男はお金が9割のアマゾン書評についてですが、「男はお金が9割」というタイトルの本があります。
内容は私利私欲的な部分が多かったのですが、欲が全くないということよりも大きな欲を持つのは大事であってカネが欲しい、名誉が欲しい、地位が欲しい、などをギラギラさせることは絶対的に悪くもないですし、誰もが持つのが普通かと。
ただ、お金があればそれでいいのか・・幸福の価値基準 カネのためにだけ仕事をするのか・・仕事の基準 カネを儲けていろいろ使うだけが人生の目標なのか・・人生の目標 家族や会社はどうあるべきか・・家族観や会社観 など考えていくと、「お父さん、カネさえあればええと思ってる。だから法にも触れるし嘘もつくし、悪いこともたくさんするよ」とはなかなか子どもに言わないわけで。
そういうわけで、この本にはコメントも賛否両論いろいろあるのですが、まずは欲を一切否定するのは難しいので、美味しいものを食べたい、いいところに住みたい、など欲はたくさんあるのが大前提。
次に、その中でもお金と仕事と人生と家族や社会を考えていけば、1年2年はよしとしても優先順位として楽して金儲けも長続きもしないのが見えてきます。会社を経営していると、自分がよくなりたいのもありますが、会社としてどうしていけばいいのか、もっといいサービスを作るには、働き甲斐のある会社にはどうすればいいか、そんなことをまあ経営者塾の盛和塾でも考えるので、金だけだ!とはなかなかいえないわけです。
自分の個人欲がやりがいになって、高い意欲で仕事できることも否定しませんし、仕事は報酬のためだけに働くのも当然ですし、仕事のやりがいとか仕事はしんどいけど楽しいとか、そんな仕事観を持っていきたいものなんです、と思います。けど読むと読むで面白い、そんな本です。