大阪にも和歌山にも多くある天神さん、天満さん、そしてここ那智勝浦町にも菅公さんがおられます。
駅名から紀伊天満駅なので、もうそんまんまでして境内には八幡さんと地主さんも一緒におられまして、大津浪記念之碑もありました。大津浪記念之碑は、昭和19年東南海地震(マグニチュード7・9)の津波被害を知らしめるものでして、こんなところまで波が押し寄せてきたそうです。八幡さん、お伊勢さん、天神さん、お稲荷さん、順に多い神社の名前傾向ですが、しっかりここでは八幡さんと天神さんがおられます。
あと、天神社さんは那智護国神社でもあるので英霊におまいりできます。漁港の八幡さんに勝浦護国神社あったのですがあちらだけでなく那智はこっちになります。勝浦は漁港の町、那智は那智山のおまいりの町。あと宇久井にも護國神社があって宇久井神社になりますので、また次回はおまいりにいきますし、下里神社にも同じく下里の護国神社があります。明治維新から先の大戦まで、那智勝浦出身で国に尽くした先人が眠る場所が護国神社であって、ご商売をこの地でさせていただくにあたっては英霊におまいりすることが先ず大事だと思います。桜の花は戦争で散った友と同じように考えられていて、靖国神社や護国神社には桜が多く植えてましてその仲間たちを想って供養のため奉納されていたりします。今の時代に平和があるのは、命をかけて国をつくってくれた方たちのおかげでして、自分自身が40歳を超え人生半分を過ぎて後半戦になっているので、先達や先代に感謝を持つなどそのような気持ちが日に日に強くなるものです。
命をかけてでも守ってくれたこの国、和歌山県、那智、勝浦、というこの場所。そしてその英霊を祖先に持つ方たち、おまいりしない理由がないんです。