ゴトビキ岩は神倉神社、45mの石巌は花巖神社、そして瀧をご神体とする飛瀧神社。熊野は自然信仰なので、いわゆる鳥居とか拝殿などもある神社もあれば、そもそものこの自然豊かな存在をご神体とします。神社の社自体も元々は大きな木であったり、木と木を組み合わせたものだったりなどから始まったそうなので、立派な鳥居や拝殿だけがご神体ではありません。
まあ今でも、富士山のご来光だったりとお日様や山や海や川や空、そして岩だったり瀧だったりと自然を崇拝し感謝することは多くあったりします。時に大雨が降っても自然に怒るのではなく神様がちょっと怒っておられる、なんて発想も多くありますので。
そういった文化に馴染んでいるものの、ちょっと久しぶりに来るとこの飛瀧神社の迫力はまた段違いです。
熊野三山の水流の恵みが感じられますし、那智勝浦来るとここの飛瀧神社が見えるので、もうそれだけでもなんか気持ちが異なってきます。最近は外国人さんも多いのですが、ぜひ見てほしいですし言葉なくても自然の偉大さが感じられると思います。