お正月には時間があるので小説ヤマト運輸をようやく読むことができました。これは高杉良さん、金融腐食列島の高杉さんですが、高杉さんの本はどれもほんと取材などかなり時間かけていろいろ調べていて、その分現場の臨場感などがすごく共感できます。
青年社長のワタミの渡邊さんを題材にした作品もそうですし、面白いなすごいなとただ感心します。内容よりも高杉さんの話ばかりになってますが、実際にヤマトの小倉さんには高杉さんは会ってないらしく会わなくともこのような本をかける推察力・創造力はすごいことだと思います。
ヤマトが企業間取引から個人向けのヤマト宅急便に舵取りをしている経営の判断がこの本を読めばすごく理解できます。いきなり湧いて出てきたものでもないし、いろんな経営判断がしっかりあったうえでのこの判断の部分などは、やっぱりこのように時系列に読み解かないと理解できません。小説であるとしてもきっと小倉さんの手腕や考えはそれほど違いはないんだろうと思うので、読んだ後考えてみるとやっぱりヤマトの凄さであったり、小倉さんと言う人物が突出されているんだと感じます。