ですが、ソニーの歴史と現在のハワードストリンガー社長経営の状況が非常にわかりやすく描かれてます。
猿のウォークマンのCMを小学生のときに見ていた時代からのソニーを知っていると、学生過ぎたあたりで友人の父が早期退職でソニーを退職するという話のリンクが本を通じて繋がってきます。時代の背景をしっかり見極めるためにも、また経営に関しての継承の難しさも読んでいて納得を感じます。
井深さん、盛田さん、大賀さん、というソニーを作ってきた創業期と、出井さん、そして現在のハワードストリンガー社長の時期との違いが明瞭に別れていることが明示されています、では経営としては結果現状何が正しいのか???の部分までは誰もが踏み込めませんが、ソニー損保やソニー銀行など金融化している部分の強化は自動車メーカーなどと同じくやむを得ない気も若干感じます。
ただ非常に面白かった部分、多々でした。