みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」、完読です。
みずほフィナンシャルグループ(FG)が2011年から進めてきた「勘定系システム」の刷新・統合プロジェクトが2019年7月、ついに完了した。
富士通、日立製作所、日本IBM、NTTデータを筆頭に1000社ものシステムインテグレーターが参加したものの、2度にわたって開発完了が延期になったことから、なかなか完成しないスペイン・バルセロナの教会にちなんで
「IT業界のサグラダファミリア」とまで呼ばれた史上最大級のITプロジェクトだ。みずほFGは完了までに8年もの年月と、35万人月、4000億円台半ばをつぎ込んだ。
読んでて自分が関わった炎上案件などを思い出し、相当気分悪目になりましたが、現場の皆様が最も大変だと、しみじみ思います。大なり小なり組織一般にこんな感じの争いとかあるんでしょうけど、19年の苦悩、35万人月、4000億円台半ば、聞くだけでゾッとしますが業界にかかわる方みんなが読んでほしい書物です。主観的に人によっては気分悪めの本ですが、客観的にはなんじゃそりゃ?と思います。そんなものです。