しいけど。
■ 仕事の流儀
こういった場合に伝える流儀はまだまだ一流にも超一流にも及んでいない。