堀江さんの本ですが、「仕事したい」とあります。
仕事をしていない状態だからこそ、仕事に対して意欲や仕事で社会に貢献したいという気持ちが生まれたのだと思います。クレアネットでは研修生やインターン生を受け入れていますが、「仕事楽しいな」とか、「仕事の喜びはここにあるんだ」と肌で感じて欲しいんです。仕事が無い、仕事したいのに出来ないのは悲しいことです。昔ですが、居酒屋の赤提灯なんかサラリーマンが飲みながらぐちぐちするのに憧れたときがありました。10年くらい前ですが、当時はまだ仕事にも就いてなくてバイトの身分だったので、仕事がどうだとか、あいつがどうだとか、店長がどうだとか、バイトくらいだとあまり熱くなれないんです。
仕事をするようになったら、いつか居酒屋などで仕事の話をいろいろしたいな、と。そんな風に思ってました。
先輩からいろんな武勇伝や失敗談、昔の仕事の話など聞いていて飽きませんし、聞けば聞くほどバブルの頃を知らない世代からすれば面白い話。まっさらでバイトの話などしかできない分、『仕事とは』というようなビジネスの最前線の話はいつまで聞いても飽きませんので。
『世の中で一番楽しく立派なことは一生涯を貫く仕事を持つことです』福沢諭吉
この『ゼロ』を読んで、堀江さんがなぜこれほどマスコミ等に取り上げられるような人で魅力があって面白い人なのか、その理由がわかった気がします。特に生い立ちの部分での厳格なお母さんとの確執だったり、堀江さんのモノの考え方がこの部分を読めばだいたいイメージがつきます。その中で勉強を頑張ったりコンプレックスを持っていたり、仕事にのめりこんだり、そしていろんな結果逮捕されるに至ったり。失敗も多いほうが魅力的ですし、ネットの仕事の関連でもやっぱり堀江さんと言う人はすごい人だと思います、読むと仕事への意欲が改めて湧いてくるような、そんな元気が出るような本です。